安心・安全な食を、世界の人々へ

コールドチェーンを核に、省エネと温室効果ガス半減を実現する店舗ソリューション

適正な温度に保たれた食品が陳列されたスーパーマーケットやコンビニは、先進国から発展途上国に進出しています。それに伴い、電力消費や食品の輸送量が急増。エネルギー問題や環境問題も世界的な課題となり、省エネで環境にも優しい店舗運営が求められています。

一般的なスーパーマーケットにおいて、店舗全体の消費電力の約4割を占めるのが、冷凍冷蔵設備です。パナソニックは、食品を適正な温度に保ち続ける「コールドチェーン」に欠かせない冷凍冷蔵設備を中心とした店舗ソリューションに注目しました。

冷気を閉じ込める見えない壁

家庭の冷凍冷蔵庫は「扉をできるだけ開閉しないこと」が省エネのコツであることはよく知られていますが、店舗のショーケースはお客様に商品を手に取っていただくために、オープンでなくてはいけません。

この矛盾する要求を満たす独自技術が、「Wエアカーテン」。「見えない扉」で冷気をショーケースの内側に閉じ込め、食品の鮮度を保ちつつ無駄な消費電力をおさえます。

空気の力で冷気を逃がさないWエアカーテン

また、外気変動に左右されず適正温度を保持し、冷やし過ぎによるエネルギーロスを防ぐ「新温度制御システム」を開発しました。さらにショーケース内照明のLED化や省エネガラスドアの採用で、ショーケース全体の大幅な消費エネルギーの削減が見込めます。

「地球にやさしい」と「省エネ」は両立する

冷凍冷蔵設備の冷媒として広く用いられてきた特定フロン(CFC)や代替フロン(HFC)は地球環境に悪影響を及ぼすため、地球温暖化係数が低くかつ環境に悪影響を及ぼさない自然冷媒が注目されています。

中でもCO2は毒性や燃焼性がなく、安全性の点で優れていますが、HFCなどを利用した場合に比べてシステム全体が高温高圧になりやすく、冷凍冷蔵設備に使用するのは難しいとされていました。

パナソニックはこの常識を覆すべく、1997年から研究に着手。高圧に耐えるコンプレッサー、寒冷地用エコキュート製品向けに開発されたスプリット熱交換器を導入した冷凍サイクル、冷却パイプの細径とピッチ(間隔)の最適化などにより、CO2冷媒の特性を最大限に活かし、かつ省エネルギーなノンフロン冷凍機システムを開発しました。

エネルギー自給自足をワンストップで実現

店舗全体の省エネ・環境負荷削減のためには、冷熱技術の導入だけでなく、空調や店内照明のLED化による消費電力の削減が必要です。さらに、ソーラーパネルによる太陽光発電を導入することで、エネルギーを自ら作り出し、店舗運営システム全体の省エネ化が可能になります。

パナソニックは、省エネと創エネを同時に実現することで、エネルギー消費が伸び続けている途上国に環境問題に対して具体的な貢献に貢献しています。

温室効果ガス排出量を半減する店舗コントローラー

省エネ対応の冷凍冷蔵機器、空調設備、照明の性能を更に引き出すために、パナソニックの “店舗コントローラー” は、ショーケース、冷凍機器、空調設備、照明をつないで一元管理します。

外の気温や明るさなどの店舗の環境変化に合わせて、システム全体を最適な設定に自動制御することで、省エネ効果をさらに高めることができます。こうした工夫により、店舗全体の温室効果ガス排出量をCO2換算で半分以下に削減することができたのです。

また、モニタリングサービスと連携することで、店舗の運営に影響が出る前に故障を検知し、自動でサポートセンターに通知します。
店のオーナーが気づかないうちに冷蔵庫が故障しても、食品の温度が上がってしまう前にサービススタッフが店舗に駆けつけて対応し、そのまま営業を続けることが可能なのです。

鮮やかな色彩のサラダ、解凍してすぐに使えるシーフード、みずみずしい外国のフルーツ。 快適な店内で、新鮮な食品をいつでも買うことができる。そんな日常生活をパナソニックの店舗ソリューションが支えています。

パナソニックのコールドチェーンソリューション「産地からご家庭の食卓へ」

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