Panasonic オリンピックとパラリンピックに関する教育フォーラム 2015 第1部 基調講演

2015年10月5日、有明のパナソニックセンター東京において「オリンピックとパラリンピックに関する教育フォーラム」が開催されました。

まずパナソニック株式会社役員ブランドコミュニケーション本部長 竹安聡が「パナソニックはスポーツを通じて世界の平和に貢献するというオリンピックの理念に共感し、1987年より、長く二十数年にわたりオリンピックのワールドワイドスポンサーとして大会のサポートを行ってきました。2014年にはパラリンピックのワールドパートナーにもなっています。このたび、2020年に開催される東京大会に向け、学校で行われるオリンピックやパラリンピックを題材にした教育を支援する活動を新たに開始することになりました。今回のフォーラムでは専門の方々からの貴重なご意見を頂戴し、この討議が現場での活動の支援になればと願っております」と冒頭でご挨拶。これを皮切りに1部、2部にわたり貴重な講演や、活発な意見交換が繰り広げられました。

第1部 基調講演

オリンピック・パラリンピック教育の推進に向けて

第1部 基調講演

オリンピック・パラリンピック教育の推進に向けて

スポーツ庁オリンピック・パラリンピック課 課長補佐 片山達也氏

オリンピック・パラリンピック教育を通じて若者を教育することは、その若者たちによる「平和でより良い世界の構築」に貢献することにつながります。それはIOCが定めている「オリンピック憲章」にオリンピックムーブメントの目的としても書かれています。オリンピックは単なるスポーツの祭典というだけでなく、文化の祭典でもあります。オリンピズムというのは文化・教育・スポーツを融合させた生き方の哲学であり、大きな概念であるということを根本原則としているのです。
それゆえ2020年を一過性のイベントで終わらせるのではなく、レガシーとして後に何を残していくのかということが重要になってくるかと思っています。オリンピック・パラリンピック教育と、それで得られる「よりよい世界の構築に貢献する」という若者たちへの成果、これらは素晴らしいレガシーになるはずです。
だからこそ文部科学省、スポーツ庁においては、その教育の推進ということを大きなテーマとして捉えていかなければならないと考えています。文科省ではオリンピック・パラリンピック教育に関する「有識者会議」を設置いたしました。その議論の中で出たひとつの課題が、ある程度の規模を持つ体制、大学や自治体、企業など幅広い関係者が参加するコンソーシアムがなければこの教育の推進は難しいということです。ここにお集まりの教育関係の先生方には、オリンピック・パラリンピック教育のインフルエンサーとして周囲に良い影響を与えていただきますようお願い申し上げます。

第1部 基調講演

東京都におけるオリンピック・パラリンピック教育の取り組み

第1部 基調講演

東京都におけるオリンピック・パラリンピック教育の取り組み

東京都教育庁 総務部 オリンピック・パラリンピック教育施策担当課長 引場信治氏

オリンピック・パラリンピック教育を、実際に、どう進めていくかと言いますと「すべての子供たちが何らかの形で大会に関わる」「座学だけでなく実際に体験や活動を通じて学ぶ」「大会後を見据えて計画的、継続的に教育に取り組んでいく」。これら3つの視点が重要であると考えています。東京におけるオリンピック・パラリンピック教育がめざすのは「自らの目標を持って自己を肯定し、自らのベストをめざす意欲と態度を備えた子供を育てる」そして「知・得・体の調和のとれた人」「自ら学び行動できる国際感覚を備えた人」「多様性を尊重し共生社会の実現や国際社会の平和と発展に貢献できる人」へと子供たちを育てていくことです。
東京都でも「有識者会議」を立ち上げています。本日の第二部でご登壇される筑波大学の真田教授を座長といたしまして、産業界、オリンピアン・パラリンピアンの方々にメンバーに入っていただき、パナソニック様からも参加いただいております。
現在、オリンピック・パラリンピック教育の推進校を600校指定していますが、2016年の4月以降は東京都内の全校で進めていきたいと考えています。そのため今年度いっぱいかけて学習教材の作成にも取り組んでいるところでございます。
またオリンピアン・パラリンピアン、日本で活躍している外国人アスリートの方々にも協力を得まして、学校での体験型学習や様々な国際交流を進めていく予定です。

第1部 活動紹介

パナソニックが取り組むオリンピックやパラリンピックを題材とした教育の考え方と方向性について

第1部 活動紹介

パナソニックが取り組むオリンピックやパラリンピックを題材とした教育の考え方と方向性について

パナソニック株式会社 ブランドコミュニケーション本部CSR・社会文化部長 福田里香

なぜ一企業であるパナソニックが子供たちの教育に取り組むのか、それは当社の「企業は社会の公器であり、すなわち事業を通じて社会の発展に貢献していく」という経営理念が関係しています。次の時代を担う子供たちや若者の健全な育成がなければ将来の世界・日本はないのではないか、そう考え始まったのが当社の次世代育成支援なのです。特にここ数年は、グローバルで環境教育に取り組んでおり、2014年度だけでも約45万人を対象に実施をしました。
さらに近ごろは、国立教育政策研究所から出ている「21世紀型能力」も視野に入れ、テーマを環境教育から「生きる力、そして自らの人生をデザインできる能力の伸長に重きを置く」いわゆる「キャリア教育」に軸足を移そうと考えていました。「21世紀型能力」を持つ人材は、学校や教育現場で求められる人材ですが、同時に企業でも大きな夢を持ちチャレンジし続ける力や、新たな価値を創造して社会を変革していく人材が求められており、昨今非常に重要度を増してきております。
そういった流れもあり、私たちは、子供たちが非常に興味を持つ2020年の東京大会を「キャリア教育」の絶好の機会ととらえ、オリンピックとパラリンピックを題材とした教育を開始することにしました。
当社はワールドワイドパートナーとして、ずっとオリンピックと寄り添ってきましたので、様々な映像、実績もございます。企業ならではのノウハウと、過去より取り組んできました次世代教育支援で養ったノウハウを掛け合わせ、学校現場で少しでもお役に立てるプログラムの開発に取り組んで参ります。どうぞ皆さま、引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。

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