ビジョン

一昔前では、SFの世界で登場してきた、人工知能・ロボット、感性センシング、電気自動車、水素エネルギー等の技術が、今後、私たちの暮らしや仕事の中に入ってきて、新しい商品やサービスが生まれ、安全・安心、快適・便利、豊かで持続可能な社会の実現が期待されています。

切磋琢磨しながら「未踏技術」を創出

先端研究本部のミッションは、その様な社会の実現に向け、既存の技術の改良や連続的な技術進化に加え、非連続な技術を生み出していくことです。私はこのミッションを「未踏技術の創出」と呼び、本部のあるべき姿を、「世界的に高い競争力を持ち、未踏の技術領域を切り拓いていく、技術専門家の集団であること」としています。そのためには、技術専門家一人ひとりが、「強い個」であることも重要です。私が個を重視するのは、技術の真髄は個に宿ると考えるからです。また、「1」に満たない個をいくつかけ合わせても、「1」を超えません。お互い切磋琢磨しながら成長しつつ、異分野の高い専門技術を掛け合わせて新しい技術を生み出していくことも、ますます重要になると考えています。

意思と情熱を持って挑戦を

さらに、技術者の皆さんには、「技術者としてどのような価値をお客様にお届けしたいのか、その情熱があるか、これを受け取ったお客様がどのようなうれしさや喜び、そして驚きを感じて頂けるか」を問いかけています。
以上の考え方から、本部の行動スローガンを「Beyond the Bounds ~未踏へ~」としました。これは、技術者一人ひとりが、未踏技術領域へ挑戦していく、自らの殻や身についた座標軸・評価軸、自身のマイルストーンを超えることも含めて、「遠いもの・近いもの様々な境界・限界をクリアしていこう!」という思いを表現しました。

先端研究本部では、重点研究領域を、「人工知能/ロボティクス分野」、「デバイス分野」、「水素・エネルギー分野」、および「材料分野」としています。これは、未来社会課題、世界の研究動向、および我々の技術ポテンシャルから定めました。この重点研究領域を中心に、「未踏技術の創出」にチャレンジし、安全・安心、快適・便利、豊かで持続可能な社会の実現に向け、イノベーションを実現してまいります。

辰巳国昭 本部長