Wonder Life-BOX × SPECIALIST インタビュー

「働く女性と母親を応援してくれる 未来のくらしが描けました」

「女ゴコロをつかむマーケティング」をテーマに女性市場向けのコンサルティング、商品企画を行っている木田理恵さん。今回、『Wonder Life-BOX』を体験していただき、働く女性として、また母親としての目線で感想を伺った。

未来の家で木のぬくもりが香る つくりに驚きました

――エントランスは昔ながらの土間をイメージしており、人が集まって井戸端会議ができるような「人とのシェアリング」をテーマにしています。そのため、壁面や床に木材を取り入れていますが、木田さんは入った瞬間に「木の香りがする」と香りに反応されていましたね。

木田さん 『Wonder Life-BOX』は「2020~2030年の未来のくらし」がテーマですよね。個人的な勝手な印象として「近未来=機械」という冷たいイメージを持っていたので、エントランスの木のぬくもりや香りに驚いたんです。未来のテクノロジーと温かみのある部屋は同居できるんだと。やはり、触って温もりを感じるような家で子どもを育てたいと思いますから。

そして、地震や災害が発生した際に、防災サイネージで家族や家屋の状況が分かるのは本当に安心。私自身が子どもを残して出張に出ることが多いので、災害が発生したときに家族の安否を家から端末に知らせてくれたらとてもいいですよね。災害時は誰しもパニックになってしまって冷静な情報を共有できない可能性があるため、テクノロジーに頼ったほうが良い状況の場合もあると思いますし。

壁面や家具に木材を多用して温かみのある空間を作っている

“あかりちゃん”は頼れるだけでなく かわいいキャラクターも魅力的

――『Wonder Life-BOX』の最大の特徴として映像と音声で人と対話ができ、家屋環境の把握やくらしのさまざまな場面でサポートしてくれるパートナー・ロボティクス"あかりちゃん"を採用しています。キッチンでは、あかりちゃんがレシピやケーキのデコレーション方法などを教えてくれましたが印象はいかがでしたか?

木田さん あかりちゃんかわいいですね!しゃべり方や声のトーンも柔らかくて聞きやすいし、何よりキャラクターがかわいいから出てくるだけで楽しい気持ちになりました。アドバイスをくれるにも上から目線だったり、かわいくないキャラクターだと嫌じゃないですか(笑)。ただ情報を与えるだけでなく、こちらの言葉に反応して表情が笑顔になるなどの機能もあって、人間に寄り添ってくれているなと感じましたね。

また、最近の住宅のスタンダードではありますがキッチンからリビングを見渡せる間取りを採用しているのも母親としてはポイントが高い。主婦はキッチンが言わばコックピット。そこからリビングで家族が何をしているか把握できるのはいいですよね。

家族のくらしをサポートするパートナー、 あかりちゃんが
随所に登場

リビングの機能で印象に残ったのはテーブル上に線路やゲーム板が投影されたり、壁面のプロジェクターに巨大な動物図鑑が映されたりとデジタルを使ったアトラクションがたくさんあること。やっぱり、子どもはデジタルな遊びが好きなので、幼い頃から工学的なことに興味を持たせて実際に触れさせることは、子どもの将来に良い影響を与えるかもしれません。そしてデジタルだと、ボタンひとつで切り替えができ、片付けが簡単なことに多くの母親が喜ぶはず(笑)。

女性の美意識を刺激する バーチャルメイクはビジネスチャンスの宝庫

――1日の始まりと終わりを過ごすベッドルームやサニタリー部分にもくらしをサポートする機能がたくさんありますが、便利だと思ったものはありましたか?

木田さん ベッドルームでは天井に交通情報や天気予報が表示され、起床時すぐに必要情報が知られるのはありがたいの一言(笑)。働いている母親は自分の身支度や家族の朝食作りなど出勤前にやらなければならない家事で忙しく、ニュースすらゆっくり見られないんですよ。そのために、交通情報をチェックできず出先で焦ったりとか、午後から雨の予報だったのに子どもに傘を持たせなかったりとか失敗は多い。だから、起きた瞬間の数分で確認できるのはとても便利ですよ。

体調や天気予報などの必要情報が起床後すぐに確認できる

サニタリーは鏡に映った自分の顔にバーチャルメイクができる機能がありましたが、これは大きなビジネスチャンスになると思いました。例えば、モデルや女優さんのメイクを担当しているヘアメイクの方が提案するメイクアップレッスンを取り入れるのはどうでしょう。

