太陽は燃(も)えているの?

宇宙(うちゅう)には、燃えている星があることを知っているかな。そう、太陽だ。太陽は、熱を出しているガスの球だよ。太陽はほとんどが水素(すいそ)という粒子(りゅうし)でできていて、球の中心では水素が特別な反応(はんのう)を起こしている。この反応は核反応(かくはんのう)とよばれ、すごい熱と光を出しているんだ。

核反応は、酸素(さんそ)が何かと結(むす)びついてものが燃えるのとは、まったく違(ちが)う燃え方をするよ。水素の粒子が激(はげ)しくぶつかってひとつになり、ヘリウムというまったく別の粒子に変身する。この時に、すごいエネルギーを出すんだ。

太陽が核反応を起こして燃えると、大きな炎(ほのお)が立ちのぼる。この炎はコロナといわれていて、コロナは数百万度という、とてつもなく高い温度になっている。だから遠く離(はな)れた地球にも、太陽の熱がしっかり届(とど)けられるんだね。