ユニバーサルデザインが生まれた国はアメリカ、その前のノーマライゼーションはデンマークで生まれたものだったよね。日本のユニバーサルデザインについては、家や町の中を探(さが)して見つけることもできるけれど、世界のユニバーサルデザインはどうなっているのか、ちょっとのぞいてみよう!

最初はノーマライゼーションの国、デンマーク。デンマーク、スウェーデン、ノルウェーの3つの国は、スカンジナビア3国といわれて、福祉(ふくし)の先進国として知られているんだ。また、北欧(ほくおう)デザインといわれる独特(どくとく)の美しいデザインも、世界中でとても有名なんだよ。

デンマークは、そのデザインの力を活かして、ものづくりにユニバーサルデザインをはやくから取り入れているんだ。電気をつけるスイッチが大きなタッチ式だったり、トイレの便器と床(ゆか)が全然ちがう色だったり、ろうかの手すりの右と左がちがう高さだったりと、部屋の中のあちこちにユニバーサルデザインが使われている。

また、地下鉄の駅では、ななめに動くエレベータとエスカレータ、かいだんが同じ場所にある。これだったら、どれに乗っても、同じ場所からスタートして、同じところに着くよね。

でもデンマークの人は、これをユニバーサルデザインとは言わない。デザイン・フォア・オール、つまりすべての人のためのデザインという言い方をするんだって。福祉の先進国で、ユニバーサルデザインができる前から、だれにでも使いやすいものを考えてきた歴史があるからなんだね。