「PSKB」の導入事例 株式会社アイティフォー様

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あたかも「接客する」ようなECサイト
先進のソリューション実現に貢献

想定される課題を解決するためのラインナップと機能を、過不足なく備えていたのがPana Search/KBシリーズでした。
株式会社アイティフォー eコマースシステム事業部 部長 加辺友明氏

株式会社アイティフォー(ITFOR、本社:東京都千代田区)は、2004年6月よりECサイト構築パッケージ「アイティフォレック」(ITFOReC)を販売している。2007年5月からは、ECサイトにタグの概念を取り入れ、より精度の高い商品推薦を実現した「タグ・マーケティング」(「アイティフォレック」のオプション)の販売も開始。
この商品には、パナソニックの高速全文検索エンジ「Pana Search/KB(現商品名:PSKB)」※1が活用されており、業界初となる先進のソリューション実現に大きな役割を果たしている。

※1 「Pana Search/KB(パナサーチケービー)」は、2011年7月1日より商品名を「PSKB(ピーエスケービー)」に変更しました。

【導入の背景】 確かな安定性と圧倒的な高速性、優れたカスタマイズ性も決め手

「タグ・マーケティング」に『Pana Search/KB』シリーズが採用された経緯を辿ると、その本体となるECサイト構築パッケージ「アイティフォレック」(ITFOReC)の話まで遡る。というのも、『Pana Search/KB』シリーズは同パッケージの検索エンジンとして採用されており、既に高い評価を得ていたのだ。株式会社アイティフォー eコマースシステム事業部部長の加辺友明氏は、評価のポイントとして以下の3点をあげる。

1. 安定性

「ECサイトで一番大事なのは、まず安定して動くことです。『Pana Search/KB』シリーズは、『アイティフォレック』を展開する中で、ほとんどトラブルがありません。この安定性は、何よりも評価している点です」

2. 検索スピード

「検索スピードは本当に速いと思っています。あるお客様が『検索ボタンをクリックする前に検索結果が表示されているようにさえ感じる』と、驚きをもっておっしゃっていました」

3. カスタマイズ性

「カスタマイズ性に優れているので、在庫管理アプリケーションとの連携などに便利でした」

このように、「アイティフォレック」の運用を通して培われた信頼性が決め手となり、「Pana Search/KB」シリーズは「タグ・マーケティング」の開発でも、有効なツールとして用いられることになった。

【お客様のニーズ】 膨大な商品へのタグ関連付けを迅速に自動化して行えるシステム

ここで「タグ・マーケティング」について説明しよう。「タグ・マーケティング」を用いたECサイトでは、まず商品に「本格派」「シンプル」「軽量」「旅行」など、その性質に合ったタグを関連付けしておく。一方、購入した商品や検索に使用したキーワードを基に、顧客にもそれぞれふさわしいタグを関連付けする。そうすることで、以後はタグのマッチングによって、各顧客の嗜好傾向に合った商品が推薦できるようになるのだ。従来のECサイトでは実現できなかったメリットを、加辺氏は以下のように語る。

加辺友明氏

「1つの商品をクリックしたら、タグを基に『似ている商品』も同時にピックアップしたり、顧客間で同系統のタグが関連付けされている人を『嗜好傾向が似ている人』として抽出し、『あなたに似ている人が買っている商品はこれです』という形の推薦ができます。現在多く用いられているリコメンド(推薦)機能は、顧客の嗜好傾向に関わらず、『あなたと同じ商品を買った人はこの商品も買っています』という形で一律に推薦します。前者がより的確で、その人の嗜好傾向に合った商品を推薦できることがお分かりでしょう」

従来のECサイトは、あらかじめ買うものが決まっている「目的買い」にはスムーズに対応できたが、感覚的に顧客が興味を持つであろう商品を推薦する場合、その精度には課題があった。高い精度で個々の顧客にふさわしい商品を推薦できる「タグ・マーケティング」なら、あたかも「接客する」ようなECサイトを実現し、従来とは異なる顧客へのアプローチが期待できる。

