アプライアンス社 オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社

デバイスソリューション事業部

仕事事例

技術者自らが、製品ではなく「価値」を売る工場

月産30億個を誇る抵抗器のマザー工場
1933年に開始したパナソニックのデバイス事業。「良いラジオを作るには良い部品から」と創業者松下幸之助の思いから始まったデバイス事業は、パナソニック製品のみならず、世界中の家電製品や車に搭載される製品を生み出しています。ここ森田工場は抵抗器のマザー工場として月間30億個を生産。最小のものでは、0.1mm(タテ)×0.2mm(ヨコ)という微細な製品。今後の注力分野は車載向けチップ抵抗器の開発です。ますます進んでいく自動車の電装化、さらに自動運転の実現に向け、過酷な環境での使用に耐えられる「耐久性」、変動の少ない「高精度」を備えた製品開発に取り組んでいます。さらに製品単体の品質のみならず、お客様の製品に実装した際の性能評価のため、工場内に自社製の実装検証装置を持ち、品質を追求しています。

技術者自らが最初から最後まで顧客と向き合う
もう一つの森田工場の大きな柱がノイズ対策部品です。スマートフォンやタブレットなどICT向け製品が主流。コイル形成方法などパナソニック独自の技術で、より小型かつより高品質な製品を作り出していますが、映像の高画質化に伴いさまざまなニーズが生まれています。森田工場では「売る技術」という方針を掲げ、技術のことを誰よりも知っている技術者自身がお客様のもとへ伺い、要望をヒアリングし、自ら開発に反映していきます。目の前の製品だけでなく、将来的なニーズに対する要素技術開発まで、手掛けられる範囲は多岐にわたります。現在開発中の製品における要望は、4K・2Kに対応する大容量の信号を流すための性能向上。現行製品とは全く特性が異なるため、素材選定からの開発です。要望を満たす特性を出すために一番苦労するのがこの材料開発ですが、最初から最後まで技術者がお客様と直接やりとりしているだけに、製品を採用されたときの醍醐味は言葉では言い表せません。

今後、必要とされる私たちの「役割」
単品の専業メーカーではない私たちの強みは、事業領域と扱う製品の多様さにあります。技術知見の広がりはもちろんのこと、お客様のニーズに応える「価値」の提供を可能にしています。たとえば、他社製品を採用していたスマートフォンメーカーに対しては、自社の「薄膜チップ抵抗器とキャパシタ」をセットで提案することで、「高音質」という価値を実現することができました。こうした動きはますます増えており、同工場内で開発している薄膜抵抗器とノイズ対策部品を合わせた提案はもちろんのこと、異なるデバイスを製造する宇治工場や山口工場、北海道工場などとの連携、協働提案が形になってきています。各業界のリーディングカンパニーと直接対峙し、要望に応える最先端の技術を追求し続ける。全社の協力を惜しまない体制と、技術者が主役となり自ら考え動くものづくりの風土が、この環境を実現しています。ぜひ新しい仲間と共に、さらなる「価値」を生み出していきたいと思います。

1Fのショールーム。お客様や多くの学生が見学に訪れます。

技術者が主体となり、自ら作り上げ、売ることができる環境です。

キャリアプラン事例

多彩な製品を担当しながらキャリアを選択

森田工場では、チップ抵抗器やノイズ対策部品をはじめとする多彩なデバイスを開発しています。数年サイクルでさまざまな製品を担当していただき、ノウハウを蓄積しながら、次のキャリアステップを決定していきます。段階ごとの研修プランも整備されており、品質や原価計算、特許など、必要な知識を順を追って身につけていくことが可能です。森田工場内にも先行開発を手掛ける開発課が門真(大阪)にあり、経験や志向によって、異動も行っています。また、全社の先行開発を手掛ける技術本部との人材交流も行っています。

●薄膜チップ抵抗器開発では半導体プロセスの活用により開発精度を向上。スパッタリング、フォトリソ、エッチングなどの工程知識がある方は存分に活かしていただけます。車載向けの過酷な環境に耐えうる製品開発という大きな課題に取り組み、顧客のパートナーとして技術を追求できる環境です。
●ノイズ対策部品では、特に映像分野での高画質化に対応する性能強化が求められています。根底から特性を変えるため、材料開発からのスタート。セラミック材料技術、実装・評価するための回路知識などが活かせます。

【モデル年収】
28~35歳(係長クラス)・年収500~800万円
経験によって、初年度年収500~800万円程度を想定。

転職者・先輩社員事例

週末には歓迎会。馴染みやすい環境です

●半導体事業から異動してきましたが、隣の課の人も気さくに声をかけてくれたりと、とてもやりやすい環境。年代もバラバラですが休憩時間もわいわい話せるのですぐに馴染めたし、わからないことは課をまたいで教えてくれる。ちなみに、異動者や新人が来たときは、その週末に必ず歓迎会をしています。(薄膜チップ抵抗器の開発)

●今の製品や技術が好きですね。開発して、それがお客様に使われるのが見える。手掛けた製品が採用されると、最終製品がスマートフォンやゲーム機なので思わず「買いに行こうかな」と思ってしまいます。(ノイズ対策部品の商品開発)

また、技術資料を共有できるシステムがあり、パナソニック全社の技術を参考にできるなど、全社横断のネットワークが充実。直接連絡をとり、TV会議などで質問することもできるので、実際、セラミック焼成について実験がうまくいかないときに資料を探してノウハウを聞くなど、開発に役立つ環境が整っています。