オリンピックとパラリンピックに関する
パナソニックの教育支援

オリンピックとパラリンピックを題材にした教育を考える
Terchers’セミナースペシャル

第3部 分科会 オリンピックとパラリンピックをテーマにした次世代教育の事例紹介

第3部分科会 オリンピックとパラリンピックをテーマにした次世代教育の事例紹介

分科会 ④

テーマ:ダイバーシティー&インクルージョン

オットーボック・ジャパン株式会社
義肢事業部 事業部長 兼 渉外担当部長 矢野 裕一
 
秘書室業部 事業部長 兼  渉外担当部長佐竹 光江 

ドイツに本社を置く総合医療福祉機器メーカーとして、長年、障がい者スポーツをサポートしてきた立場から、スポーツ、教育を通しての共生社会実現への取組みを紹介していただきました。

本分科会のテーマは、“ダイバーシティ&インクルージョン”(多様性の受容)。講師の矢野さんから、ジェンダーの違いや、人種・国籍・民族・宗教等の違い、世代の違いそして、身体状況の違いなどがあることを、参加者とともに確認した後、オットーボック社の概要について説明いただきました。

オットーボック社のミッションは、「手足を失った人々や、その他の身体的障害をもった人々が、その障害を忘れてしまうほど優れた義肢・装具を研究開発し実生活で活用することで、人生に再び意義を感じられるように手助けをする」こと。日本における障がい者の割合は人口の約6%であり、16名に1人であることや、身体障がい者の種類別人数など全体的な概要を説明いただきました。

その上で、佐竹さんから、特に1988年のソウル大会から夏季・冬季パラリンピックで実施している“パラリンピック技術・修理サービス”について紹介をいただきました。まさにパラリンピックを支える裏方の仕事です。ここでは、「全ての選手に最高のパフォーマンスを発揮してもらう事」をゴールに、「全ての選手が万全な状況で競技に集中できる環境を提供するために、技術・修理サービスを無償で平等に提供することを」がミッション。パラリンピック期間中、24時間の緊急サービスに対応するため、29ケ国100名のスタッフが26言語で対応できる体制をとった修理サービスのお話に、参加者は非常に感動した様子でした。

その他、社会貢献活動として、優れたトレーナーによるランニングクリニックを開催することで、切断者の方々に義足で走る楽しみを知っていただき、それをきっかけに健康的で活動的な生活を取り戻していただき、さらにこのような活動を積極的に共有することで多くの方に障がい者スポーツの現状への理解を深めていただき共生社会の実現を目指したいと、活動を続けられていることをお話いただきました。

最後に、オットーボック・ジャパンの社会的責任として、“ダイバーシティ&インクルージョン”をコンセプトに、互いにそれぞれの個性を尊重理解し合い、誰もが豊かで充実した生活をおくれる共生社会の実現をめざすために、無意識の偏見(Unconscious barrier)の認知と排除への努力をめざしたいと締めくくられていました。

まさに、長年、障害のある方のそばでサポートしてきた企業ならではの視点でお話をいただきました。

参加者の声 参加者の声
  • リオのパラリンピックの裏方で支える役割を初めてしって感動した。
  • オットーボック社の考え方そのものが、共生社会を実現するために必要な視点だと感じた。
写真:矢野 裕一 氏 写真:矢野 裕一 氏
写真:佐竹 光江 氏 写真:佐竹 光江 氏
写真:分科会④の様子1 写真:分科会④の様子1
写真:分科会④の様子2 写真:分科会④の様子2