オリンピックとパラリンピックに関する
パナソニックの教育支援

オリンピックとパラリンピックを題材にした教育を考える
Terchers’セミナースペシャル

第1部 授業体験ワークショップ パラリンピックをテーマに「多様性と共生社会」について考える 授業体験ワークショップ

第1部授業体験ワークショップ パラリンピックをテーマに「多様性と共生社会」について考える 授業体験ワークショップ

ファシリテーター: パナソニック教育支援プログラム事務局 本家 未央

第1部は、パナソニックが提供する「オリンピックとパラリンピックを題材とした教育プログラム」より、2017年度から新たに提供を開始する4つめの教材「多様性と共生社会」の授業体験ワークショップが行われました。

まず、アイスブレイクをかねたグループ内の自己紹介では、自身を紹介する事柄(関心のあること・ちょっとした自慢・得意・不得意)をキーワードで書きだし、マトリックスを作成。それを元に質疑をかわしながら、自己紹介をしていきました。短い時間ではありましたが、端的にメンバーの特徴がわかり、非常に盛り上がっていました。

その後、「共生社会」をテーマにした新教材の概要を紹介。さらに、教材の一部である、障がいのある人とない人が共に働く「パナソニック吉備」の映像を視聴し、ワークにも取り組んでいただきました。

【体験ワーク】
共生社会を実現する上で工夫していることや大切にしていることは何か、「パナソニック吉備」の映像を見てわかったことを話し合ってみよう!

<グループごとの話し合いで出てきた意見>

  • 段差をなくしたり、目線の高さなど見えやすい位置に配置する
  • 誰もがわかりやすいマークを使用したり、荷物の高さを制限する
  • 筆談や手話、光で知らせる
  • 特別視しない
  • 素直に言い合える関係をつくる
  • 決めつけずにまず相手に聞く など

その後、実際に本教材を活用した学校のエピソードを元に、「特別視しない」とはどういうことかを考えるグループワークに取り組んでいただきました。

【検証校のエピソードを元にしたグループワークの課題】
エレベーターを待っていると、あとから視覚障がいの方、もしくは車いすの方が来ました。エレベーターはほぼ満員で、一人くらいしか乗れない状況です。『特別視しない』のであれば、あなたたちは先に乗る?それとも譲る?どうする?

中学1年生を対象とした実際の授業では、「先に乗る」と答えたのは2名。残りはほぼ「譲る」と回答しました。なぜそう思ったのかと先生が聞くと、「先に乗る」とこたえた生徒からは「特別視しないのだから譲らない」と、また、「譲る」と回答した生徒からは、「かわいそうだから」との意見がでました。

このエピソードをもとに、会場では各グループで「特別視しない」とはどういうことか、どのように子どもたちに伝えていけばよいのか、を考えていただきました。その結果、どのグループも活発に議論を繰り広げていただくことができました。

最後に、本プログラムの開発にあたっての思いを、CSR・社会文化部 中田紗也子よりお話をさせていただきました。

「共生社会をテーマにしたプログラム開発にあたっては、様々な立場の方から課題となっていることをお聞きし、どんなプログラムにすべきかを一年かけて議論してきました。その中で、気がついたことは、共生社会に対して何ができるかを「きれいな言葉」で伝えることより、“共生社会とはどのような社会なのか?”、”私たちは何をすべきなのか?“を議論し、考える機会をつくることこそが大切なのだということです。”私たちはどんなことを考えていかなければならないのか?“、”何を知らなければならないのか“、このプログラムをきっかけに、みんなが考え続けられるようなになってほしいと願っています。」

共生社会の実現という本質を問いつづける難しい問いに対して、セミナーに参加した様々な立場の方々と議論ができた有意義な第1部となりました。