調達 鈴木 慎也

調達 鈴木 慎也 調達 鈴木 慎也

※入社年数・部署情報は2017年3月1日掲載時点のものです。

調達 鈴木 慎也

モノづくりに必要な原材料を調達する仕事。

パナソニックでは、製品のコスト競争力を高めるために、モノづくりに必要な原材料を自社で買い付け、国内外の工場に供給しています。電池部品の製造などに欠かせない鉛・亜鉛・レアアースなども、そのひとつ。これを国内外の精錬所などから買い付け、各国の製造拠点まで送り届けるのが私の仕事です。各地で買い付けた材料は、パナソニックの拠点だけでなく、外部のお客様にも販売しています。これは外部向けの調達分まで含めて“まとめ買い”すれば、それだけコストを低減できるメリットがあるからで、社内的にはバイヤー、社外のお客様に対してはサプライヤという2つの役割を同時に担うところに、今の仕事の面白みがあると思っています。また、現在私が担当している重要な仕事のひとつに、パナソニックの戦略パートナーである米国の電気自動車(EV)メーカー・テスラ社の「ギガファクトリー」に、EVの動力源となるリチウムイオン電池の材料を供給するという仕事があります。「ギガファクトリー」は、東京ドーム約280個分という想像を絶する規模を誇る超巨大バッテリー工場で、2020年までに年間50万台分のリチウムイオン電池(現在の全世界の生産量に匹敵!)を製造する計画。その部品のほぼすべてを、日本の各メーカーから調達・供給することになっています。社運がかかった大規模プロジェクト。圧倒的な規模感とともに、絶対に成功をさせるという緊張感を肌で感じながら、頻繁に渡米する忙しい毎日を過ごしています。

調達 鈴木 慎也

絶対逃げない、投げ出さない。

パナソニックで過ごした年月は、それはまさに変化と起伏にとんだ16年でした。国際物流、法務、企画と、社内では異例といっていいほどさまざまな職種の仕事を経験し、いくつもの得難い体験を通じて多くのことを学んだからです。最近では、2016年の1月、豪州ゴールドコーストにあったとある製錬所が、ある日突然任意整理に追い込まれてしまった時のことです。もしその精錬所からの供給が滞れば、私たちの供給先の外部のお客様の工場も生産停止を免れません。ニュースで知らせを聞いた私は、取るものもとりあえず、その日の飛行機で豪州へ。従業員以外立ち入りを禁止されている工場の正門前に一人陣取り、関係者と直接かけあって、当面の生産に必要なだけの原料の在庫を確保しました。その後、精錬所の生産が完全にストップしたことで、ビジネスは規模を縮小。しかし供給先のお客様は、一時も休まず操業を続け、パナソニックに対する信頼が損なわれることはありませんでした。法務を担当していた頃も含め、他にも一歩間違えればパナソニックブランドを大きくキズ付けてしまうことにもなりかねない事案に遭遇したことはありましたが、どんな事態に遭遇しても決して逃げない、最後まで投げ出さない。パナソニックでの16年が教えてくれたのは、そのことだったのかもしれません。

私のキャリアヒストリー 私のキャリアヒストリー

1 職場配属。ヤル気モード全開。

国際物流部門へ配属。船会社との運賃交渉などを担当する。海外生活が長く(米国・欧州で通算18年)、久しぶりに日本に戻ったこともあり、1年目からヤル気全開。右も左もわからない中、モチベーションだけは最高潮!

2 国際商事部門へ異動。法務の仕事を任される。

わずか1年で国際物流部門を離れ、非鉄金属をはじめとする原材料や、電子部品、食品などを輸出入・販売する社内商社部門へ。取引にかかわる契約書の作成・審査・交渉、トラブル対応、コンプライアンスなどを担当する。わずか1年で仕事内容がガラッと変わったことで、モチベーションも下降気味。

3 国際商事部門で経験を重ね、仕事の領域拡大。

さまざまな案件を手がけ、仕事に対する理解が深まるにつれ、法務部門の現状に問題意識を持つように。法務の仕事に対する社内の理解を深め、特に部門に深く関連するデリバティブ取引や貿易分野における社内アドバイザとしての存在感を高めたいという思いから、様々な仕事にチャレンジ。

4 仕事は絶好調。一方で刺激を求める気持ちも。

入社7年目、仕事にも慣れ、主事に昇格。環境規制、輸入規制など難しい対応が求められる案件を多数手がけ、法務としてのキャリアをさらに増す。一方で、気持ちに少しずつ変化も。仕事がつまらなかったわけではないし、それなりに楽しみながら仕事をしていた。だが仕事に対する“慣れ”が、邪魔をした。新たな刺激を求める気持ちが次第に膨らんだ。

5 大型設備プロジェクトに参加。技術者から刺激を受ける。

最新の電子部品を生産する大型設備のプロジェクトに、メンバーの一人として参加。販売先開拓に東奔西走する。それまで、あまり接点のなかった技術者との交流を通じて、知的好奇心を刺激される。法務として、まだまだやれることがあると、仕事に新たな意欲を燃やす。

6 法務から企画へ、異例のローテーション。

12年過ごした法務部門を後に、企画部門の課長に。調達部門の組織改革を担当し、全社の調達を一元化する「グローバル調達社」内の「原材料トレーディングセンター」(現部署)のグランドデザインに携わる。法務から企画という職種を超えた異動に、若干モチベーションが低下。

7 2年で2度目の職種間ローテーション。

原材料トレーディングセンターの設立と同時に、1年で企画課を離れ、現部署へ。2度目の職種間ローテーションを経験する。短期間での部署移動に一時的にはモチベーションが低下するも、仕事にも慣れ、今は熱く燃えています!

調達 鈴木 慎也

入社の決め手 入社の決め手

海外で長く暮らしていると、母国である日本のアイデンティティというものをどうしても意識するようになります。私もその一人。母校の大先輩に『我、太平洋の橋とならん』と、国際舞台で活躍した新渡戸稲造がいたことも手伝って、大学を卒業する頃には「日本のグローバルプレゼンス向上に貢献する仕事がしたい」と思うようになりました。就活では、グローバルに事業を展開する日本のメーカーに絞って会社選び。さんざん迷った挙げ句、面接でお話しした先輩社員の方とのフィーリングでパナソニックに決めました。
(入社後も、取引先・関係先・上司・先輩・後輩・部下を含め、本当に出会う「人」には恵まれていると思います!)