地域環境経営の推進

パナソニックグループでは、全社の環境年度方針を踏まえ、各地域の統括会社や販売会社、製造会社などが、地域の環境課題や事業特性に沿って、独自の環境活動を計画し、取り組みを推進しています。その内容は、環境負荷の低減や環境法令の順守、環境リスクの未然防止にとどまらず、「地域のパートナー企業との協働による、事業活動を通じた環境課題の解決」「地域社会との連携による社会貢献活動の推進」など、多岐にわたっています。私たちは世界各地で、持続可能な社会の実現をめざし、取り組みを進めています。

東南アジア・大洋州

エコ宣言の具現化を推進

パナソニック アジアパシフィック(株)(PA)は、2010年に3年間の中期環境目標を設定し、以来毎年進捗状況を公表しながら、事業成長と環境貢献を両立する取り組みを進めてきました。その結果、「環境配慮型商品の売上比率:80%」「生産活動のCO2削減貢献量:63万8,000トン」「環境教育:27万8,000人に実施」など、目標を上回る成果を挙げることができました。
これを踏まえて、PAは2014年6月、B2Bソリューションや家電、住宅分野といった重点事業の拡大につながる環境経営の強化と、当社の環境配慮技術を軸とした商品・ソリューションによる地域社会への貢献をコミットする、「東南アジア・大洋州エコ宣言」を実施しました。その内容と2015年度の実績は以下の通りです。生産活動におけるCO2削減については、地域内で優れた取り組みを共有・推進するなど、地道な省エネ活動を積み上げた結果、CO2排出量および生産高原単位をいずれも昨年度より改善することができましたが、事業再編の影響で2015年度のCO2削減貢献量の目標は未達となりました。一方、その他の多くの取り組み項目では2015年度目標を達成できました。今後も、それぞれの国・地域の特性に合わせた環境貢献を継続していきます。

東南アジア・大洋州エコ宣言の内容と、2015年度実績

取り組み項目

2015年度目標

2015年度実績

商品

  • 商品によるCO2削減貢献量800万トン
  • 803万トン

モノづくり

  • 生産活動におけるCO2削減貢献量70万トン
  • 67万トン
  • 循環型モノづくりの推進による再生資源の有効活用
  • CO2削減、資源循環、化学物質削減に関する地域内の優れた取り組みを共有・推進
  • EU RoHS指令に基づく化学物質の不使用による環境影響の低減

環境教育

  • 新たに20万人の子どもたちに環境教育を実施
  • 31万人

シンガポール政府から水保全の取り組みで表彰

シンガポール公益事業庁(Public Utilities Board、以下PUB)は、2004年から毎年、水保全の取り組みを推進して優れた成果を上げた企業・団体の拠点を、水効率建築表彰で選定しています。2015年10月にシンガポール全体で16カ所が金賞・銀賞を受賞した中、パナソニック ファクトリーソリューションズ アジアパシフィック(PFSAP)はエレクトロ二クス産業分野の銀賞を受賞しました。
PFSAPは2007年にベーシック賞を受賞していますが、今回は水使用のさらなる効率化に向けて水関連設備や空調システムなどの改善、従業員の啓発活動などを積み重ねたことが評価され、1ランク上の銀賞を獲得しました。

PFSAPの外観

PFSAPの外観

大洋州で住宅用リチウムイオン蓄電システム事業を強化

オーストラリアでは、電力需給の安定化が大きな社会課題となっています。そこでパナソニック オーストラリア(株)は2015年6月、住宅用リチウムイオン蓄電池を活用したソリューションの強化を目指し、電力小売会社などとの共同実証実験を開始しました。オーストラリアでは既に140万世帯が太陽光発電システムを導入済みですが、プロジェクトではモニター家庭に当社の住宅用リチウムイオン蓄電システムを設置。環境に配慮した電力の活用状況や、系統電力への負荷軽減などを検証。2015年11月から電力小売会社を通じて商品の市場導入が始まっています。また2016年4月には、オーストラリア首都特別地域(ACT)政府が実施した補助金案件でも、当社の蓄電池システムが採用されました。
なおニュージーランドにおいても、2016年3月から住宅用リチウムイオン蓄電池システムの市場導入を開始しています。

