1992年(平成4年)

情報通信システムセンターが開所

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情報通信事業の中核的拠点・情報通信システムセンター。

顧客と密着したシステムづくり

1992年6月、わが社は「総合エレクトロニクスメーカー」へまた大きな一歩を踏み出した。かねて東京・品川に建設中だった「情報通信システムセンター」が竣工したのである。このセンターは総合提案からメンテナンスまで、開・製・販が一体となって顧客とともにシステムを構築していくため、グループの情報通信事業関連の研究開発、システムエンジニアリング、営業の主要部門を集結させたもの。

一方、リビング営業についても、1990年、顧客の要望に迅速にこたえるため、マーケットイン型の製・販一体のシステム「MTM」、あわせて販売会社を「松下LEC」に再編成した。さらに1992年4月、従来の「ナショナル店会」を地域に密着した販促を中心とする「ナショナルMAST」への改組に着手、8月までに完了した。また1990年4月に構想を発表した「HUMAN21」の1つの柱である「1,800時間/CS」体制は、1992年に答申された「ゆとり創造委員会」の労働時間短縮プログラムに基づき、翌年4月から実施された。