第60回 工業技術賞

2010年5月20日、『エコナビ制御による温水洗浄便座の省エネ技術開発と工業化』が、社団法人 大阪工研協会 第60回「工業技術賞」を受賞しました。

同賞は、科学技術の振興と研究者・技術者の奨励のため1951年に創設された賞で,工業に関する研究発明(工業化に寄与したものあるいは将来寄与しうるもの)ならびに現場技術の進歩改善に功績のあった技術者に贈られる賞です。

『エコナビ制御による温水洗浄便座の省エネ技術開発と工業化』

受賞者

松村 充真、 吉永 朋子、 栗本 由子
パナソニック株式会社 ホームアプライアンス社

概要

近年、地球温暖化問題に対する早急な対策が必要となり、家電製品にも省エネ性が強く要望されています。一般家庭において温水洗浄便座の消費電力量は第6位でその大半は便座の保温に使用されており、便座保温で消費する電力の削減が重要な課題となっていました。

今回開発した温水洗浄便座の省エネ技術は、使用者のトイレ入退室を赤外線による人体検知センサで検知し、マイクロチュービングヒーターと熱伝導の良い金属製便座を採用することで、人体検知後約6秒以下で快適な温度まで加熱する瞬間式暖房便座システムと、製品本体と人体検知センサの2箇所に配置した室温センサで精度良くトイレ室温情報を測定することにより、トイレ室温の状況に応じヒータの昇温能力と使い勝手のバランスを考慮しながら、非使用時の便座表面温度を最適化する便座保温温度制御システムとを組み合わせたエコナビ制御と、さらに制御回路構成と通電制御の見直しにより待機時消費電力量を大幅削減し、業界No.1の省エネ性能を実現し、2012年度省エネ基準達成率180%、多段階評価5つ星の最高評価を得ることができました。

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