新入社員企画

2014年度入社社員が聞いてみた『今だから、こう言える。』

2009年度入社、現在7年目 東京オリンピック・パラリンピックの競技会場を担当している先輩にインタビュー。
新入社員企画記事から現在までの変化を話しました。

— 現在の業務内容を教えてください。

現在、複数件名のプロジェクトリーダーとして、東京オリンピック・パラリンピックに関係する様々なお客様や関係先への提案活動をしています。オリンピックに向けてのシステム提案は少し特殊なプロジェクトということもあり、現在多くの異なる組織のメンバーを束ねプロジェクトチームを構築し、提案活動が円滑に進むよう推進のコーディネート及びマネジメントしながら業務を進めています。具体的な業務内容については折角のインタビューなのでいろいろとお話したいのですが、オリンピックのプロジェクトは極秘情報が多くて、今ここでは具体的にお話しすることができません。今後の公開を楽しみにしていてくださいね。過去の情報でしたらHPにも掲載していますので、もし興味ありましたらぜひ「パナソニック オリンピック」で検索してみてください(笑)。きっと参考になると思います。

東京オリンピック・パラリンピックに向けて着々と準備

ちなみに、パナソニックは1988年からワールドワイドパートナーとしてオリンピックに貢献し続けています。この蓄積されたノウハウこそが他社にはない我々の大きな強みであり差別化ポイントですね。これを最大限活用して提案活動をリードするのが我々です。国内事業を担当する私たちは東京オリンピック・パラリンピックの成功は至上命題です。だからこそ我々が業界をリードし、1つでも多くのお客様・関係会社様を巻き込んで、いい意味で『オリンピックはパナソニックに任せないと』もしくは『パナソニックに全て任せれば大丈夫だ』と思っていただけるように進めなければなりません。2020年に向けて多くの新しい事業・プロジェクトを開発し、来たる東京大会の大成功、そしてそれ以降にも繋がる多くのレガシー形成に向けて現在着々と準備を進めています。

オリンピック・パラリンピック推進担当は…・オリンピックという特殊案件の提案活動全体をコーディネートし、提案推進、マネジメントを行う ・2020年のオリンピックに向け、新たな顧客を開発し、全社経営に貢献する
パソコン片手に企画書づくり

— 以前の業務は何を担当していたのですか?

入社から今の部署にくるまでは一貫して新規事業の開発営業を担当してきました。1年目は研修、2~3年目は金融市場・流通市場へネットワークカメラを活用した新規事業開発、そして4~6年目は流通・物流・教育・放送市場へクラウド・サービスの新規事業開発という経歴です。私達のときは、最初の一年が研修、その後に配属でした。最初に配属されたのはセキュリティカメラの商品推進部門。商品を覚えながら提案を重ねる、まさに走りながら覚える時期でした。金融機関のデータセンターの監視カメラ案件や店舗向けのカメラ分析サービスなど新しい分野にどんどん新しい提案をしていた頃ですね。この時期は本当に失敗も多かったですがいろいろな基礎力はこの時期に一気に学べた気がしています。そのあとは新しくできた組織に移り、クラウドサービスを提案する事業開発営業として引き続き新しいチャレンジを続け経験を重ねてきました。新規事業は簡単に物事が進みませんが、苦しんだ後の成功は格別ですね。この期間に私はチャレンジすることを恐れないマインドと、チャレンジし続ける重要性を学んできたと思っています。

— 現在の部署に移ってきて、一番の違いは?

ステークホルダーの多さですね。限られた時間の中で多岐にわたる調整と推進を同時にしなければならない為、たくさんの衆知を集めて整理し、成功に向かって最短距離を走る舵取りが求められているように感じています。パナソニックの中は関連会社を含め本当に多くの関係者がいます。オリンピックという掛け声のもと全社的に連携し推進しなければ『パナソニックは内部でばらばらに活動している』と思われてしまいます。関係者が多くて情報共有も難しいですが、そこをまとめて提案を最大化させなければなりません。日々、悩みながら取り組んでいます。

— 逆にやりがいは?

様々な人と仕事をすると、一人だけでできないことが実現できるようになります。非常にワクワクしますね!メンバーの数に比例して多くの気づきがあり、自然とモチベーションがあがっていきます。一人の力で実現できることには限りがありますが、たくさんの人と新しいものを創り上げるときは限界がないように感じるほどです。判断が難しい場面も多いですが、今は「最高のオリンピック・パラリンピックを東京で創るんだ」を私なりのキーワードで日々高いモチベーションで仕事ができています。

6年間の経験を経て…・新規事業開発の経験からチャレンジし続ける重要性を学ぶ ・関係者が増えるほど責任が増す。一方、大きな挑戦ができるチャンスが手に入るようになる

— それでは、以前の新入社員企画について伺いたいのですが、当時の業務はどのようなものでしたか?

先程お話したとおり、当時はセキュリティカメラの商品推進を行っていました。一番印象的だったのは顔認識ですね。当時は認識率でまだまだお客様のご要望レベルに達せず、厳しいフィードバックを頂く機会も少なからずありました。そこで、先輩と一緒になって認識精度を上げるための取組みを事業部の要素技術メンバーと一緒に多くの時間を使ってトライしていました。非常に地道な活動で営業推進のイメージとは違うかもしれませんね。営業推進やプロジェクトを生み出すだけでなく、技術部隊ともいい商品を作るために一緒に汗を流してきたことは非常に印象に残っています。このころはまさに「作ったものを売る」という感覚でしたね。まさにメーカーの仕事をしているなという思いでした。

2009年「新入社員企画」当時のページより

— 以前の新入社員企画のテーマは『挑戦』。
『パナソニックだからできる提案』という意識を常に持ちながらチャレンジは続いていますか?

