オリンピックとパラリンピックに関する
パナソニックの教育支援

オリンピックとパラリンピックを題材にした教育を考える
Terchers’セミナースペシャル

第3部 分科会 オリンピックとパラリンピックをテーマにした次世代教育の事例紹介

第3部分科会 オリンピックとパラリンピックをテーマにした次世代教育の事例紹介

分科会 ①

テーマ:カリキュラムマネジメント

東京都東久留米市立南中学校
校長 川上 智
 

東京都教育委員会のオリンピック・パラリンピック教育重点校として「日本人の自覚と誇りの涵養(かんよう)」をテーマに、全校のカリキュラムマネジメントの視点を中心にした事例を紹介していただきました。

川上先生にお話をいただいた内容は、「カリキュラムマネジメントの視点でオリパラ教育をどう構築するのか」、まさに2020年にむけた新学習指導要領の中で焦点があたっているテーマです。

まず、川上先生から、カリキュラムマネジメントとは、どのような考え方のことを指すのか、三つの視点を説明いただいた後、南中学校の教育目標に照らし合わせてどのようにカリキュラムマネジメントを行ったのかを事例をもとにお話をいただきました。

一つ目は「教科横断的な視点」です。例えば、同校の平成28年度のオリンピック・パラリンピック教育のテーマは「日本人としての自覚と誇りの涵養」。そのテーマを具現化するために、これまでに行ってきた教育活動を、オリンピック・パラリンピック教育の視点から教育内容を相互に関連付け、指導事項を組織的に配列することが求められました。そこで、2年生に対して「2020東京大会で日本ならではの“おもてなし”」をコンセプトに、職場体験、オリンピアンやアスリートの交流、都内めぐり遠足、ブラジル大使館との交流を軸に事前授業や事後授業を“おもてなし”の視点で「指導事項を組織的に配列」した事例の紹介をいただきました。

二つ目として、「教育内容と物的資源」を効果的に組み合わせること。例えば、企業の提供する教育プログラムを活用する際にも、学校側としては“企業が提供する学習教材”に教育的な価値づけをして、自分たちの学校の生徒の実態にあわせてアレンジして活用することが重要だとお話しいただきました。アレンジの視点として、以下の4点を示していただきました。
①プログラムを同校の指導計画の一部に組み込み
②これまでの同校の取組(既習事項)をプログラムと関連付ける
③本時のねらいにあわせてプログラムの活動を精選する
④企業の資源(パナソニックの映像教材等)を駆使する
教育関係者はもとより、企業の方々も熱心にお話を聞く姿が印象的でした。

三つ目の視点は、「教育内容と人的資源」を組み合わせること。南中学校では、国内・海外のトップアスリートを多く招へいした授業を積極的に実施しています。川上先生は、「本物に触れることの価値」には以下のものがあるとお考えでした。
-あこがれや夢を具体的にイメージすることができる
-今後の自分の行動や生き方を考えることにつながっていく
-知らない人(物)であっても子どもたちは、“本物”に感動する
今後も積極的に本物と接する授業も展開していきたいとお考えでした。

このように、カリキュラムマネジメントの切り口で、取組事例を紹介いただきました。

参加者の声 参加者の声
  • 企業の特性を活かした取組がとても素晴らしかった。
  • カリキュラムマネジメントとはどのようなことをいうのか理解できた。
写真:川上 智 氏 写真:川上 智 氏
写真:分科会①の様子1 写真:分科会①の様子1
写真:分科会①の様子2 写真:分科会①の様子2
写真:分科会①の様子3 写真:分科会①の様子3