■ 難しすぎないか、ねらい通りか、事前打ち合わせでチェック

出前授業が実施される前、先生と社会人講師はじっくり打合せます。どんな教材や機材を持ち込むのか、学校で用意するものは何かといった具体的なことだけではなく、何年生のどんな科目のどの単元に位置づけられた授業になるのか。その「ねらい」は何なのか。その学年までの漢字を使うこと、子どもの家庭の事情などに配慮した言葉づかい。社会人講師が理解すべきポイントはたくさんあります。
事前に下書きの資料などを先生に見てもらい、難しすぎる、量が多すぎるといった点をしっかりチェックしておくことが成功のカギとなるのです。大切なのは、先生と社会人講師が互いに遠慮しすぎずに話せること。「社会人講師がせっかく作った資料なのだから...」と先生がたが遠慮していたのでは、良い授業にはなりません。

■ 起承転結のような流れがあって、45分が充実する

多くの社会人講師は45分授業をすると言うと、自分1人で全部話そうと考えてしまうもの。でもそれでは児童がただ聞いているだけになって、せっかくの面白い素材を膨らませることができません。
次のように、4つぐらいに分けて展開すると、内容のまとまりが出て、児童への定着が良いと言われています。

(1)「導入」 ここは単元との関わりをつかんでいることが大切ですから、先生が中心になってこれまでの授業を振り返ったり、狙いを説明するようにするとあとがずいぶんスムースです。
(2)「本編その1」 簡単で興味深い内容を社会人講師が示して、手短にまとめましょう。子どもたちがグループで自由に意見を言い合い、発表するように持っていきましょう。
(3)「本編その2」 授業のクライマックスで、一番時間を多くあてたい時間です。先に考えて発表したことを元に、子どもたちが実際にやってみる。一番子どもたちの目が輝く時間です。
(4)「まとめ」 子どもたちの関心は拡散しがち。最後にしっかりまとめて、その関心が学習意欲として定着するようにもっていきましょう。
企業人講師は自分たちのチャレンジや未来の夢を語り、子どもたちに社会や仕事の世界を魅力的なものと感じてもらいたいところです。先生はもちろん最後のまとめとして今日学習したことがこれまでの授業とつながっていることを確認し、まだまだ身の回りで面白いものが見つかるという広がりを感じさせましょう。

お問い合わせ
<出前授業のお問い合わせ・お申し込みについて>
出前授業へのお問い合わせ・お申し込みについては、下記のお問い合わせのページからお願いします。