株式会社サムシング様
~地盤調査の現場でタブレット端末「BizPad」を採用~

地盤調査のハードな現場が選んだタブレット端末「BizPad」
~住宅地盤調査・改良事業の信頼性を高めるソリューション~

住宅向け地盤調査、地盤改良工事、地盤総合保証など、住宅建築から完成までのトータル安心ソリューションを提供するサムシンググループは、地盤調査に用いる端末としてパナソニックのAndroid™対応タブレット端末「BizPad」 7インチ液晶モデルを採用した。

「地盤調査の現場で必要な端末の条件とは何か?」

東京都中央区の本社を訪ね、お話を伺った。

地盤調査現場でのタブレット端末活用

住宅の耐震性への不安と地盤調査のニーズの高まり

株式会社サムシング
技術部 地盤コンサルタントグループ
マネージャー 渋谷朋樹氏

3.11未曾有の大震災以降、住宅購入条件として、“耐震性”を重視する人が増えている。各地で相次ぐ地盤沈下、液状化現象などの報道により、住宅構造の強度・免震性だけではなく、それをささえる地盤にも人々の関心が集まるようになった。

全国各地で地盤調査・設計・改良工事を行う株式会社サムシングで、地盤調査業務を担当する渋谷朋樹マネージャーは、以下のように語る。

「たしかに、震災前と後では、当社への地盤に関するお問い合わせが倍近くなりました。さらに、調査方法も、簡易的な調査に加え、ボーリング調査などのより本格的・詳細な調査を望まれるお施主様が増えていて、地盤に対する強い関心が感じられます」

同氏は、さらに付け加える。

「しかし、地盤に対する関心が高まってきたのは、ここ1~2年の話ではありません。2000年の住宅の品質確保の促進・住宅購入者等の利益の保護および住宅に係る紛争の迅速かつ適正な解決を目的とした品確法の施行、2005年の社会問題にもなったマンションの耐震偽造事件を契機に、再発防止を目的とした建築基準法の改正などがありました。そして、消費者保護の観点から2009年に住宅瑕疵担保履行法が施行されたことで、住宅メーカーに対して、地盤の厳しいリスク管理が要求されるようになりました」

地盤調査の透明化で業界に革命を

株式会社サムシング
技術部 地盤コンサルタントグループ
リーダー 大﨑浩氏

これから住宅の購入を検討している人にとって、実際の地盤調査はどのように行っているのか気になるところだ。
同社 大﨑浩リーダーは語る。

「通常は、スウェーデン式サウンディング試験という方法で調査を行います。住宅建設予定地の四隅と中央を手作業で1ヵ所ずつ調査し、野帳に手書きでメモをする。このように、従来の地盤調査というのは、調査員本人の技量に依存する部分が多かったのです。当然、そのような調査結果をうけた改良工事についても、適切なのかどうか検証するのは難しいというのが現状でした」

そこで同社は、いち早くITを活用した地盤調査システム『G-Web System』を導入した。全自動調査機によって計測したデータに、自動的にGPSの位置情報と時刻情報を加えて暗号化し、サーバーに送信後、リアルタイムで「電子認証」を行う仕組を確立したのである。
システム化により、データの入力ミスや意図的な改ざんを排除することで、地盤調査のプロセスの透明化を実現し、業界に新しい風を吹き込んだ。

地盤調査システム『G-Web System』

地盤調査システム『G-Web System』の概要図

大﨑氏が話を続けた。

「属人性の強い地盤調査に、システムの自動化による均一で精度の高い調査方法を導入することで、住宅メーカーや工務店、お施主様にご安心いただけると同時に、私たちの仕事もとても楽になりました。これまでは、調査後、事務所に戻り、データ入力や日報作成などの業務が必要でしたが、現在は現場からデータを送受信できるので、事務所のスタッフとの分業がうまくできています」

