ニュースリリース・トピックス

News Release 2012年9月14日

溶接電源“融合型”ロボットTAWERS用アプリケーション

TAWERS Zi-Tech 発売

用途に合わせた亜鉛メッキ溶接ソリューション

新製品

パナソニック溶接システム株式会社は、既にご好評頂いている溶接電源融合型ロボット 「TAWERS」シリーズの新たなソリューションとして、これまで困難とされてきた亜鉛メッキ鋼板の溶接に着目し、スパッタ発生量および気孔欠陥の大幅な低減を実現した『TAWERS Zi-Tech』を開発しました。

品名

TAWERS Zi-Tech

TAWERS Zi-Pulse

TAWERS Zi-Active

希望小売価格(税別)

オープン価格

オープン価格

工場出荷予定日

2012年10月 1日

2012年11月15日

月間生産台数

10式

20式

この『TAWERS Zi-Tech』では、MAGガス溶接で効果を発揮する「TAWERS Zi-Pulse」と、CO2ガス溶接で亜鉛目付量の多い鋼板に対しても効果が高い「TAWERS Zi-Active」の二つのソリューションを提供します。「TAWERS Zi-Pulse」を10月1日から、「TAWERS Zi-Active」を11月15日から発売します。

当社は本製品で、亜鉛メッキ溶接時に多量に発生するスパッタおよび気孔欠陥を大幅に低減し、スパッタ除去作業の軽減を図るとともに、気孔抑制による溶接品質向上をご提案し、アーク溶接ロボット分野での高品質溶接と生産性向上の両立を図り、「TAWERSシリーズ」の更なる普及を目指してまいります。

特長

1.

一般的な溶接ワイヤ(ソリッドワイヤ)使用の亜鉛メッキ溶接ソリューション

2.

MAGガス(90:10)で効果を発揮するスパッタ低減波形制御技術【TAWERS Zi-Pulse】

3.

CO2ガスで高い効果を発揮する高精度送給制御技術【TAWERS Zi-Active】

問合せ

パナソニック溶接システム(株) 営業企画グループ 営業企画チーム  菊地 成享
電話 06-6866-8556(直通)
ホームページ URL http://www.panasonic.com/jp/company/pws.html

【開発の背景】

アーク溶接ロボットの主力カスタマである自動車業界をはじめ、市場ではさらなる生産性の向上・高品位溶接・生産コスト低減が強く求め続けられています。特に、自動車の足回り部品や建築部材においては、防錆を目的として亜鉛メッキ鋼板が広く用いられています。しかし、溶接時の亜鉛の蒸気化により多量のスパッタおよび気孔が発生してしまい、付着スパッタを除去する余分な作業や製品品質の低下が永年の大きな課題となっています。
今回開発しました本製品で、スパッタおよび気孔を低減する新たな亜鉛メッキ溶接ソリューションを広くご提案し、「モノづくり」における付加価値の追求を進めてまいります。

【特長】

1.

一般的な溶接ワイヤ(ソリッドワイヤ)使用の亜鉛メッキ溶接ソリューション

亜鉛メッキ鋼板はその性質上、溶接時に発生する多量のスパッタおよび残存する気孔が大きな課題となっており、その解決法の一つとして特殊な亜鉛メッキ用溶接ワイヤが使用されてきました。今回、新たな亜鉛メッキ溶接ソリューションとして、独自の波形制御(TAWERS Zi-Pulse/Zi-Activeとも)と新型サーボプルトーチ(TAWERS Zi-Activeのみ)を開発し、これらを駆使することにより汎用性がある一般的な溶接ワイヤ(ソリッドワイヤ)を使用しても「スパッタ」・「気孔」の低減が可能となりました。

2.

MAGガス(90:10)で効果を発揮するスパッタ低減波形制御技術【TAWERS Zi-Pulse】

当社が既に発売しております溶接電源融合型ロボット「TAWERS」に標準搭載している「HD-Pulse溶接法」※1にMAGガス(90:10)を組み合わせ、亜鉛メッキ専用の高速波形制御『TAWERS Zi-Pulse』を開発しました。
この『TAWERS Zi-Pulse』により、溶融池から外部へ円滑に亜鉛蒸気を排出し、大幅なスパッタ低減(従来比:30~60%減)と気孔抑制を実現しました。
また「HD-Pulse溶接法」※1が持つ溶落ち抑制やアンダーカット抑制を同時に行い、さらなる高品位溶接を実現しました。

3.

CO2ガスで高い効果を発揮する高精度送給制御技術【TAWERS Zi-Active】

当社が既に発売しております溶接電源融合型ロボット「Active TAWERS」の進化型として新型サーボプルトーチ搭載による溶接ワイヤのさらなる高精度制御(AWP制御)※2と亜鉛メッキ専用の高速波形制御を組み合わせた『TAWERS Zi-Active』を開発しました。
この『TAWERS Zi-Active』により亜鉛目付量の多い鋼板に対してもCO2ガス溶接で亜鉛蒸気を円滑に溶融池から外部へ排出し、スパッタを大幅低減(従来機比:75~95%減)するとともに気孔欠陥の大幅な低減を実現しました。

尚、現在ご使用いただいておりますTAWERS(WG IIIシリーズ)につきましても、ソフトウェアを追加していただくことで『TAWERS Zi-Pulse』として、Activeユニットおよびソフトウェアを追加していただくことで『TAWERS Zi-Active』としてご使用いただけます。

【需要動向】

※下記台数はアーク溶接ロボット計

2010年度実績
(前々年度実績)

2011年度実績
(前年度実績)

2012年度
(当年度見込み)

2013年度
(翌年度見込み)

15,482台

17,998台

19,500台

20,500台

(2010、2011年度実績は、日本ロボット工業会データを引用、見込みは当社予想) 

【定格仕様】

品名

TAWERS Zi-Pulse

TAWERS Zi-Active

適用ワイヤ

軟鋼

軟鋼

適用ワイヤ径

1.2 mm

1.2 mm

適用ロボット

WG III、WGH IIIシリーズ
(TA-1000、1400、1600、1800)
(TB-1400、1800)

WG IIIシリーズ
(TA-1000、1400、1600、1800)

【用語解説】

※HD-Pulse溶接法(Hyper Dip Pulse溶接法)
安定した短絡周期と短周期化を実現する低スパッタパルス溶接法。

※AWP(Active Wire Feed Process)
溶接ワイヤを正逆送制御し、短絡開放を円滑に行う送給制御方法。

以上