OCRソフト用開発キット「活字認識ライブラリー」の導入事例 株式会社クレオ様

はがき作成No.1ソフト「筆まめVer.18」の住所録変換機能にパナソニック ソリューションテクノロジーの「カラーOCRライブラリー」を採用

  • はがき作成ソフトの付加価値を向上
  • 面倒な住所録作成作業を簡単にする新機能

No.1はがき作成ソフト「筆まめ」のコンセプト

株式会社クレオ 筆まめサービス事業部 企画推進部 企画開発グループ 課長 石田信広氏

株式会社クレオ
筆まめサービス事業部
企画推進部
企画開発グループ
課長 石田信広氏

はがき作成ソフトで圧倒的なシェアを誇る「筆まめ」シリーズは、1990年の販売開始以来、使いやすさと充実した機能で、数多くのユーザーからの支持を得ている。

株式会社クレオで、「筆まめ」シリーズの商品企画を担当する石田 信広氏にお話をお伺いした。
「最近は、デジタルカメラや家庭用プリンターが普及し、ご自宅で年賀状を作られる方も増えています。年賀状に家族の写真を取り入れたり、ロゴやイラストを編集するなど、皆さん、とてもオリジナリティーあふれる年賀状を作られていますね。私たちも、素材の充実、イラストや写真の編集機能の強化など、お客様にご満足いただくための商品作りに励んでいます」

同社では、常にユーザーの立場に立った商品作りを行っているが、最新バージョン「筆まめVer.18」にも、ユーザーの要望がダイレクトに反映されている。

「『筆まめVer.18』のコンセプトは、“簡単!安心!軽快!”です。たとえば、イラストの色を好きな色に変更できる新機能では、お客様のご意見をもとに、画像全体だけではなく、画像の一部の色も選択して変更できるようにしました。このように、お客様のご要望一つ一つに丁寧にお応えしていくことが大切だと、私たちは考えているのです」

住所録機能の強化にOCR技術が活躍

はがき作成ソフトで、重要視される機能の一つに住所録・宛名作成機能があげられる。
この住所録機能を個人のアドレス帳として使用するユーザーも増えており、同社では、機能拡充に力を入れている。

「年賀状を作成する上で、最も面倒なのが宛名書き。私たちは、この作業をどうしたら簡単にできるだろうと知恵を絞ってきました。『筆まめVer.18』では、住所録の入力を簡単にし、すばやく宛名作成できる機能が充実しています。たとえば、その一つが、キーボード入力が苦手なお客様のための『住所入力ヘルパー』です。これは、パソコン画面上に表示されるソフトウェアキーボードをクリックするだけで、数字や文字が入力できる機能です。また、郵便番号や電話番号を入力するだけで、すばやく住所に変換できる機能もあります」

「さらに、キーボード入力もマウス操作も苦手というお客様のために、『はがき読み取りツール』を搭載しました。これは、スキャナーではがきを取り込み、印刷された差出人の住所・氏名をテキストデータとして認識し、住所録に変換する機能です。入力作業をどこまで減らすことができるか?考えに考えた結果、この機能が生まれました」

この「はがき読み取りツール」には、パナソニック ソリューションテクノロジーの「カラーOCRライブラリー」が採用されている。
「いくつかのOCRエンジンの比較検討を行った結果、活字カラーOCRソフト『読取革命』など、長年にわたる開発実績とパナソニックブランドとしての信頼性を評価させていただき、パナソニック ソリューションテクノロジーさんの『カラーOCRライブラリー』を採用させていただきました。また、実際にテストした結果、開発者にとって、プログラミングしやすいSDKだったというのもポイントです。開発時にも質問や要望に丁寧にご対応いただき、おかげさまで、『はがき読み取りツール』の評判も上々です」

付加価値の向上

ところで、「筆まめVer.18」のコンセプトは、“簡単!安心!軽快!”であるが、簡便さだけではなく、安全性も重視されている。
「相次ぐ個人情報漏洩事件の発生など、個人情報の管理に対する意識が高まっています。『筆まめ』の住所録はまさに個人情報の集合体です。そこで、私たちは、この大切な情報を安全に守り、お客様に安心してお使いいただくために、権限設定やアクセスログ管理機能など、セキュリティ機能を強化しました」

最後に、今後の展開についてお伺いした。
「年末になると、書店では、たくさんの年賀状作成ソフト付きの書籍が並び、コンビニエンスストアなどでも年賀状作成を受け付けています。はがき作成ソフト以外にもさまざまな方法で年賀状が作れる環境が整っている今、『筆まめ』には、さらなる機能の差別化が求められています。今後は、私たちが販売している地図ソフト『プロアトラス』や、DTPソフト『パーソナル編集長』との相互連携など、『筆まめ』の付加価値向上を目指します。同じソフトウェアメーカーとして、パナソニック ソリューションテクノロジーさんとは、モノづくりの難しさや楽しさで共感するところも多いですね。これからも、ご協力いただき、また一緒に新しい商品作りをしていければ、と思っています」

導入商品の紹介

■ OCRソフト用の開発キット「カラーOCRライブラリー」

ソフトウェア開発者向けにOCRソフト用の開発キット(SDK)として、活字認識、帳票認識、名刺認識、QRコード認識のOCRライブラリー商品をご提供しています。各ライブラリーをお客様の既存ソフトウェアやシステムに組み込むことで、多彩なOCR機能を付加することができます。
また、当社では各ライブラリーを利用して、日本語・英語活字カラーOCRソフト「読取革命」や帳票OCRソフト「帳票OCR」、名刺管理ソフト「名刺読取革命」などを商品化しており、現在では高い認識精度と優れた操作性が評価され、さまざまな業種・部門で当社のOCR技術が活用されています。

導入技術の紹介

■ パナソニック ソリューションテクノロジーのOCRテクノロジー

パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社は、国内でTOPレベルのOCR(光学式文字認識)技術を有しています。特に、日本語活字OCRにおける認識精度の高さは、他社の追従を許しません。このOCR技術を活用してさまざまな商品の供給を行っています。また、この技術の活用を求める企業との多彩なアライアンスも展開しています。

【お客様プロフィール】株式会社クレオ様

1974年に独立系の情報サービス企業として設立。
現在は、はがき作成ソフトの販売シェアNo.1「筆まめ」シリーズをはじめとするパソコン用ソフトの販売の他、企業の基幹システムを支える会計・人事給与業務ソリューション「クレオ・ビジネス・マネージャー・シリーズ(CBMS)」の提供、高度な開発ノウハウや豊富な実績に基づいたシステムインテグレーションの構築を行う。
同社では、常に、マーケットのニーズに柔軟に対応し、部門や組織にとらわれない顧客重視のサービス提供を目指し、幅広い分野で最先端の技術を活かした高品質な商品およびソリューションサービスを提供している。
なお、社名「クレオ」は、ラテン語で「Creation」を意味する。