オーストラリアにおける実証実験プロジェクトの発表

オーストラリアにおける実証実験プロジェクトの発表

環境に配慮した戸建・集合住宅を分譲

パナホーム MKHマレーシア(株)は、不動産開発業者であるMKH(株)と共同で、戸建住宅約500戸と複合型マンション約300戸(竣工予定:2018年10月)を分譲するプロジェクトを、それぞれ同国セランゴール州で展開しています。4月中旬にはMKH(株)が、これらの販売を開始しました。
戸建住宅・マンションとも、パナホーム独自の省エネ換気システムであるピュアテック、パナソニックグループの省エネ家電など、快適性と環境配慮を両立する設備・商品を提案しています。さらに戸建住宅には、日本の壁式プレキャストコンクリート構造をベースに開発した、W-PC構法を採用。断熱性や換気性、防水性に優れ、工期が短い点が特長です。
また複合型マンションには、同マンションや今後開発予定のマンションのショウルームがオープン。当社グループの建物・設備・家電が一体となった、住空間価値の向上を提案しています。

戸建住宅街区の完成イメージ

戸建住宅街区の完成イメージ

次世代教育支援プロジェクトをユネスコと展開

当社は2015年11月、ユネスコと「ミャンマーの世界遺産候補地であるバガン遺跡周辺地域の持続可能な発展を目的とした次世代教育支援の促進」について、基本合意を締結。12月から2年間のプロジェクトをスタートしました。
プロジェクトでは、バガン遺跡周辺にある無電化地域の学校約40校にLED照明・太陽光パネル・蓄電池を搭載するエネループソーラーストレージを500台寄贈。生徒たちが1日中、安全な明かりの下で勉強できる学校環境づくりを支援します。
併せて、ミャンマー政府教育省や地域とも連携しながら、若者を対象とした教育支援を推進。次世代の子どもたちの環境意識を高め、行動を起こすきっかけをつくる、エコラーニングプログラムも展開していきます。

エネループソーラーストレージ寄贈式

エネループソーラーストレージ寄贈式

エネループソーラーストレージ

エネループソーラーストレージ

中国

CSR報告書が高評価、社会的責任ランキングも3年連続日系企業1位

パナソニック チャイナ(有)(PCN)は、中国のパナソニックグループにおけるCSR・環境関連の取り組みを、同国の社会とステークホルダーに理解いただき、企業の信頼性向上につなげるため、2013年より「中国松下社会責任報告」を発行しています。
2015年6月に発行した2014年度版は、中国企業社会責任レポート評議専門家委員会から、前年の4.5スターを上回る、最高位の5スターレベル評価を獲得しました。これは、前年同様の充実した環境情報開示のほか、有識者による公聴会で挙がった意見やアドバイスの反映などの結果です。

中国松下社会責任報告2014

中国松下社会責任報告2014

また同年11月には、中国で最も権威のある社会責任研究学術機構である中国社会科学院が主催する、中国企業の社会的責任最前線フォーラムで「企業社会責任青書(2015)」が発表されました。当社は29位にランクイン。日系企業では3年連続第1位となりました。これは、各社が発表したCSRレポート、アニュアルレポート、公式ウェブサイトでの公開情報、さらにはCSR関連受賞の状況、メディアでのネガティブ情報などを参考に、総合的に評価された結果です。当社は特に環境面で高評価を獲得しています。
フォーラムでは、PCNの代表が、当社のCSRに対する考え方や、日頃実践しているCSR経営について参加者と共有しました。

当社の発表の様子

当社の発表の様子

「地域とともに環境保護」をテーマに一斉ボランティア

中国全土に広がるパナソニックグループの事業場は、2015年から統一テーマによる一斉ボランティアの取り組みを開始しました。第1回目は同年6月・7月、「地域とともに環境保護」をテーマに11都市で開催し、24社・455人の社員が運営に参画。住民の皆様を含め、合計6,000人以上に参加いただきました。
北京では中古品・資材の交換活動を実施しました。これは山間部に住む人々向けの厚手の古着や、高齢者のため書籍を持ち寄った住民に、省エネ電球を提供するものです。無錫では、家庭の生ごみをペットボトルに入れ3ヵ月間発酵させるエコ酵素溶液作りを実施。植物の肥料や下水管の清掃に役立つばかりでなく、環境保護に対する意識も高めていただきました。大連や広州などでも、海岸清掃などの活動を行ないました。

