カーバッテリー発売

第1号バッテリー写真
ホーロー看板写真

昭和12年、第1号バッテリー誕生
自動車用AR5-6

蓄電池事業ゼロからのスタート

昭和10年代(1935~44)は、民需から開発をスタートし、後半から戦時下の軍需生産へと移行した。
最初の製品は自動車用が主流で、自転車用蓄電池ランプ「エバーライト」も前半貢献している。更に可搬用・集魚灯用・チュードル式極板を用いた据置用蓄電池が次々と開発され、製造面では鉛粉を内製し、品質の安定化をはかった。
開発当初、岡田電気商会は乾電池が専門であり、鉛蓄電池の知見を有しておらず、横浜高等工業学校(現横浜国立大学)の横山教授の指導を得て、鶏小屋のような試作工場を作り、研究を繰り返していた。
最初に試作された蓄電池は自動車用AR5―6形である。Aはオートで自動車用、Rは電槽材質がラバー(エボナイト)、5は陽極板の枚数、6は6Vを意味する。
10年代後半は軍の指定工場になり、独自の研究開発は不可能となった。

※社史史料の社名の表記は当時の名前で掲載しています。