Premier Judges Review of the winners in both categories

1. 小学生と中・高生の2つの視点。よりクリアに伝わる、子ども達の目に映る世界

今年から「小学生部門」と「中学生・高校生部門」の2部門制となったKWNコンテスト。その結果、各部門それぞれの「視点」に傾向の違いが見受けられました。小学生部門は、小学生ならではの目線から世界を投影。身近な生活や文化、地域を題材に、純潔かつ力強く伝えています。中学生・高校生部門は、それぞれの国における社会情勢をはじめとしたテーマ設定、ストーリー、制作技術のすべてにおいてハイレベルでした。

――― ラクサナ・クライカオ

2. 多様性に富んだ作品テーマ。多く取り上げられたのは様々な社会問題

今年の作品は、昨年よりもさらに多くの主題がありました。身体の不自由なアスリート、難民の社会的融合、野生動植物の生息環境保護、家族のありがたさ、「手」の様々な魅力、親の反対の克服、家族の共感、ビデオゲームに熱中することの危険性、身近な音の意外な発見、など多岐にわたります。このことは、KWNが多様な話題を自由に表現できる活動であることを示しています。その中で今年の傾向としては、昨年は学校生活、環境、ソーシャルメディアといった題材が中心であったのに対し、社会問題(移民、社会的価値観など)に関連したものが多いことが特徴的と言えるでしょう。

――― ブルー・スティーブン

3. 自分の外の世界を知ることによる「気づき」が彼らの成長の表れ

素晴らしい作品の数々に強く心が動かされました。今年の作品には彼らの成長の証としての「気づき」が垣間見られます。そして、彼らの視点が自分の周辺だけでなく、より広い世界に向けられていることに希望が持て、心強く感じました。テーマが何であっても、どの作品も新たな気づきを与えてくれるストーリーにまとめ上げられています。

――― シェリル・アントニオ

4. すべての制作過程でクオリティがいっそう向上

数年前から私は審査員としてKWN作品の進化を目の当たりにしてきました。今年の作品では、主題の選択から、脚本、撮影、演技、編集に至るまで、すべての制作過程において明らかな成長が見受けられます。毎年、子ども達は優れた作品を制作していますが、今年はさらにその上を行くクオリティに達しました。長く継続されているKWNグローバルコンテストによって、プロにも迫る若者たちのパワーと信念が、世界の人々に伝え続けられることに興奮しています。

――― ブルー・スティーブン

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KWN(キッド・ウィットネス・ニュース)は、パナソニックが小学生・中学生・高校生の子ども達を対象にビデオ制作を支援するグローバルな教育プログラムです。