幸い、続いていますね。ただ、今考えれば『パナソニックだからできる提案』ではなく、「お客様の課題解決ができるパナソニックの提案」なんでしょうね。“新しい挑戦”“ソリューション”は、言うのは簡単ですが、実際はお客様が評価してくれるか、お客様のビジネスに本当にお役立ちしているかどうかです。これはお客様の元に出向き、お客様と一緒に考え抜かなければ、そうそう生み出せるものではないと思っています。仮説と検証のサイクルをお客様と共に回し続けなければ、グッドソリューションは生まれません。でも難しく考える必要はないかもしれません。シンプルに考えると基本的にはお客様としっかりコミュニケーションが取れていれば物事不思議とうまく進んできました。反対にお客様との会話が少ない中でプロジェクトが進むとどこかでコミュニケーションエラーが発生し、失敗するリスクが上がるのも当然といえば当然なのかもしれません。

要はパナソニック本位の提案ではダメで、お客様起点での提案でなければダメという訳です。ということで、どういう部署にいてもお客様のもとに行き続ける必要があります。インターネットでの調査やメールでのやりとりもいいけれど、やっぱりアナログに客先へ足を運ぶことが大事です。お客様のお話や表情、現場の状況、もしくは雑談から得られる気づきは本当に多いです。

— 実際にその努力は実ってきていますか。

精度は不思議と上がってきています。新入社員の私と今の私、圧倒的に違うのは頭の中の情報を繋ぎ合わせる力です。新入社員のころはとにかくインプットインプットで大学の試験勉強のような毎日でした。恥ずかしながらそのままの思考で提案に行っていました。「お客様にはXという課題があるから、我々のYというソリューションで解決できる」といった具合です。一方、業務を重ねるとそれだけではなかなか成功しないことを覚えます。もちろん競合もいるわけで、お客様の予算や目指すべき方針もあるわけで、業界も何か大きく変わろうとしているかもしれません。当たり前なのですがアンテナを高く立てる必要があって、お客様や市場の動向そして一般的なニュースなどの周辺情報をうまく結びつけて、Why Panasonic を明確にせねばなりません。この答えを出すプロセスが本当に難しく悩ましいのですが、ここが大事だと思っています。新入社員の頃は知識も少なくその商品をどうやって売るかという視点で提案を行っているため、周りが見えず結果的に人に助けてもらうことも多いのですが、年々経験を重ねていくといろいろと周辺情報が集まりだし、どんどん自分の引き出しに情報が貯まってきます。ということで自然と情報の組み合わせができるようになってどんどん要領がよくなり、結果的に精度が上がっていくのです。賢くなるというか、情報が整理されて思考のプロセスがスマートになっていく感じですね。今後もお客様からみてWhy Panasonicが明確になるよう引き続き頭を悩ませ続ける予定です。

— 引き出しを増やすことは非常に重要ですね。新入社員はそこから行っていく必要がある、ということでしょうか。

引き出しの中身はなくてはならないですが、陥りやすいのは調べすぎてお客様のところにいかないことです。結局仕事はコミュニケーションのため、社内外に対して良い関係をつくることが大切です。社内に対しては自分がまだまだわからない、知識がないとなれば何年も経験を積んでいる先輩に聞く、もしくは助けてもらうことが大事です。クラウド担当の新規開発営業になったとき、最初は何をどう提案すれば良いかよくわかりませんでした。これまではカメラをいつ何台売るという形でしたが、クラウドはランニングでお金を回収するストック型のビジネスだったため考え方がまるで異なりました。本当に当時は先輩方のお知恵を借りながら、自身の身になるまで開発担当や運用担当と一緒にお客様先に出向き勉強させてもらいました。クラウドは世の中的には一般的ですが、パナソニックとしてはまだまだ馴染みのない領域です。本当に考え続ける毎日でしたが、結果的にどうすれば安定的な収益を中長期的に確保できるかという考え方も身につきました。この視点は今オリンピック・パラリンピック推進室での推進活動に役立っています。将来像をどう描き、そうなるためには何が必要か、どんな環境が必要か、お客様のビジネスはどうなっているのかなど考えるポイントは基本的に共通するものばかりです。良くも悪くも苦しんだ経験は不思議と繋がってくるんだと今改めて実感しています。

現在の仕事の流れ/環境だから…・お客様先に足を運ぶこと、たくさん先輩の話を聞くこと、様々な経験からコミュニケーションが一番大事だと実感 ・お客様に対して常にWhy Panasonic を明確にしなければならない

— では、10年目を見据えて、今後はどうしていきたいと考えていますか。

2つのプロになりたいと思っています。1つはオリンピック推進のスペシャリストになること。もう1つは継続して新しい事業を創出・推進できるビジネスプロデューサーになることです。2020年に向けこれまでにない事業がたくさん創出され、それ以降もビジネスは継承されていきます。このチャンスを逃すわけにはいきません。
大いにチャレンジし、また、たくさんノウハウを蓄えて今後のオリンピックに活かしていきたいと考えています。またオリンピックの新たな成功モデルを広く他市場へも拡大・展開していきたいですね。それは国内のみに限らず海外も含めてです。 今後も多くのヒトや組織と共に、お客様、およびその先のお客様へ感動を届けられる仕事をし続けたいですね。
この会社ならきっと多くを実現できると思っています。

夢は未来へ、グローバルに広がります
今後の目標は…・オリンピック推進のスペシャリスト&新規事業を連打できるビジネスプロデューサー、2つのプロになりたい。