助成を受けられた団体(子ども)

子ども分野・2010年に取り組んだ組織基盤強化事業 報告書(概要)

事業名

身体と思考の調和から生まれる自主性や協調性を児童・生徒が自らの力で育む「山がんまり」の場の充実

団体名

特定非営利活動法人 珊瑚舎スコーレ

事業目的

(1) 「誰かが作ってくれたものを楽しむ」のではなく、「誰かのために作ること楽しむ」場。この喜びを知る若者が多く育つこと。

(2) 共同作業を通して生徒達が自主性、協調性を育むための重要な場とすること。

(3) 水環境、自然環境、循環型生活について自ら考え、将来社会人になった時もこの体験を日常生活に活かすことが出来るようにすること。

事業目標

(1) 生徒達が豊かな自然に囲まれた郊外施設づくりを自分達の手で行い自信や協調性を育むこと。

(2) 雨水を最大限に利用する島方循環エコシステムを現代人の生活を見直すための宿泊型体験学習の場として利用すること。

(3) 地域の小学生や沖縄を訪ねる修学旅行生、あるいは社会人などに対しても開放していくこと。

事業概要

(1) 雨水の貯水設備、手扱ぎ井戸を使った簡易シャワー付の洗面所、排水の洗浄層、駐車場の整備、生垣などの植裁の整備などを行い、宿泊を伴う環境整備学習の場としての機能を備えた「山がんまり」を完成させる。

(2) 沖縄で吉兆としてしたしまれていた蝶が飛び交うような環境と風景を再現すること。

(3) かつての沖縄の家族では、ごく普通に行なわれていた雨水の恵を利用したこのシステムの再生過程を授業として取組み、本校生徒のみならず地域の小中学生も適宜招き、一緒に作業しながら環境教育の体験学習の場にすること。

(4) 雨水の循環利用をベースとした環境教育、他校との交流、かつての沖縄の暮らしについての学習など、学校NPOならではの社会貢献を目指す活動に取り組む。

事業の成果と課題

○事業の成果

(1) 『地域の小学生や沖縄を訪れる修学旅行生、あるいは社会人などに対しても開放していくこと』

宿泊コテージの完成が一番大きな成果だといえます。これにより大人数での宿泊が可能となり、より多くの方に「山がんまり」を利用して頂く事が可能となった事です。例を挙げますと、5月に沖縄で開催された日本環境教育学会の全国大会のエクスカーションで、20数名が宿泊して下さったことや、5月・7月・9月・11月に開催した「小中学生がんまり」で、かつての沖縄の自然を利用して作った遊具づくり(ゆうなの木で作った太刀や、ガンガナーと言う竹の先をY字に割ってそこに蜘蛛の巣を絡ませて作る虫捕り等)の作業場として活用されました。

(2) 『共同作業を通して生徒達が自主性、協調性を育む為の重要な場とすること』

作業面では雨天時に窓枠作りや床磨き、常時使っている道具の整備等を行なうことが出来る様になり、作業効率が大幅に上がりました。そして、生徒達も常時使う物を、生徒自身の手で整備することで、物を大切にする心を育むきっかけに繋がったと思います。さらに、今まで雨等の悪天候時には食事を取ることさえままならない状況でしたが、これも宿泊コテージの完成により解消されました。

(3) 『「誰かが作ってくれたものを楽しむ」のではなく、「誰かのために作ることを楽しむ」場。この喜びを知る若者が多く育つこと。』

助成期間延長の期間に、簡易シャワー室、洗面所、水廻りにおける貯水・給水・排水・浄化の作業が完了し、更に充実した「山がんまり」になったと考えます。3月で卒業する生徒達にとっては、最後の作業でした。今後、利用するのは、現在の在校生がほとんどで、卒業した生徒達が利用することは、少なくなりますが、「誰かのために作ることを楽しむ」場としては、充実した場であったと考えます。

○事業の課題

今後の課題と致しましては、洗面所と簡易シャワー室の貯水・給水・排水・浄化設備設置作業が完成したことにより、より充実した郊外施設になりましたので、多くの方に宿泊型体験学習の場として、利用して頂くことです。

今後の取り組み方針

 珊瑚舎スコーレの組織基盤強化には、珊瑚舎スコーレの理念を体言化した「山がんまり」を発展させていくことが重要だと考えます。
 宿泊コテージ、洗面所、簡易シャワー室も完成したことにより、より充実した郊外施設になりましたので、今後も更に地域周辺の学校や他の教育団体への開放を目的とした「小中学生がんまり」を開催し、雨水の循環利用をベースとした環境教育、他校との交流、かつての沖縄の暮らしについての学習など、学校NPOならではの社会貢献を目指す活動を続けていきたいと考えています。