ニュースリリース・トピックス

News Release 2010年6月30日

フルデジタルシリーズ

フルデジタルCO2/MAG溶接機 500GZ4 を発売

フルデジタル最高機種を大容量へ

(約70KB)

新製品

パナソニック溶接システム株式会社は、ご好評頂いているフルデジタル溶接機の高級機タイプとして、フルデジタルCO2/MAG溶接機 500GZ4を6月30日より発売します。

品名

フルデジタル CO2/MAG 溶接機 500GZ4

品番

YD-500GZ4

価格

オープン価格

販売開始日

2010年6月30日

月産台数

10台

本製品は、弊社が既に発売しました溶接電源融合型ロボットTAWERSで培った溶接波形制御技術を搭載し、大型構造物や建機業界などにおいて大容量(500A)・高使用率 (100%)の使用を可能とし、スパッタ発生量を大幅に抑制、高品質溶接を実現しました。

当社は、本製品で「フルデジタル最高機種を大容量へ」をコンセプトに、既に発売しましたフルデジタルCO2/MAG溶接機 350GZ4の性能と操作性を継承しながら500A大容量対応を実現したフルデジタルCO2/MAG溶接機のフラッグシップモデルとして、幅広い溶接シーンでの更なる高品質溶接とフルデジタル溶接機の普及を目指していきます。

特長

~ 低電流から大電流領域まで低スパッタ溶接を ~

1.

セカンダリスイッチング※1で低スパッタを実現した大容量・高使用率タイプを開発
MTS制御※2でCO2溶接のスパッタを大幅低減(従来機比最大50%低減)
SP制御※3でMAG溶接のスパッタ極少を実現(従来機比最大80%低減)

2.

手元操作のデジタル式コントローラで、より使い易く

3.

理想的な溶接波形を実現する高性能制御システムを搭載

問合せ

パナソニック溶接システム(株) 営業企画グループ 営業企画チーム  中田 知男
電話 06-6866-8556(直通)
ホームページ URL http://www.panasonic.com/jp/company/pws.html

【開発の背景】

近年、市場では生産現場の海外進出や熟練技能者の減少などにより、溶接品質と生産性の更なる改善が重要なテーマになっています。しかしながら溶接工程における主力工法であるCO2/MAG溶接は、その原理からスパッタの発生が避けられず、製品や治具に付着したスパッタは市場が求める製品品質および生産性を低下させる要因のひとつになっています。このような中、特に大型構造物や建機業界などにおいては、スパッタ発生量が増加する大電流領域で、初心者の方でも簡単に高品位溶接を実現できる溶接機が強く求められていました。

当社は、本製品で「フルデジタル最高機種を大容量へ」をコンセプトに、既に発売しましたフルデジタルCO2/MAG溶接機 350GZ4の性能と操作性を継承しながら500A大容量・100%高使用率対応を実現したフルデジタルCO2/MAG溶接機のフラッグシップモデルとして、幅広い溶接シーンでの高品質溶接とフルデジタル溶接機の更なる普及を目指していきます。

【特長】

1.

1.セカンダリスイッチング※1で低スパッタを実現した大容量・高使用率タイプを開発

市場で高い評価を頂いている溶接電源融合型ロボット「TAWERS」の技術を活かしたセカンダリスイッチング※1により短絡初期および短絡開放時に発生するスパッタの削減に加え、当社独自のMTS制御※2により、CO2溶接におけるアーク期間のスパッタ発生量を大幅に減少させました(従来機比最大50%低減)。大電流領域でも連続使用が可能となる大容量・高使用率タイプの高性能フルデジタル溶接機として、薄板から厚板まで安定した溶接性能を実現し、スパッタ除去作業の低減とともに生産効率の向上に貢献します。
またCO2溶接の特長を最大限生かし、溶込み深さを充分に確保するとともに、美しいビード外観を両立し、更なる高品位溶接を実現しました。
MAG溶接では、セカンダリスイッチングとSP制御※3により、スパッタ発生の極少化を実現しました(従来機比最大80%低減)。また、短絡周期を短く制御することにより、溶接速度アップを可能にしています。

2.

手元操作のデジタル式コントローラで、より使い易く

操作系を手元に集中したデジタル式コントローラの採用で視認性、操作性を向上しました。材質・ワイヤ径・溶接法・制御法は、ワンタッチで変更可能で、大型LEDに設定表示しますので設定間違いを抑え、作業の効率化を実現しました。また電流・電圧の設定および溶接中の実電流・電圧も手元にてデジタル表示で確認でき、品質管理を容易にしました。

3.

理想的な溶接波形を実現する高性能制御システムを搭載

本製品は、理想的な溶接波形を実現するため、制御部のハードウェアを新開発しました。従来、単独のCPUで制御していましたが、2つのCPUとDSP(デジタルシグナルプロセッサ)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレー)を組み合わせることにより、高精度に溶接波形を高速処理し、スパッタ大幅低減と高品質溶接を実現しました。

【定格仕様】

品番

YD-500GZ4

定格入力電圧・相数

AC200/220V 3相

周波数

50/60Hz 共用

定格入力

28.8kVA (27.5kW)

出力電流

DC 30A ~ 500A

出力電圧

DC 12V ~ 45V

適応溶接ガス

CO2 / MAG / ステンレスMIG

適応ワイヤ径

1.2 / 1.4 / 1.6

適応ワイヤ材質

軟鋼 / 軟鋼FCW / ステンレス / ステンレスFCW

外形寸法( 幅 × 奥行 × 高さ )

378 × 543 × 896mm

質 量

77kg

※1:

セカンダリスイッチング

短絡の直前・直後の溶接電流を急峻に垂下させ、短絡もしくはアークへスムーズに移行し、スパッタを低減させる制御方法。

※2:

MTS制御

溶滴移行安定化制御(Metal Transfer Stabilization control)の略で、弊社独自の制御方法。ワイヤと溶融池との短絡を開放させアークを再点弧させる時の溶融プールの振動を抑えるとともに、アーク期間中の微小短絡を抑制してスパッタレスを実現する。波形制御技術。

短絡の直前・直後の溶接電流を急峻に垂下させ、短絡もしくはアークへスムーズに移行し、スパッタを低減させる制御方法。

※3:

SP制御

溶接電流重畳制御(Super - imposition)の略で、短絡開放直後に電流を重畳する ことでワイヤ先端の溶融速度を高め、次回短絡をスムーズに行うとともに、短絡周期を短くコントロールする制御方法。

以上