ロナルド・メイスさんの国、アメリカのユニバーサルデザインはどうだろう? アメリカのサンフランシスコは、ユニバーサルデザインの町作りに力を入れているところとして知られているけれど、ここにあるゴールデンゲートパークという公園には、ユニバーサルデザインの遊び場があるんだ。

まずすべり台。すべり台には、高いところに上がるためのかいだんがあるよね。でもこれじゃあ、上るのがむずかしい人は使えない。でも、特別にエレベータをつけたりすると、ユニバーサルデザインではなく、しょうがいのある子どものためのすべり台になっちゃう。この公園のすべり台は、ゆるやかな坂道を遊びながら上っていくようになっているんだ。

砂場(すなば)もユニバーサルデザイン。テーブルのような台があって、そこの上にも砂)がある。車いすの子どももそうでない子どもも、しゃがんだり座(すわ)ったりするだけじゃなく、台の上で遊べるようになっているんだ。背(せ)の高いおとなは、しゃがんだり座ったりするのはもっと苦手だけど、立っている子どもとならいっしょに遊べるようにできているんだ。

ブランコにはいくつかの種類があって、うでの力だけでこげるもの、いろいろな背の高さの子どもが使えるように、ロープの長さがちがうもの、小さな子どもすっぽりと両足を入れて、おとなが押(お)しやすい高さのものも用意されているんだ。のどがかわいたときの水飲み場もユニバーサルデザイン。車いすでも水が飲めるように、したにすき間があるんだよ。

アメリカのユニバーサルデザインはもちろんここだけじゃない。トイレのしるしがわかりやすい、駅のきっぷ売り場には大きな字、いろいろな国の言葉、点字で書かれている、エレベータのボタンもうきぼりになっていて、さわれば何階のボタンかがわかるなど、あちこちにユニバーサルデザインがあるんだ。