161. 松下記念病院が竣工 1986年(昭和61年)

昭和61年3月、松下記念病院が完成、披露式が行われた。前身の旧松下病院は、昭和15年に開設され、昭和28年に松下電器健康保険組合の直営になり、一般市民の診療にも当たった。その後、4回の増改築が行われたが、老朽化し、手狭になったために、昭和59年から総事業費約160億円を投じて建築を進めていたものである。

新病院は、地上7階、地下1階、別館に松下健康管理センターがある。延べ床面積は、約3万平方メートルで、旧松下病院の約2倍、ベッド数も増え、脳神経外科を新設、夜間救急体制も整備されて、新しい市民総合病院としての役割が期待された。

披露式では、相談役は高橋荒太郎顧問(松下健康保険組合理事長)とともに記念植樹を行い、続いて松下正治会長も加わり、3人でテープカットを行った。