「似ている人」が購入した商品の推薦例

しかし、ここで根本的な疑問が湧く。ECサイトは商品の数が膨大で、しかも入れ替わりが激しい場合も多い。このような中で、いかに迅速に商品へのタグ関連付けを行うか?これは「タグ・マーケティング」の根幹に関わる大きな課題のはずだ。

「場合によっては数万個にもなる商品に、ひとつひとつ手作業でタグを関連付けしていくのは現実的ではありません。そこで商品説明文を活用し、タグの関連付けを『自動化』する方針で、具体的な方法を検討しました。当初は、商品説明文を構文解析してキーワードを抜き出す方法も考えていたのですが、作業スピードがかかり過ぎることから断念。さらに検討を重ねた上で編み出されたのが、『Pana Search/KB』シリーズを使った方法でした」

「Pana Search/KB」シリーズを使ったタグ関連付けの手順は、まず、あらかじめタグとなるキーワードを用意しておく。次に、そのキーワードをそれぞれの商品説明文から検索。そして、ヒットした商品データよりキーワードを抽出し、そのキーワードをその商品のタグとして関連付けするというものだ。

「『Pana Search/KB』シリーズを採用したのは、『アイティフォレック』での実績に加えて、想定される課題を解決するためのラインナップと機能を、過不足なく備えていることも決め手でした。たとえば、検索エンジンはタグ関連付けのみならず通常検索にも使用されますが、Enterprise Editionでインデックスを複数作成して運用すれば、両者は問題なく併用できます。また、商品説明文を活用する場合に問題なのが、たとえば『かわいい』と『キュート』など、ほぼ同じ意味でも著者によってキーワードが違ってくることです。この点も検索方法をカスタマイズすることで、キーワードを統一しながらタグを抜き出すことができると判断しました」

加辺友明氏
「タグ・マーケティング」における「Pana Search/KB」シリーズの役割

【今後の展望】 タグ・マーケティングのさらなる発展に貢献する「Pana Search/KB」

ECサイトにおける新たなビジネスモデルを、「タグ・マーケティング」によって確立した株式会社アイティフォー。同社は、この商品をさらに発展させた「Webショッピング・アドバイザー機能」も、2007年7月31日より販売を開始した。これは、バーチャルのアドバイザーがECサイト上に登場して、あたかも小売店の接客員のように買い物の手伝いをしてくれるものだ。アドバイザーの得意分野や嗜好傾向はタグによって設定されており、顧客は自分に合ったアドバイザーを選ぶことで、希望に合いそうな商品を薦めてもらえる。この機能の大きなメリットは、クリック履歴や購買履歴がないゲスト会員や新規会員、いつもとは違う新しい発見を求めている会員など、タグの蓄積が不十分あるいは無効な顧客にも適切な商品が推薦できることだ。もちろん「Webショッピング・アドバイザー機能」においても、「Pana Search/KB」シリーズは「タグ・マーケティング」と同様に活躍している。

このようにタグを用いたECサイトソリューションの可能性は、まだまだ広がりそうな気配である。「Pana Search/KB」シリーズは、その安定性と検索スピード、そして優れたカスタマイズ性を活かし、今後もその発展に寄与していくはずだ。

【お客様プロフィール】 株式会社アイティフォー様

株式会社アイティフォー

株式会社アイティフォーは、1972年(昭和47年)に千代田情報機器株式会社として創業し、2000年(平成12年)に社名を現在の「アイティフォー」に変更されました。2006年3月には、東証第一部へ上場。システムインフラとしてのネットワークシステム事業をベースに、ファイナンシャルソリューション、CTI(Computer Telephony Integration)、流通、eコマース、保守業務に特化したCRM(Customer Relationship Management)などの分野で、先進のITトータル・ソリューション・サービスを展開されています。

所在地:東京都千代田区一番町21番地 一番町東急ビル
URL:http://www.itfor.co.jp/