雑誌でメイクのプロセスを見てもチークの入れる場所や角度がよく分からないじゃないですか。でも、入れる場所がメイク全体の仕上がりを左右するほど大きいポイントだったりするわけで。それをバーチャルメイクでブラシ持ち方から入れる場所などを教えてくれれば、すごく分かりやすい。

サニタリーの鏡では自分の体調面やバーチャルメイクなどの
美容面でサポートをしてくれる

同様にヘアスタイルもそうですよね。サロンに行った後はばっちり決まっているけど、家で再現することってほぼ不可能(笑)。そんなときにヘアスタイリストがブローの方法やヘアアレンジを映してアドバイスするサービスを行ったら、女性はますますキレイになれますよ。

――確かに!それはバーチャルフィッティングにも活かせそうですね。

木田さん 洋服って結局は自分が持っているワードローブや小物に合うかが一番大切ですから、アパレルメーカーと連動して自宅にある服との組み合わせを提案してもらうのもいいかも。それでフィッティング中に気に入ったらすぐ買えたり。

パートナーが母親をサポートしてくれる分 空いた時間で家族とのつながりを大切にできますね

――木田さんの専門であるマーケティングの観点で、ほかにビジネスチャンスになりえそうな技術はありましたか?

木田さん 「未来の街角ショッピング」を提案するWonder Townでショーウィンドウに飾られた商品に自分が持っている端末をかざすと、瞬時に商品情報を取り入れる技術がありましが、あれは非常にビジネスチャンスを感じますね。

我が家ではよくホームパーティーをするんですけど、みなさん、その場で食べられるお菓子や食べ物、飲み物を持ってきてくれることが多い。そこで「これ美味しいね、私も欲しいな」となった時に、商品名を控えて家に帰って調べて…となるとそのタイムロスが購買欲を下げてしまう。しかし、その場で端末をかざすだけで、すぐに情報が取り出せて、なおかつ購入できるシステムがあれば、消費者の購買欲は格段にあがります。情報をその場にいる人たちと、すぐに共有し、アクションに移せるようなモデルを作っていけばビジネスとして成り立つはずです。

――それでは、女性消費者として「この技術が未来にあるといい!」と思ったものは?

これからの未来に必要だと感じたのはあかりちゃんの存在。つまり、パートナー・ロボティクスが母親を助けてくれる大切な存在になると思います。母親は家族のことを一番把握しなくてはいけない立場。でも、働いていればビジネスパーソンとして、母親として妻として求められることが多く、ベストを尽くそうと思うと相当大変です。そんなときにパートナーがアドバイスをくれることで助けられるし、気持ちもラクになる。

それに、この情報化社会の中で選択肢が増えた分、精神的にも時間的にも情報に支配されていると感じてしまいがちですが、パートナーが個人に寄り添った情報の提供、そして取捨選択をサポートしてくれれば、その空いた時間で家族や周りの人たちとコミュニケーションがとれますよね。

これからは情報をうまく取り入れながらも、家族とのつながりを密にできるツールがますます必要とされるのではないでしょうか。

――働く女性や母親たちが望む「未来の豊かなくらし」とはどのようなものだと思われますか?

木田さん 昨今の女性は、仕事もして、子育てもして、かつキレイでいないと、と頑張らないといけないことが多すぎる。仕事も子育ても楽しいけれど、やはり求められすぎて自分らしさを失ってしまう時もあると思うんです。そんな時に、テクノロジーのサポートによって快適で自分らしい生活ができれば気持ちが豊かになりますよね。

でも、女性は機械が主導権を握っているような生活に違和感を覚えがちです。ですから、私たちは自然にくらしながらも、実はその裏でテクノロジーが安全性や快適な環境を作りだしてくれている。そんな、テクノロジーとぬくもりが同居しているような未来が理想だと思いますね。

Profile

女ゴコロマーケティング研究所 所長

木田理恵さん

商業コンサルティング、SPプランニングの会社を経て女性市場マーケティング会社へ。その後、株式会社女ゴコロマーケティング研究所を設立。女性ならでの視点を活かし、女性向けのサービスや店舗企画、マーケティングを手掛けるほか、講演やワークショップなども開催。

木田理恵さん