北京での活動の様子

北京での活動の様子

エコ絵日記コンテストに12万人が参加

エコ絵日記コンテストは、子どもたちから学校や家庭など身近なところで行ったエコ活動の絵日記を募集、コンテストを行うものです。中国では、PCNが過去5年にわたり開催しています。2015年のコンテストには、12万人以上が応募。審査の結果、10人が入賞し、800人が優秀賞を獲得、6団体が優秀団体賞を受賞しました。
表彰式は12月5日、貴州省の貴陽市で開催。受賞者同士のディスカッションを通じ環境保護のアイディアを深めたほか、主要審査員による講演も行われました。翌日からは、世界遺産である貴州省のミャオ族の村で伝統工芸の体験を、同省施秉県の世界遺産 雲台山では環境教育を実施しました

代表受賞者の表彰

代表受賞者の表彰

台湾

エコアイディア宣言 (2015年度中期環境目標) 達成に向けた取り組み

台湾のパナソニックグループ9社は2011年10月、台湾エコアイディア宣言を発信し、2015年度に向けて、商品・生産・従業員活動の3つの分野で、以下のような目標を定めて活動を推進してきました。2015年度の実績は以下の通りであり、設定した全ての目標を達成することができました。今後も、台湾エコアイディア宣言で定着した環境貢献の取り組み、具体的には製品および生産活動、従業員による取り組みを継続していきます。

台湾エコアイディア宣言の内容と、2015年度実績

取り組み項目

2015年度目標

2015年度実績

くらしのエコアイディア

  • エコナビ(環境性能トップクラス)商品の連打
    (1)対象商品の販売金額構成を50%以上へ拡大
    (2)省エネ商品によるCO2削減貢献量40万トンを達成(2005年度基準)


(1)エコナビ搭載商品群は10商品群まで拡大、販売金額構成は51%に
(2)CO2削減貢献量は44万トンを達成

ビジネススタイルのエコアイディア

  • 生産活動による環境貢献
    (1)CO2排出総量を5%以上削減(2005年度比)
    (2)廃棄物リサイクル率を99.3%以上へ向上
  • 従業員活動による環境貢献
    (1)各地で植樹活動を拡大
    (2)海岸清掃を推進
    (3)環境教育を拡大し、次世代育成に注力
  • 生産活動による環境貢献
    (1)CO2排出総量を27.7%削減
    (2)廃棄物リサイクル率99.5%を達成
  • 従業員活動による環境貢献
    左記をはじめとした従業員活動を毎年複数回実施 ※1

※1 2015年度の事例として、桃園市の河濱公園にて518人が参加した植樹活動(2016年3月)や、新北市で542人が参加した海岸清掃活動(2015年12月)など

エコナビ2商品が信頼ブランド賞で最高評価

2015年6月、台湾で最も信頼度が高いブランド評価であるリーダーズダイジェスト誌 信頼ブランド賞で、エコナビ搭載の冷蔵庫と洗濯機が最高賞となる白金奨(プラチナ賞)を、受賞しました。この賞は、54の商品カテゴリーごとに最も信頼できるブランドを毎年選出するものです。1つの商品ブランドが2つの商品カテゴリーで白金奨を同時受賞するのは、史上初となります。
今回の受賞は、5年間にわたるエコナビ商品群の拡販が評価されたものです。特に洗濯機、冷蔵庫では全体の約8割のモデルにエコナビを搭載、高い市場占有率を維持しています。その他にもテレビ、エアコン、空気清浄機、除湿機、浄水器、シェーバーが次点にあたる金奨(金賞)を受賞、合計で業界最多の8カテゴリーの受賞となりました。
今回の受賞を契機に、さらなるブランド力強化とエコナビ搭載家電の普及を目指します。

台湾の国家通信放送委員会からの記念の盾の授与

台湾の国家通信放送委員会からの記念の盾の授与

受賞商品

受賞商品

台湾パナソニックCSR報告書の発行

2016年6月、パナソニック台湾(株)は同地域のCSR・環境取り組みを紹介する「台湾パナソニックグループ サスティナビリティレポート2015」を初めて発行しました。この報告書は、台湾のパナソニックグループの経営状況や企業倫理、人材育成、安全衛生、環境貢献の取り組みを紹介。お客様や取引先をはじめとするステークホルダーの皆様とのコミュニケーションに活用していきます。
環境関連では、台湾エコアイディア宣言の実践により定着した環境活動を、当報告書を用いて開示、社会に広く発信しています。

