■ 総合的学習が出前授業に火をつけた

パナソニックでは2007年から出前授業を実施しています。普段の経験やノウハウを生かして行う環境学習やキャリア教育はご好評をいただいておりますが、これは急に始まったものではありません。工場見学など長い時間の積み重ねの上にできたものなのです。ここでは少し、出前授業につながる歴史をさかのぼっていくことにしましょう。

日本の教育は戦後から高度成長期にかけて長らく、受験向け、詰め込み型と言われてきました。学ぶことが社会に出てどう役立つのかが分からないという指摘や、受動的な学習態度で自ら積極的に取り組み疑問を解決していく創造性に欠けるとの声もありました。
一方では国際化、情報化、さらには環境問題といった波が押し寄せ、教科の枠を超えた学習を求める声が高まりました。2000年には実験的に「総合的な学習の時間」が開始され、本格的には2002年にスタート。出前授業のニーズもこの頃から急激に高まります。最初は大学や自治体が行っていた出前授業に次第に企業が加わっていきました。

■ 工場見学で早くから学校との接点を

社会人講師が教壇に立てるようになったのは、1988年の教育職員免許法の改正が始まりとされます。教員免許状を持たない社会人を非常勤講師にする制度がここで作られ、学校教育の多様化、活性化の工夫が広がったのです。当初この制度は音楽や図工、家庭科を想定していましたが法改正が重ねられ、今では全教科で特別非常勤講師が参加できるようになっています。
最初の頃は体験キャンプなど校外学習の場に企業講師が参加するといった形が多くとられていました。

校外学習と言えば、企業は工場見学という形で多くの学校と触れ合ってきました。やはりここでの経験が今の出前授業につながる原点の1つと言うことができるでしょう。例えば、パナソニックの電池工場では工場見学を1966年から行ってきました。そこでご好評をいただいている「手づくり乾電池教室」を発展させて1995年よりスタートした「出張電池教室」は2010年3月に参加者数10万人を達成しました。
1973年にはパナソニック教育財団(旧 松下教育研究財団)が設立。教育現場との長いふれあいを通じて、次世代育成へのノウハウが積み上げられてきたのです。

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