活躍する女性たち

小さな成長を確かめられる場所。昨日より大きな自分に出会える場所。 知的財産 杉本 史奈

日本が誇る「技術」+私の財産「法律」、の答え

大学生の頃フランスに留学していたのですが、当時のフランスでは古い書物や絵画をデータ化しようという動きに伴い、著作権や知的財産に関する法律の話題が活発に取り上げられていました。そこで刺激を受け、日本に戻ってから知的財産法を専門的に学びたいと大学院に進学。知れば知るほど面白い分野だと思いました。また、フランスでは日本のハイテクノロジーに関する評価が非常に高かったことが印象深く、「日本が誇る技術と私が得意とする法律、両方を合わせた仕事ができたらすごく面白いんじゃないか」、そんな想いが芽生えたことが現在の仕事を目指したきっかけでした。加えて、グローバルな仕事ができること、女性も長く働きやすい環境があることに惹かれて松下電器(現パナソニック)に興味を持ったのです。決定的になったのは春と夏に参加したインターンシップ。実際に職場の方と机を並べて仕事をして感じた人の魅力でした。「一緒に働いたら成長できそう」と心から思い、志望しました。

仕事の喜びを結果だけでなく人の優しさで感じる

入社してからずっと現在と同じ部署で知的財産部門の法務業務を担当しています。具体的な内容としては欧米の特許ライセンス会社や当社の競合メーカーとの知財ライセンス交渉と契約書作成、締結ですね。他社の特許を当社の製品で実施しているような場合や、当社の特許を他社製品で実施している場合に、実施における適切な条件とライセンス料を交渉します。知的財産はデリケートな事柄なので、契約書を書く際には誤解を招かないような表現や法律を侵してないかなど細かいところまで気配りが不可欠。技術のことも知らなければいけないので、技術者の方や商品企画の方から教わりながら進めます。さらに社内の多くの部署を廻って情報を集め、どうすれば交渉を有利に進められるかロジックを構築。交渉がうまくいった場合、大きなコストカットが実現でき、製品の価格をより抑えて消費者の皆様に提供できます。直接エンドユーザーの声を聞くことはありませんが、製品を製造・販売する事業部の方がいつも「杉本さんのおかげでこれだけコストが削減できたよ、ありがとう」と言葉をくれることが本当に嬉しくて。簡単な仕事ではありませんが、こうして一緒に喜んでくれる方がいることにも大きなやりがいを感じています。

仕事も家庭も大切にして自分らしく成長していきたい

世界中の方と仕事をするので、話せない言語でも挨拶程度は覚える、その国の時事問題やトレンドニュースなどふとした会話を盛り上げるような情報を学ぶ、国ごとのマナーを知るなどささやかな工夫をして信頼関係を築くようにしています。今後も社内外問わず多くの方と協力し合いながら仕事をしていきたいです。また、日々勉強を重ね技術知識や法的知識を一層深めて、より複雑な案件も担当出来るようになりたいですね。後輩も入ってきているので人材育成やマネジメントの仕事も少しずつ手掛けたいです。当社には結婚して子どもがいても、仕事と家庭を両立してかっこよく活躍している方が多くおり、将来設計がしやすいのがとても嬉しいですね。また、私の部署には技術出身の方、営業出身の方、法律のプロフェッショナルの方など多様なバックグラウンドの方がおり、国籍も欧米やアジアなどさまざま。こうした周りの方から刺激を受けながら、自分らしい成長をしていきたいと思います。

プロフィール

杉本 史奈
【入社】 2004年
【職種】 知的財産