台湾パナソニックグループ サスティナビリティレポート

台湾パナソニックグループ サスティナビリティレポート

欧州

サスティナビリティ宣言の目標達成に向け取り組みを推進

パナソニックヨーロッパ(株)(PE)は、2013年9月に発信したサスティナビリティ宣言で、2015年度までのサスティナビリティ目標を設定しました。その内容と2015年度の実績は以下の通りです。生産活動におけるCO2削減貢献は、欧州製造拠点の責任者が年に2回CO2削減事例を共有し、現場で取り組みを進めた結果、目標を達成しました。しかしながら、事業構造改革の影響があり、目標未達の項目もありました。今後はB2B事業を強化し、事業を通じたCO2削減貢献を一層強化していきます。

欧州CIS地域サスティナビリティ宣言の内容と、2015年度実績

取り組み項目 2015年度目標 2015年度実績
エネルギー効率ラベルの貼付が義務付けられている商品※2
  • 当社が販売する80%以上の機種を、エネルギー効率の高い上位2クラスにする
  • 64.3%の機種で達成
子ども環境教育
  • 2010年度からの累計で、30万人以上に環境教育を実施する
  • 2010年度からの累計で23万人
生産活動におけるCO2削減貢献量
  • 欧州域内の製造拠点で、毎年1万トン以上の削減貢献量を達成する
  • 目標数値を毎年達成(2015年度は13,372トン)
欧州域内製造拠点の廃棄物削減
  • 工場廃棄物リサイクル率99%以上、廃棄物発生量生産高原単位を2012年度比で5%削減する
  • 工場廃棄物リサイクル率:97.8%
  • 廃棄物発生量生産高原単位:2.0%増加
ワークライフバランス
  • 販売会社のe-work(在宅勤務制度)方針を確立して積極的に推進する
  • 販売会社の93%で方針を確立して積極推進

※2 冷蔵庫、洗濯機、乾燥機、食器洗い乾燥機、エアコン、テレビ、照明。その他の掃除機、電子レンジなど、今後対象となる可能性のある商品も含む

サスティナビリティ調査 EcoVadisで最高評価

EcoVadis社は、企業がサプライヤーのサスティナビリティ活動を評価するための共同プラットフォームを提供しています。110ヵ国・150業種のサプライヤーを、21のCSR指標で評価しています。
車載・デバイスなどB2B事業におけるサプライヤーである当社は、環境・労働・公正な事業活動・サプライチェーンの4主要評価項目のうち、環境とサプライチェーンで高得点。総合では対象企業の上位5%で最高ランクのゴールド評価を獲得しました。今後もサスティナビリティ活動のさらなる推進に取り組んでいきます。

ナショナル・トラストとパートナーシップを締結、環境保護で協力

歴史的名所や自然的景勝地のためのナショナル・トラスト(通称、ナショナル・トラスト)は、数多くの文化・自然遺産の保全・公開に携わるボランティア団体です。ナショナル・トラストは環境に十分配慮しながら、遺産を訪れる人々に新たな感動を提供することを目指しており、2020年までの環境目標として、エネルギー使用量 20%削減と化石燃料の使用量半減を掲げています。
パナソニック イギリス(PUK)とナショナル・トラストは2013年から、遺産の写真を美しく撮影して、特別な思い出として残せるデジタルカメラ「LUMIX」のキャンペーンを共催するなど、関係を構築してきました。そして2014年10月には、パナソニックの幅広い環境配慮商品やシステムを活用した、長期パートナーシップの締結に合意しました。
PUKは2016年度、遺産を訪れる人への貸し出し用LUMIXの提供のほか、アウトドアカメラを用いたスマートホーム監視キットや、遺産・建築物の景観を撮影する写真コンテストの景品としてLUMIXの提供なども行っています。今後は、より幅広い商品群の広告宣伝のほか、さまざまなプロモーション活動を、ナショナルトラストが公開する美しい景勝地を最大限活用しながら展開する計画です。
PUKはナショナル・トラストにとって、真の「テクノロジー・パートナー」となることで、同団体が追求する活動の持続可能性と、来場者の満足度の両方を高めていきます。