求められる端末の耐久性

業務用Android™タブレット端末「BizPad」
7インチ液晶モデル

続いて、地盤調査に『BizPad』を採用した経緯を伺った。

「これまでは、スマートフォンで『G-Web System』を使用していました。小さくて軽いので、持ち運びの点では非常に便利でした。しかし地盤調査の現場というのは、強烈な太陽の日差しや風や雨など天候に大きな影響をうけます。私たちは、土埃や泥水、汗など過酷な環境の中で調査を行います。調査中に端末を落したりポケットにしみこんだ汗でぬれてしまうこともたびたびあるので、常に故障が心配でした」(大﨑氏)

地盤調査の現場では、端末の利便性と同時に耐久性が最も重視される。せっかく便利なシステムを導入しても、それを動かす端末が頑丈でないと、台無しになってしまうからだ。

「『BizPad』は丈夫で軽く、軍手をはめたままでも操作できるところがすばらしいですね。私たち地盤調査員は、いつもタイトなスケジュールで調査しているので、雨の日も気にせず調査できるというのは、とても心強いです」(渋谷氏)

「計測データをその場でお施主様と一緒に確認することも多いので、モニターもある程度大きいほうが見やすい。『BizPad』の7インチモデルだと、コンパクトで持ち歩きしやすく、かつ画面は適度な大きさで見やすいので、現場の声も上々です」(大﨑氏)

お客様情報の適正な管理

住宅建設現場では、施主・建主の名前や住所などを黒板に記載し、写真撮影することが一般的である。

「地盤調査データと一緒に、デジカメで撮影した黒板のデータを送信しますが、写真には個人情報が含まれた黒板も写っているので取扱いには気を使います。『G-Web System』の暗号化機能だけでなく、『BizPad』では内蔵ストレージに加えてSDメモリーの暗号化機能も備えているので、万が一の紛失・盗難対策としても安心です」(渋谷氏)

お客様からの信頼を維持するためには、正確な地盤調査データの提供だけではなく、それをセキュアに管理する体制が必要不可欠である。持ち歩きに便利なタブレット端末だからこそ、堅牢なセキュリティ機能が要求される。

標準貫入試験

今後の展開

最後に、「BizPad」に対する要望についてお伺いした。

「今後の希望としては、現場でスムーズに作業するのに、ベルトに通して腰の位置で携帯できるようなキャリングケースなどがあると、より効率的に地盤調査を行うことができると思います」(大﨑氏)

常にアグレッシブな姿勢で、業界に新風を吹き込むサムシンググループでは、お客様の安心のために、より高品質・効率的な地盤調査ソリューションを追求している。パナソニック ソリューションテクノロジーは、今後もITパートナーとして、同社のビジネス成長に貢献する。

お客様紹介:株式会社サムシング

地盤調査、地盤改良、地盤保証、沈下修正(地盤沈下/地盤不良/地震などにより生じた家の傾きを、正常な状態に修正する作業)など、地盤ワンストップサービスを展開。2011年度の地盤調査・地盤改良実績は25,847件で、業界トップクラスの取引実績を誇る。
業界でいち早く、地盤調査の全自動化、システム化を導入し、正確な調査手法から大手住宅メーカー、工務店などからもあつい信頼をうけ、業績を伸ばしている。

【商品紹介】

■ 『G-Web System』

サムシンググループのジオサイン株式会社が提供する地盤調査システム。
地盤調査および地盤補強工事の位置データ・画像データ・調査データ・各施工データなどをインターネット経由で現場から会社に送信。リアルタイムで「電子認証」を行い、データをサーバーに自動保存することで、不正入力や改竄を防止。
地盤調査の信頼性向上と同時に調査業務の効率化、コスト削減に大きく貢献する。

■ 『BizPad』

パナソニックが提供する業務用タブレット端末。高い堅牢性(耐落下強度、粉塵及び水の浸入保護構造)、長時間稼動が可能となる電池パック交換可能機構を備えた端末。Android™を搭載したタブレット型10インチと7インチの2モデルをラインアップ。

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