KWN 日本コンテスト 2016 結果発表!
小学生部門 最優秀作品賞 東京都 小笠原村FCフォルサ母島 作品名「つながる」

小学生部門 最優秀作品賞
東京都 小笠原村FCフォルサ母島
作品名「つながる」

KWN日本コンテスト 2016 表彰式 参加校集合写真

KWN 日本コンテスト 2016 表彰式
参加校集合写真

中学生・高校生部門 最優秀作品賞 福島県 福島県立磐城高等学校 作品名「Open.」

中学生・高校生部門 最優秀作品賞
福島県 福島県立磐城高等学校
作品名「Open.」

▲2017年3月5日 パナソニックセンター東京で開催された表彰式の模様を
映像でご覧いだけます。上記ボタンをクリックしてください。

▲2017年3月5日 パナソニックセンター東京で開催された表彰式の模様を
写真でご覧いだけます。上記ボタンをクリックしてください。

KWN 日本コンテスト 2016 最優秀作品賞が決定!

表彰式は、2017年3月5日(日)にパナソニックセンター東京(有明)で実施しました。2016年度は小学生部門24校、中学生・高校生部45校、両部門併せて69校77チームが参加しました。
厳正な審査の結果、小学生部門で5作品、中学生・高校生部門で4作品の入賞(部門賞)と、佳作14作品が選出されました。その内、最優秀作品賞は、東京都 小笠原無FCフォルサ母島「つながる」と、福島県立磐城高等学校「Open.」に決定しました。両校は今年度初参加、初受賞となります。各部門の最優秀作品賞ならびに各受賞作品の動画を公開しましたのでご覧ください。

小学生部門 入賞作品(5校)
小学生部門 最優秀作品賞 トレジャー賞
小学生部門
「つながる」 小笠原FCフォルサ母島

「つながる」

東京都 
小笠原村FCフォルサ母島

中学生・高校生部門 入賞作品(4校)
中学生・高校生部門 最優秀作品賞 ベスト映像賞
中学生・高校生部門
Open. 福島県立磐城高等学校

Open.


福島県 
福島県立磐城高等学校

小学生部門 ハーモニー賞
小学生部門
A Message 森村学園初等部

A Message

神奈川県 
森村学園初等部

中学生・高校生部門 ベストジェネレーション賞 次世代クリエイター賞(等身大の心で賞)
中学生・高校生部門
好き 嫌い どっちでもいい 和薬科大学附属中学校

好き 嫌い どっちでもいい


沖縄県 
昭和薬科大学附属中学校

小学生部門 ジャーナリスト賞
小学生部門
バリアフリーって何だろう? 荒尾市立桜山小学校

バリアフリーって何だろう?

熊本県 
荒尾市立桜山小学校

中学生・高校生部門 未来シーズ賞
中学生・高校生部門
ことば 宮崎日大学高等学校

ことば


宮崎県 
宮崎日本大学高等学校

小学生部門 ハートフル賞
小学生部門
ありがとう 福津市立福間南小学校

ありがとう

福岡県 
福津市立福間南小学校

中学生・高校生部門 ロマンチック賞
中学生・高校生部門
月と、好き 大阪府立茨木高等学校

月と、好き。


大阪府 
大阪府立茨木高等学校

小学生部門 次世代クリエイター特別賞(テーマがひかるで賞)
小学生部門
My Name Is 江戸川区立篠崎小学校

My Name Is・・・

東京都 
江戸川区立篠崎小学校

惜しくも2016年度の上記受賞を逃した各部門の佳作作品の動画を公開しましたのでご覧ください。

最終審査作品の感想

今年度も、とても楽しく審査させていただきました。小学校生や中高生が、このような素晴らしい映像作品を構想し制作できることに驚いています。このコンテストの創設時から関わっていますが、その間、大きな変化が何度かありました。最初は編集がデジタルになったことによる変化です。それまではとても難しかった多様な映像表現が可能になりました。次に、作品が伝えるメッセージが絞り込まれるようになってきました。これは、みなさんが入選作品を研究したり、ワークショップに参加したりして、映像で表現するということの意味をつかんだことによると思います。そして、3つめにメッセージの伝え方が高度になったことです。たとえば、メタファーやシンボルをうまく使って、見ていて「なるほど!」と思うような作品が増えてきました。これから期待したいことがあるとすれば、メッセージの内容の吟味です。そのメッセージは本当に自分たちが伝えたいことなのかや、事実に基づいたことなのかというようなことをじっくり考えてほしいと思います。その上で、素晴らしい発想、技術、表現方法によって伝えられることで、人の心に残る作品になるのだと思います。

