研究開発 東 和章

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※入社年数・部署情報は2017年3月1日掲載時点のものです。

研究開発 東 和章

5年後、10年後を見据えたインバータの次世代技術開発。

エアコンから冷蔵庫、洗濯機、電子レンジまで、パナソニックブランドの家電製品は、パワーエレクトロニクスとよばれる電力変換の技術で支えられています。中でも重要な役割を果たしているのが、モーターなどを高精度に制御するインバータ。高性能化・省エネ化を実現する技術として、多くの製品に搭載されています。私の仕事は、5年先、10年先の将来を見通しながら、そんなインバータの次世代技術を商品開発に先行して開発すること。インバータ技術に革命をもたらすとされるワイドバンドギャップ半導体や最新のSiパワー半導体を活用したインバータの研究開発、発電システム用の高効率インバータの開発など、様々な実験的な取り組みを進めています。パナソニックでは、自ら考え、自ら行動するのが基本。思い立つと、社内の関係部署をどんどん巻き込んで力を借ります。社内はみなさん協力的で入社1年目の私が、『こんなことをしたい』と協力を求めると、どの部署もすすんで協力してくれます。大組織でありながら自由でオープンな気風は、入社前には気付かなかったパナソニックの魅力です。もちろん未知の分野の開発だけに、日々の勉強は欠かせませんが、自由な環境の中で、新たな知識や経験を獲得し、エンジニアとしての成長を実感できることに、大きなやりがいを感じています。

研究開発 東 和章

この手でつくる、インバータの次の進化。

時には、勢い余って失敗もしました。高性能のパワー半導体を組み込んだ発電システム用インバータの評価中、デバイスを制御しきれなかったため、回路に過重な負荷がかかり、試作品を破壊。関係者に迷惑をかけてしまったのです。まだまだ未熟であることを実感し、知識だけではなくそれを生かす経験も必要だと学びました。また2016年12月からは、各事業部からパワーエレクトロニクスの技術者を集め、社内の共通課題について話し合う「ワーキンググループ」がスタートしたのですが、これに自ら志願し、事務局として様々な取り組みを推進しています。3年間勤めた自動車メーカーを退職し、パナソニックにキャリア入社したのは1年前。決め手は、『失敗を恐れずチャレンジできる会社』と面接で聞いたことです。その言葉通り、この1年は自由に思考を広げ、やりたかったことに挑戦できた1年でした。インバータ技術は、ワイドバンドギャップ半導体の進歩により、さらなる小型高性能化にむけた技術開発が加速しています。インバータ技術との出会いは、今から10年余り前。新卒で入社した電機メーカーの半導体部門に配属され、パワー半導体の開発に関わった時でした。今や私にとってライフワークともいえるインバータですが、チャレンジに寛容なパナソニックの風土の中で、その未知の可能性を切り開き、パナソニックブランドの家電開発を支えていきたいと思っています。

私のキャリアヒストリー 私のキャリアヒストリー

1 電機メーカーに新卒で入社。パワー半導体の開発に従事。

大学ではエネルギー工学を専攻。卒業して総合電機メーカーに入社し、半導体部門でパワー半導体の開発に従事。インバータ技術の将来に、無限の可能性を感じる。

2 自動車メーカーに転職。ハイブリッドカーの開発に関わる。

部品を開発する仕事に飽き足らなさを感じ、最終製品の開発に関わる仕事がしたいという思いが募り、自動車メーカーに転職。ハイブリッドカー数車種のインバータ開発に携わる。サプライヤーと連携しカスタム仕様のインバータ開発を経験。技術者としての幅を広げる。

3 パナソニックにキャリア入社。インバータの技術開発に従事。

3年間勤めた大手自動車メーカーを退職。長年携わったインバータの技術をさらに深く追求するためにパナソニックに入社。パワーエレクトロ二クスの要素技術開発として、インバータの研究開発に取り組む。

4 技術開発の難しさを痛感。

インバータの高効率化にむけ、高性能のパワー半導体を実装した試作品を製作。だがあまりの高性能ゆえに制御しきれず、評価実験中に大切な製品が破壊。周囲に迷惑をかける。どれほど高性能なデバイスも、それを使いこなす知識と経験がなければ宝の持ち腐れ。まだまだ未熟であることを思い知る。

5 性能とコストのトレードオフを意識しながら開発に邁進。

画期的な発明や発見も、コストに見合わなければ、何の意味もない。自分の使命は、研究のための研究ではなく、採算性に優れた新製品を時代に先駆けて開発することという意識を再確認。社内の関係部署とネットワークを広げながら、5年後10年後の未来を見据え、その時代の家電製品に適用される技術開発に挑む決意を新たにする。

6 技術部門横断のワーキンググループを主導。

社内(アプライアンス社)の各事業部からパワーエレクトロニクスの技術者が集まり、全社横断的な技術テーマを話し合う「ワーキンググループ」に参加。横のつながり、連携のチームワークの良さはパナソニックの特徴であり、強みであることを再認識。

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入社の決め手 入社の決め手

前職では、大手自動車メーカーでハイブリッドカー用のインバータ開発に従事し、充実した日々を過ごしていました。でもインバータを探求すればするほど、パワー半導体をはじめとするインバータのコア技術をさらに究めたいという思いが募るばかり。その気持ちを抑えきれなくなって転職を決意し、パナソニックに入社しました。転職先の候補はいくつかありましたが、その中でパナソニックを選んだのは、パワーエレクトロ二クス分野の開発に力を入れていることと、個人のチャレンジに対して寛容な風土に魅力を感じたからです。