ニュースリリース・トピックス

News Release 2012年7月10日

フルデジタルシリーズ

フルデジタルCO2/MAG溶接機 350GV4を発売

フルデジタル最高機種をもっと身近に

(約80KB)

新製品

パナソニック溶接システム株式会社は、CO2/MAG溶接機の高性能普及モデルとして、低スパッタと機動性の向上を実現したフルデジタルCO2/MAG溶接機 350GV4を7月10日より発売します。

品名

フルデジタルCO2/MAG溶接機 350GV4

品番

350GV4

希望小売価格(税別)

オープン価格

工場出荷予定日

2012年7月10日

月間生産台数

20台

本製品は、最高級フルデジタルCO2/MAG溶接機350GZ4の溶接性能をすべて取り入れ、CO2/MAG溶接における高いスパッタ低減性能を実現しました。

また操作パネルを溶接電源の正面へ配置し、視認性及び溶接電源の機動性を向上させた他、アナログリモコン一体型ワイヤ送給装置を採用することでシンプルな操作を実現しました。スパッタ除去工数の低減等を含んだトータルコストパフォーマンスに優れ、CO2/MAG最高級機350GZ4の高性能をもっと身近にすることで、高品質・高効率溶接の実現とフルデジタル溶接機の更なる普及を目指していきます。

特長

1.

低スパッタ溶接を実現する『MTS-CO2』※1、『SP-MAG』※2溶接法を標準搭載

2.

視認性、機動性が向上する溶接電源一体型操作パネル方式を採用

3.

シンプルな操作を実現するアナログリモコン一体型ワイヤ送給装置を採用

問合せ

パナソニック溶接システム(株) 営業企画グループ 営業企画チーム  菊地 成享 
電話 06-6866-8556(直通)
ホームページ URL http://www.panasonic.com/jp/company/pws.html

【開発の背景】

近年、市場では世界規模での生産拠点展開等により、グローバルでの競争がより一層激化しております。また、国内の製造現場においても熟練技能者の減少などにより、溶接品質と生産性の改善は競争力強化において、今後も重要なテーマとなります。しかしながら溶接工程における主要工法であるCO2/MAG溶接は、その原理からスパッタの発生が避けられず、製品や治具に付着したスパッタは市場が求める製品品質および生産性を低下させる要因のひとつになっています。このような中、スパッタ発生量を抑え、かつ初心者の方でも簡単に高品位溶接を実現できる溶接機が強く求められていました。

本製品は「フルデジタル最高級機種をもっと身近に」をコンセプトに、既に発売しておりますフルデジタルCO2/MAG溶接機 350GZ4が持っている高い溶接性能を取り入れながら機動性を向上させ、かつシンプルで容易な操作性も実現しました。

【特長】

1.

低スパッタ溶接を実現する『MTS-CO2』※1、『SP-MAG』※2溶接法を標準搭載

市場で高い評価を頂いている最高級フルデジタルCO2/MAG溶接機350GZ4に搭載しているスパッタ低減技術『MTS-CO2』※1、『SP-MAG』※2溶接法を標準搭載し、スパッタ発生量を大幅に抑制します。スパッタ除去作業を軽減し、作業効率を高めるのみでなく、廃棄物を削減することで環境負荷の低減にも繋がります。CO2溶接では、『MTS-CO2』※1溶接法により、CO2溶接の特長である溶込み深さを充分に確保するとともに、スパッタ発生量を大幅に抑えることで得られる美しいビード外観を実現することができました。MAG溶接では、セカンダリスイッチング※3とSP制御により可能となる『SP-MAG』※2溶接法を搭載。スパッタ発生をさらに抑えるとともに溶接速度アップも可能となり、高品位溶接と生産性向上を実現します。

2.

視認性、機動性が向上する溶接電源一体型操作パネル方式を採用

コントローラー機能を溶接電源の正面パネルへ配置し、溶接設定条件の視認性及び溶接電源の機動性を向上させました。材質・ワイヤ径・溶接法・制御法はワンタッチで変更可能になる他、大型LEDで設定条件を表示することにより、設定間違いを防ぎ、作業の効率化を図ります。また設定した電流・電圧及び溶接中の実電流・電圧も大型LED表示器で確認でき、品質管理を容易にします。

3.

シンプルな操作を実現するアナログリモコン一体型ワイヤ送給装置を採用

電流・電圧が手元で容易に設定できるアナログリモコンをワイヤ送給装置に装備。従来のシンプルな操作性を継承するとともに、高精度なワイヤ送給を可能にしたエンコーダ付モーターを搭載しました。電源電圧の変化など、外的要因が発生しても安定したワイヤ送給を維持し、高品位溶接とシンプルで簡単な操作を実現しました。

【需要動向】

※下記台数はアーク汎用機計

2010年度実績
(前々年度実績)

2011年度実績
(前年度実績)

2012年度
(当年度見込み)

2013年度
(翌年度見込み)

67,671台

90,693台

95,000台

114,000台

(2010、2011年度実績は、経済産業省データを引用、見込みは当社予想)

【定格仕様】

品番

YD-350GV4

定格入力電圧・相数

AC200V 三相

周波数

50/60Hz 共用

定格入力

17.7kVA(16.0kW)

出力電流

DC30A~350A

出力電圧

DC12V~36V

適応溶接ガス

CO2/MAG/ステンレスMIG

適応ワイヤ径

0.8/0.9/1.0/1.2

適応ワイヤ材質

軟鋼/軟鋼FCW/ステンレス/ステンレスFCW

外形寸法(幅×奥行×高さ)

380×550×640

質 量

52 kg

※1:

MTS-CO2

溶滴移行安定化制御(Metal Transfer Stabilization controlの略)を行った、弊社独自の溶接法。CO2溶接において、ワイヤと溶融池間で短絡を開放させアークを再点弧させる時に起こる溶融池の振動を抑えるとともに、アーク期間中の微小短絡を抑制することにより、スパッタ発生を抑える波形制御技術。

※2:

SP-MAG

溶接電流重畳制御(Super ? imposition controlの略)を行った、弊社独自の溶接法。MAG溶接において、短絡開放直後に電流を重畳することでワイヤ先端の溶融速度を高め、次回短絡をスムーズに行うとともに、短絡周期を短くコントロールする制御技術。

※3:

セカンダリスイッチング

短絡の直前・直後の溶接電流を急峻に垂下させることで、短絡もしくはアークへの移行をスムーズにし、スパッタを低減させる制御方法。

以上