関西大学
総合情報学部  教授

黒上 晴夫 氏

長らく審査委員として参加させていただく中、「新しい手応え」を感じた年と言えました。映像を通して、制作の主役である学生達の、より自然な声が聞こえてきたように思います。「ドキュメンタリー」「ショートムービー」「記録映画」etc… 既存の映像ジャンルのどれでもない、独特のスタイルで自分たちのメッセージや、テーマに対する思いを描けるようになってきた事、素晴らしいですね。これはKWN主催ワークショップによる技術指導や、支援する先生方の変化の現れでもあり、総合力としての作品進化のきっかけになった事を感じています。 この先をもっと期待できる今、従来の優秀な海外作品などにも良い刺激をもらってテーマをより掘り下げる力を鍛えたり、同じ時間を生きて、地球の未来を作る仲間として、青少年達の連帯感が築けたら最高ですね。そのためにも目の前の等身大の感覚を大切にして、その遥か向こうにある「何か」と対話するための言語として「映像」が役立ってくれることを信じています。

伊藤 有壱 氏

東京藝術大学
大学院 教授

伊藤 有壱 氏

ことしは何を伝えたいか明確なものが多かったです。ひとと違ってもいいのだという多様性、生まれ育ったふるさとに対する愛情、1つのものを作り上げていく力、チャンスは近くにあるという意外性など、どれもメッセージ性がありました。技術的にも、インタビューや取材を通じての発見、黒板や教室の壁の習字など学生らしい演出、バサッとノートが落ちたり、水中で泡が吹き出たりする音・・と、さまざまなこだわりも伝わりました。今回、初めて表彰式に出席させていただき、こどもたちの思いを直接お聞きすることができたのも貴重な経験でした。私自身、ニュースの現場にいます。映像には、世の中を変えることができるだけの"力"があると思っています。一方で、最近のフェイク(嘘)ニュースのように本当でないことを本当らしく伝えてしまう恐ろしさもあります。若い人たちの感性をいかした、新しいニュース/映像作品を来年も期待しています。

飯田 香織 氏

NHK(日本放送協会)
経済部  副部長

飯田 香織 氏

「絵の力」「音の力」「言葉の力」その総合的な表現が動画作品の面白さなのだな、そう再確認させられました。しかも今回は、要素の足し算だけではなく、要素をあえて絞ることでメッセージや思いをより強く伝えることに成功している作品が多かったように思います。「セリフを使わない」「色をおさえる、モノクロにする」など、抑制することによって、逆に、見る側が、人物の思いや画面の意味を考えさせられる。普段、雑誌という紙媒体で主に文章と写真やイラストレーションを扱っている立場からするととても新鮮でした。また、そんな高度な表現を、小学生や中高生たちが生み出していることに驚きましたし、頼もしく思いました。これからますます表現力が問われる時代になります。多くの人の心に届く動画をつくれる、そんな「パワー」を手にすることは、とても素敵なことだと思います。

中村 亮 氏

プレジデント社
プレジデントファミリー編集部
編集長

中村 亮 氏

最近は映像が身近なものになりすぎて、人を傷つけてしまうような映像も世の中に多く拡散されています。そんな中、社会的な意義のある映像を作ることの崇高さを感じられるコンテストになったと思います。今回はじめて審査に参加しましたが、学生たちの映像に対する意識の高さに驚きました。また、それをサポートする先生や引率者たちの熱意にも感動しました。なにより会場に来ていた学生たち、先生、引率者がみんなで映像づくりを楽しんでいると感じられたので、その世界に身を置く者として僕自身が幸せでした。大人未満の視点や表現が初々しく、歳を重ねてそういった気持ちを忘れかけている僕にとっては羨ましくもありました。今の気持ちを忘れずに、人生経験を重ねていけば素敵なクリエーターになると思います。いつか、現場で会うことができたらお互いに幸せですね。将来どんな職業に就くとしても、テーマを理解し、それをかたちにしていく作業は、とてもいい経験になると思います。

