製品の小型化・軽量化

投入資源を最小化するためには、製品質量を削減することが大切です。当社は製品環境アセスメントを通じて、省資源、軽量化・減容化、部品点数の削減など、商品の企画設計段階から省資源化を進めてきました。また製品ライフサイクルで資源循環を進めるという視点から、部品リユース、長期使用性向上、再生資源使用、電池の取り外し容易化、回収・再資源化時に必要な表示などの取り組みも、同時に行っています。

4K対応液晶テレビ

液晶テレビでは、構造の簡素化や材料の薄肉化などによる軽量化を進めています。日本向け2017年度モデルTH-49EX600では、スタンド金具取付け部の幅を広くすることにより、スタンド本体のみで画面を支えることが可能となり、前年度モデルで必要だったスタンド本体の金属フレームをなくすことができました。その他の取り組みと合わせ、前年度モデルと比較して約2.5kgの軽量化※1を実現しています。

※1 2016年度モデルTH-49DX600(17.5kg)と、2017年度モデルTH-49EX600(15.0kg)との比較

TH-49EX600

コアレス・パッケージ基板向けシート状封止材

スマートフォンなどモバイル端末の小型化には、半導体パッケージ基板の薄型化が不可欠です。こうした中、コア材(銅張積層板)を用いず薄型・低コスト化を実現できる、コアレス・パッケージ基板が注目されています。しかし、絶縁層を薄くすると基板の反りが大きくなるため、実装工程の取り扱いや実装信頼性の面で課題がありました。
2016年6月に量産を開始した「コアレス・パッケージ基板向けシート状封止材(CV2800シリーズ)」は、独自のフィラー(添加剤・充填材)設計技術と樹脂設計技術で高い剛性と強度を実現し、基板の反りを低減しました。実装信頼性を高めることで普及を後押しし、搭載製品の小型化に貢献します。

コアレス・パッケージ基板向けシート状封止材

リサイクルしやすい設計の事例

リサイクルをより効率的に行うために、業界のガイドラインに沿って、分解・分別が容易になる設計に取り組んでいます。たとえば、製品がより分解しやすくなるよう、溶接やカシメ構造など分解しにくい固定方法をなるべく廃止したり、ねじの使用本数を削減するなどしています。また、より分別がしやすくなるよう樹脂部品の材質表示なども行っています。

樹脂部品の材質表示