植物のおかげで空気がきれいになるの?

植物は光合成(こうごうせい)をして、酸素(さんそ)をはき出している。その酸素で、人や動物は呼吸(こきゅう)している。こうして植物と動物の間に空気がめぐって、空気のバランスを保(たも)っているんだ。だから地球の大気が、二酸化炭素(にさんかたんそ)ばかりになることや、酸素ばかりになることがないんだね。

植物も呼吸をしているから、酸素を吸(す)って二酸化炭素を出している。でも、光合成ではき出す酸素のほうが、ずっと多いんだよ。たとえば、100メートル四方(しほう)の土地にカシやシイなどの木があるとすると、1年間に30トンの二酸化炭素を取りこんで、22トンの酸素を出すのだそうだ。これは人が80人、1年に呼吸する量になるよ。植物が酸素を作ってくれるおかげで、私(わたし)たちはきれいな空気が吸えることを感謝(かんしゃ)しなくちゃね。