デジタルカメラ LUMIXの共同キャンペーン

デジタルカメラ LUMIXの共同キャンペーン

北米

エネルギースターパートナー・オブ・ザ・イヤーの最高賞を5年連続で受賞

パナソニック エコソリューションズ ノースアメリカ(PESNA)は2016年3月、米国環境保護庁(EPA)から、2016年度のエネルギースターパートナー・オブ・ザ・イヤーの最高賞サステインド・エクセレンス賞を受賞しました。
今回の受賞は、同社製の換気扇ラインアップが、エネルギースターの対象製品の中で最高のエネルギー効率を有するとともに、同社製品の全ラインアップにおいて、エネルギースターが定める評価基準を上回り続けていることを評価いただいたものです。
2010年からエネルギースタープログラムのパートナーとなったPESNAは、2010年と2011年にパートナー・オブ・ザ・イヤー賞を、2012年以降は5年連続でサステインド・エクセレンス賞を受賞しています。

サステインド・エクセレンス賞 授賞式で

サステインド・エクセレンス賞 授賞式で

ナショナルクリーンエネルギーサミットで環境ビジネスを訴求

米国のネバダ州・ラスベガスでは2015年8月、有識者が1年に1回集まりクリーンビジネスに関する討論を行う、ナショナルクリーンエネルギーサミットが開催されました。基調講演ではオバマ大統領が再生可能エネルギー拡大への期待に言及し、注目を集めました。同サミットのパネルディスカッションには、PESNAの代表が400人以上の聴講者に対し、ソーラー事業の拡大など当社の環境関連ビジネスの成長について説明するとともに、CO2削減とコスト削減を両立するソリューションを訴求しました。

ステージでの意見交換の様子

ステージでの意見交換の様子

スマートエネルギーソリューションで通信事業者の電力コストを削減

近年、移動通信の高速化や複雑化に伴い、基地局の電力負荷は増大しており、通信事業者にとって、電力コストの負担が課題となっています。そこでPESNAは、当社リチウムイオン電池やHIT太陽電池、ビジネスパートナー様のエネルギーマネジメント技術を組み合わせた総合エネルギーソリューションを、通信事業者に2016年夏より提供開始する予定です。
移動体通信やWi-Fiスポット施設向けに開発されたグリーンタワーと呼ばれるこのソリューションは、系統電力のほか、マイクログリッドや独立電源でも運用可能で、通信事業者に大きなメリットをもたらします。

カナダのオンタリオ州のエコハウス開発に協力

2015年10月、パナソニック エコソリューションズ カナダ(株)はオンタリオ州環境・気候変動省と共同し、環境配慮型住宅の開発をスタートしました。これは同社が、現地の住宅建築業者に対し、当社の住宅用ソーラーパネルと蓄電池を組み合わせたシステムを提供するものです。2015年9月には当社製品を搭載するパイロットプロジェクトを完了しており、住宅建築業者によるモデルハウスも完成済みです。今後もカナダにおいて、環境配慮型住宅の普及に貢献していきます。

住宅に設置したソーラーパネル

住宅に設置したソーラーパネル

中南米

エルサルバドルで大規模な太陽光発電ソリューションを導入

赤道に近い中米に位置するエルサルバドルでは、豊富な太陽光を生かしながらCO2排出量を削減できる、太陽光発電への関心が高まっています。こうした中、パナソニック セールスラテンアメリカ社(PLAT)は、電力事業者であるグルーポ・シマン社とのパートナーシップの下、同社が首都サンサルバドルに所有するエル・アンヘル綿織物倉庫の屋根に、太陽光発電システムを納入しました。500kWの太陽光発電システム3機、1MWのシステム1機から構成されるこのシステムは、1日あたり約11,000kWの発電が可能。政府系電力会社や契約企業の電力網に送電を行います。

エル・アンヘル綿織物倉庫に導入された、太陽光発電ソリューション

エル・アンヘル綿織物倉庫に導入された、太陽光発電ソリューション

展示会や広告宣伝でエコをアピール

PLATは、2015年10月にコロンビア・ボゴタの高級ショッピングセンターでエコロードショー(移動展示会)を開催しました。展示会では、ブランドスローガン「A Better Life, A Better World」の実現に向けて重要な要素の一つとして、事業活動を通じた地球環境への貢献を訴求。創・蓄・省エネ、およびエネルギーマネジメントを含む、当社の住宅ソリューションを展示しました。

