アプライアンス社 エコソリューションズ社

エンジニアリング綜合部

仕事事例

3Dとして視覚化するというイノベーション

第三者の立場から「まちづくり」を支える
ご存知の話かと思いますが、まちづくり事業において最も難しいのが行政・企業・地域住民といった関係者全員の合意を得ること。特に、コンセプトワードや図面をもとに検討を進める初期構想段階では、完成形をイメージしにくいことが意見のすれ違いを生み、合意形成までに多大な時間を要することとなります。私たちが提案する「環境計画支援VR(Virtual Reality System)」は、初期構想段階からまちづくり計画をコンピュータ内で立体化し、誰にとってもわかりやすい空間イメージを可視化することができる事業計画支援ツールです。環境計画VR推進チームのコンサルタント職は、このツールを活用しながら、まちづくり事業を推進する役割を担っています。設計そのものを請け負うのとは異なる“第三者”の立場だからこそ、初期構想段階から入り込めるのも、私たちの強みと言えます。

2007年にスタートした東京都豊島区様の事例では、「池袋駅周辺の整備計画事業」と「池袋駅西口駅前街区まちづくり」の2つの事業促進にVRが大きな役割を果たしました。

全国で増え続けるVR活用事例
豊島区では、地権者向けにVRを活用して、“3Dで駅周辺を一周して現況を確認する”ワークショップを開催しました。現況を構造的に捉えることで、環境や防災面の課題を把握することができ、小規模商店等の集約・共同化プランの策定を進めることができています。

2006年から2027年まで継続する渋谷駅周辺再開発でも地下導線、災害対策などの複雑な設定をリアル3D化することによる複数案の設計検証、未来図を体感するためのスマートフォンやタブレットを活用した情報発信など、合意形成に向けた様々な仕組みが始まっています。

コンセプトや図面だけの場合に比べて要望の解決度合いが一目瞭然となり、飛躍的に検討スピードが速まることや、普通のPCでも動かせる動作の軽さや操作性の高さから地域住民の参画も容易なことなど、合意形成の局面において大きな力を発揮するVR。

データの追加・更新により、長期的なまちづくりのマスターデータとして活用できることも特徴で、東北の陸前高田市復興まちづくりや、官民一体プロジェクトとして進行中のFujisawa SST(サスティナブル・スマートタウン http://www2.panasonic.biz/es/solution/fujisawa/ )でもその有効性は証明されています。

今後、必要とされる私たちの「役割」
今後拡大する地方創生やシティプロモーションのニーズを早期に発掘し、VRをきっかけとしながら、初期構想の段階からより深いコンサルティングを進めていくのが私たちの使命。そのため、まちづくりや建築に関する知識、コンサルティング能力に加え、3Dなど新しいツール活用への意欲も必要となります。

メーカーとしてのものづくり技術を投入したVRや多様な領域のクライアントがいるからこそ保有できるビッグデータの活用、Fujisawa SSTをはじめとするスマートシティの実現とノウハウの展開など、「パナソニックだからできるまちづくり」の可能性はまだまだ広がっています。

池袋駅西口(平成19年時点)、駅前歩道が狭く煩雑に入り組んだ街区

回遊性を高めるため、VR上で駅前歩道を拡大、街区を共同化したイメージ

キャリアプラン事例

まちづくりコンサルタントとして専門性を追求できる場所

都市計画やまちづくりのコンサルティングを手掛け、パナソニックの中でも異彩を放つ環境計画VR推進チームには、都市工学専攻、一級建築士保持など、専門性の高いメンバーが集まっています。配属後は基本的に異動は少なく、「まちづくり」を切り口にした長期的なキャリアを築きやすい環境と言えます。10年越しのリピーターとなるクライアントもおり、関わった「街」が時代に合わせて変化していくさまを間近に感じられるポジションです。

今後、事業の柱となる「地方創生まちづくり」「大都市シティプロモーション」のコンサルティングに加え、海外プロジェクトも積極的に推進していきます。国内外を問わず、コンサルタントとしてのキャリアを追求していただける環境です。

【モデル年収】
30~35歳(係長クラス)・年収600~650万円
経験によって、初年度年収550~800万円程度を想定。

転職者・先輩社員事例

コンサルタント出身。VRの可能性を感じての転職

現在、私たちのチームにいる中途入社メンバーはコンサルティングファーム出身。まちづくりプロジェクトでパナソニックと協働したときにVRを目の当たりにし、面白さを感じたそうです。

まちづくりにおいては関係者の合計形成が最も重要かつ難しいとされます。「このようなまちになる」という具体的なイメージを、誰にでもわかるように視覚的に示すことが、その合意形成のための大切な一歩になると考えられることから、VRという手法がたいへん有用なことを実感。

その印象が強かったことで、転職活動の際に「パナソニックでのまちづくり」を志望したと言います。提案プロセスにおける有効なツールを模索しているコンサルタントにとっては、理想的な環境かもしれません。すでに多くのクライアントに導入・活用されているVRですが、その反響から、さらにコンサルティングに活かし、面白いことができるはずだと可能性を感じています。

【転職者データ】
前職/まちづくりコンサルタント(2007年入社)