山口 香 氏

株式会社ハット
企画演出部  ディレクター

山口 香 氏

コンテスト概要

KWN 日本コンテスト 2016 応募規定

作品テーマ

「環境」「コミュニケーション」「スポーツ」

作品時間

 5分以内

参加対象

【小学生部門】小学生4年生から6年生を対象とし、学校内のクラブ、有志、
   クラス等で5人以上のメンバーを有するグループ

【中学生・高校生部門】中学生1年生から高校生3年生を対象とし、学校内の
   クラブ、有志、クラス等で5人以上のメンバーを有するグループ

KWN 日本コンテスト 2016 表彰式概要

日時

  2017年3月5日(日) 

会場

  パナソニックセンター東京

審査プロセス

審査プロセス

KWN 日本コンテスト 2016 表彰式のMC紹介

香月 よう子 さん(かつき ようこ)
メインMC

香月 よう子(かつき ようこ)さん
フリーアナウンサー・地域教育ジャーナリスト

意気込みコメント

【プロフィール】番組パーソナリティ、ナレーターの他、中心市街地活性化、町づくり等、省庁主催のシンポジウムのコーディネーター、講演を行う。一方で、「きてきて先生プロジェクト」の代表として、地域を担う人材の教育活動を展開。

千葉 あすか さん(ちば あすか)
メインMC

千葉 あすか(ちば あすか)さん
文教大学1年生

意気込みコメント

【プロフィール】福島県 いわき市立磐崎中学校に在学中、KWN参加。2011年度のコンテストでは、見事最優秀作品賞を受賞。
現在も放送部に所属して、コミュニティFMに携わるなど、KWNでの経験を発揮している。

高橋 直生 さん(たかはし なおき)
メインMC

高橋 直生(たかはし なおき)さん
早稲田大学1年生

意気込みコメント

【プロフィール】KWN入賞の常連校である森村学園のOB。初等部時代に学校の授業を通じて映像制作に関心を持ち、現在は早稲田大学に進学し、講義、サークルを通して映像制作について学んでいる。

最終審査員紹介

黒上 晴夫 氏

関西大学
総合情報学部
教授

黒上 晴夫 氏

メディアを活用した授業デザインやカリキュラム開発、「学び」に関するシステムや評価法などについて実践的な研究を行っている。2003年KWN日本の立ち上げ時より映像指導等に深く携わり支援をいただく。

伊藤 有壱 氏

東京藝術大学
大学院
教授
伊藤 有壱

東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。日本アニメーション協会理事 東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻教授 大阪芸術大学キャラクター造形学科客員教授クレイアニメーター、CMディレクターとしても活躍。

飯田 香織 氏

NHK(日本放送協会)
経済部
副部長

飯田 香織 氏

報道局経済部記者となり2004年から4年間、ワシントン特派員。2010年から4年間、「Bizスポ」「Bizプラス」「Biz+サンデー」のキャスターとして経済報道の最前線に。内外の要人のインタビュー多数。

中村 亮 氏

プレジデント社
プレジデントファミリー編集部
編集長

中村 亮 氏

創刊以来「プレジデントファミリー」を担当。小学生、中学生を取り巻く世界をウオッチし続けているのがプレジデントファミリーの強み。

山口 香 氏

株式会社ハット
企画演出部
ディレクター

山口 香 氏

2001年にCM監督としてデビュー。カンヌライオンズ FILM部門ブロンズ、フジサンケイ広告大賞 メディアミックス部門グランプリ。CMだけでなく、キャンペーン映像やド キュメンタリー映像も手掛けている。※本年度より最終審査員に就任

福田 里香 氏

パナソニック(株)
ブランドコミュニケーション本部
CSR・社会文化部 部長

福田 里香 氏

入社以降、人事・労政部門にて、パナソニックグループの賃金体系など人事処遇制度の企画・運営に携わる。2010年からは、東京の渉外部門で人事・総務業務を担当。2014年5月よりCSR・社会文化部 部長を務める。