エコナビ家電コーナー

エコナビ家電コーナー

太陽光発電システムの展示

太陽光発電システムの展示

パナソニック ブラジル(有)(PANABRAS)は、2016年8月のリオ・デジャネイロオリンピックを控え、人気女優・モデルのフェルナンダ・リマさんを起用し、環境に配慮した白物家電の現地マーケティング活動を展開。広告宣伝やパブリシティー、イベント、Facebookなどを通じ、同国のエストレマ工場で生産する省エネ型冷蔵庫や節水型洗濯機を提案しました。

エコナビ商品群の広告ビジュアル

エコナビ商品群の広告ビジュアル

中南米環境会議を開催

当社は2015年6月、前年に続き第2回中南米環境会議を開催。中南米地域の総代表や、開催地のパナソニックメキシコ(株)の社長に加え、ペルー、アルゼンチン、ブラジル、コスタリカ、メキシコ、日本から環境責任者が参加しました。
中南米では2015年度より、環境活動の見直しとより一層の現地化を目指す「環境チェンジプロジェクト」を推進しています。環境会議では、グローバルの環境動向、当社の環境活動の方向性、中南米各国の工場や販売会社における環境課題・取り組みを共有し、域内の活動活性化を図りました。地域内で近年整備が進む各種環境法令の順守や、工場CO2削減の加速についても論議を行いました。
今後も、日本や他地域との連携や、定期的な活動進捗確認などを通じ、中南米地域における環境活動のさらなる強化を目指します。

会議の様子

会議の様子

インド・南アジア・中東阿

再生可能エネルギー展で省エネ関連デバイスを提案

パナソニック インド(株)(PI)は、2015年9月に開催された、太陽エネルギー・省エネ関連機器などの国際的な展示会である、第9回インド再生可能エネルギー展に出展しました。展示会には世界各国から550社が出展、15,000人を超える来場者がありました。
インドでは電力不足による停電が社会問題となっており、エネルギーソリューションの需要が増えています。こうした背景をふまえ、PIはPanasonic Smart Energy Solutionをテーマに、省エネ・創エネ・蓄エネ関連のデバイスやB2Bソリューションを展示したほか、今後市場導入を予定する商品のサンプル出展も実施。持続可能な社会を目指した当社の環境貢献を訴求しました。

当社ブースの様子

当社ブースの様子

当社モノづくり拠点で大規模な蓄電プロジェクトを実施

PIは2016年4月、ハリヤナ州ジャジャールにある生産拠点 パナソニックテクノパークで、10 MWhのリチウムイオン電池を導入する蓄電システムプロジェクトを、米国の大手発電事業者と共同で実施することを発表しました。このプロジェクトは、当社のリチウムイオン蓄電池の商品力と、パートナー会社が持つ蓄エネソリューションプラットフォームの融合で実現。テクノパークに設置済の太陽光発電システムによる発電電力や夜間電力を貯えることで、周辺地域への電力の安定供給や、工場のバックアップ用電源としての活用を可能とするものです。蓄電システムの設置完了は2017年末の予定です。
インドにおける電力消費量の増加や、再生可能エネルギーによる発電量の拡大が見込まれる中、両社の取り組みはインド最大規模の蓄エネプロジェクトとして関心を集めています。

地域最大級の電気機器総合展で住まいの環境価値を提案

パナソニック マーケティング ミドルイースト・アフリカ(有)(PMMAF)は2016年3月、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催された、中近東・アフリカ地域最大級の電気機器総合展 ミドルイースト エレクトリシティ2016に出展しました。
パナソニックブースでは、当社の住宅市場向け事業ブランド「Panasonic Homes & Living」の下、太陽光パネルや配線器具、換気・送風機器やLED照明などの住宅機器を出展しました。くらしに欠かせない電気をつくり、安全・安心に家中をつなぎ、快適性と省エネを両立しながら使うという、住まいの環境価値を高める提案が注目を集めました。

当社ブースの外観

当社ブースの外観

太陽光パネルコーナー

太陽光パネルコーナー