2017年男子大会レポート

写真:最終日、逆転勝利をおさめた久保谷健一選手

最終日、逆転勝利をおさめた久保谷健一選手

久保谷健一選手がプレーオフを制し、
ツアー通算7勝目を飾る

千葉カントリークラブ梅郷コースで行われた日本ゴルフツアー機構とアジアンツアーが共同主管する「パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ2017」。初日、日本とアジアの強豪がひしめく中、7アンダーで単独トップに立ったのは、8バーディ、1ボギーと見事なプレーを展開したアジアンツアーで活躍するジェイソン・クヌートン(米国)だった。上位15名のうち日本人以外が13人と、様々な国からの選手が上位につける展開。日本人の最上位では、小平智がトップと2打差の5アンダーで2位タイにつけた。

写真:両手を上げて勝利を喜ぶ久保谷健一選手

両手を上げて勝利を喜ぶ久保谷健一選手

2日目もクヌートンがスコアを2つ伸ばし9アンダーで単独トップをキープする。2日目に注目を集めたのは、この日のベストスコア「65」を叩き出した25歳の大堀裕次郎だった。7バーディ、1ボギーで6つスコアを伸ばし、通算スコアは7アンダー。トップと2打差に詰め寄った。3日目も日本の若手が活躍した。24歳の堀川未来夢(ミクム)だ。9バーディ、1ボギーでコースレコードタイ記録の「63」をマーク。1アンダー・32位タイからトップと1打差の9アンダー・2位タイにまでジャンプアップした。この日単独首位に立ったのは黄重坤(韓国)だった。8バーディ、2ボギーと6つスコアを伸ばし、4アンダー・11位タイから一気に単独トップへ立った。

写真:パナソニック津賀社長(左)と久保谷健一選手(右)

津賀大会会長(パナソニック株式会社 代表取締役社長)(左)と久保谷健一選手(右)

最終日もビックスコアで優勝争いに名乗りを上げた選手が出てきた。ベテランの久保谷健一だ。2アンダー・20位タイからスタートした久保谷は、7バーディ、ノーボギーと7つスコアを伸ばし、11アンダーでホールアウト。8アンダー・5位タイからスタートし3つスコアを伸ばした宮本勝昌と、大会初のプレーオフとなった。プレーオフは1ホール目のティーショットで明暗が分かれた。最初に打った宮本がまさかのOB。久保谷は3パットでボギーとしたが、ダブルボギーパットを残していた宮本をかわし、5年ぶりとなるツアー7勝目を飾った。優勝が決まった瞬間、3パットのショックからか自分が勝ったことを認識できていなかった様子の久保谷。優勝インタビューでは、「こんな形になるとは思っていなかった。ラッキーだった」とトップと6打差を逆転したミラクル勝利を喜んだ。

選手コメント

優勝 久保谷健一

人生で3本の指に入るぐらいパットが良かったです。前半9パット。ショットが乗らないから、5m以内につけて必死で入れようと決めていたのが全部入りました。今日はグリーン上だけ良かった。64なんて、たぶん5、6年は出ていない。めちゃくちゃ嬉しい。(2011年の日本オープンに勝って得た5年の複数年シードの最終年)今年ダメならもう終わりと思っていた。せっかくまたチャンスを頂いたのだから、腰痛だのなんだの言い訳せずに、トレーニングを頑張って、また皆さんに、良いゴルフをお見せできるように頑張ります。

写真:久保谷健一選手

2位 宮本勝昌

今までの2位のなかで群を抜いて悔しい。(一時、単独首位)12アンダーまでいって、15、17番でボギーだったことがダメ。久保谷さんはプロテスト同期で、学生時代から切磋琢磨をしてきた一人。今は悔しい気持ちと情けない気持ち。でも久保谷さんが優勝して良かった。苦しんでいる姿を見て来たので。この世代は明日は我が身ですけど。

写真:宮本勝昌選手