空気がないと音は聞こえない
   
みんなの周りには、とてもたくさんの音があるよね。車の音、足音、ボールが弾(はず)む音、などなど。音は耳で聞いているわけだけど、実は音として聞こえるように耳まで届(とど)けてくれるのは、空気なんだ。耳の奥(おく)には、音を聞くのに必要な鼓膜(こまく)がある。空気が海の波のように揺(ゆ)れて、この鼓膜を揺すると、それを音だと感じることができるというわけ。高い音、低い音、うるさい音、静かな音、いろんな音があるのは、音が大きさや強さの違(ちが)う空気の波になって耳に届くからなんだよ。

宇宙(うちゅう)では音は聞こえない。音を伝えてくれる空気がないからだね。