赤池 学 氏

科学技術ジャーナリスト、ユニバーサルデザイン総合研究所所長。

赤池学氏

「Wonder」とは何か

その手があったか!という
共感や感動をもたらす解決策

目から鱗な驚きがあるもの。「その手があったか!」、という共感や感動をもたらすアイデアやソリューションというイメージですね。僕は元生物学者なので、Wonderの宝庫は自然とか生物だ、と言いたい。

「Wonderな商品」とは何か

パナソニックが伝説をつくったぞと
言えなければならない

「Wonderな商品」とは、パナソニックが世界で最初に始めたことだと思う。プロトタイプがある商品はWonderではない。新しい価値や経験、ビジネスモデルを提起して「パナソニックが伝説をつくったぞ」と言えなければならないんです。だから、「最初であること」をWonder賞の縛りにすべきではないか、と考えるくらい重要だと思うし、先行者としての姿を表彰した方がいいと思います。

柏木 博 氏

デザイン評論家、武蔵野美術大学教授、文化庁メディア芸術祭審査委員。

柏木博氏

「Wonder」とは何か

楽しく、愉快で、新発見がある宝島

「ワンダーランド」という雑誌が1970年代最初にありました。それは、植草 甚一が編集長で出したもので、その後「宝島」と変更されました。植草さんから「何か面白いことないか」と言われたので、僕は大正時代のグラフ雑誌を持っていったんです。
それは、ラジオ付き自転車をつくった人とか、奇想天外な発明が掲載されているもので、編集者の方がすごく喜んで、結局返してくれなかった、という思い出があります。
Wonderというと、そんな「宝島」のイメージも思い出す。だから、「楽しい、愉快、新発見」が僕にとってのWonderです。

「Wonderな商品」とは何か

弱い人間、弱い社会を支援していること

「弱い人とか弱い社会をサポートする、あるいは目を向ける。それがWonderだ」と言っていいのではないでしょうか。20年くらい前にメディアスーツという概念がありましたが、そのコンセプトは現在、スマホやタブレットで代用されています。ただ、これは中枢神経の拡張であって、筋肉系の拡張はできてなかった。だから、筋肉系が拡張できる商品なんていいなと思いますね。僕は世界一喧嘩の弱い子供だったから、弱い人間でも強くなれる夢を叶えられる道具はすごくいいと思います。

小山 薫堂 氏

放送作家・脚本家。「料理の鉄人」、「おくりびと」、「くまモン」などをプロデュース。

小山薫堂氏

「Wonder」とは何か

夢の種 + 幸福な結末に向かう分岐点 + 人々の希望を束ねる輪ゴム

それは夢の種。それは幸福な結末に向かう分岐点。その分岐点に気づき、それを選択することで、幸福な未来に向かうチャレンジ。あとから振り返ると、あのときから始まったんだな、と思えること。
それは人々の希望を束ねる輪ゴムのようなもの。みんなの力を結集できる羅針盤。

「Wonderな商品」とは何か

『新しい松下幸之助』の精神を感じるもの

一言で言うと、「みんなでつくる松下幸之助」。今のパナソニックにとって、おそらく松下幸之助の存在は重すぎるし、呪縛になっているのでは。「松下幸之助が現代に生きていたら、こんなことをしているのではないか」というのをみんなでつくり上げていき、その要素を感じる商品・事業をWonder賞にできるといいな、と思います。
社員一人ひとりが考えて「新しい松下幸之助」をつくるのがポイントです。
Wonder賞の商品・事業を決める際も、「松下幸之助が生きていたら、こういうのを評価するのではないか」という視点で考える。そうして毎年選ばれたものが積み重なっていくと、新しい企業の哲学や風土が生まれるのではないでしょうか。

鈴木 隆治 氏

フリーランス・エディター。

鈴木隆治氏

「Wonder」とは何か

一人ではなく、みんなで実現する夢

想像、夢、未来への「分岐点」となるもの。
そして、一人ではなく、みんなで実現するもの。一人の力ではなく、共有できることがWonderになっていくのではないか、と思います。

「Wonderな商品」とは何か

誰かが幸せになれるもの

誰かが幸せになれるものをつくってほしい。誰かでいいんです、みんながとかではなくて。ターゲットはとても狭いものでもいいから、幸せ感が出ているものをつくってくれるならいいな。

みんなの力を結集させて生まれたもの

あと、パナソニックの中では、事業部を越えてみんなの力を結集させよう、という方向になっているのではないか、と僕は思っているんですけど。一個一個ではなく、みんなが協力して何かをつくったというものの方がWonder賞になると思っているので。個人個人が突出してつくっているのもいいんですけど、そうじゃないものも評価軸に入ってないと面白くないんじゃないかな。

辰巳 渚 氏

文筆家、家事塾代表。「捨てる技術」の著者。

辰巳渚氏

「Wonder」とは何か

自分の中からくみ出すもの。
何度でも驚けるもの

外から来るものではなく、自分の中からくみ出すものだと思うんです。驚きをもたらすものは自分の中にあって、真理に触れるというか、見えていた世界が急に違って見える。あ、それはそうだったんだというような、くみ出されるもので、何度でも驚けるものなんです。Wonderする人・しない人がいますが、感受性や才能、つまりその人の素養が関係するのかもしれません。

「Wonderな商品」とは何か

人間への愛を形にするもの
『技術はこのことだ!』を伝えるもの

「人間への愛を形にするもの」の根本には、「人はこういうものだ」という哲学があります。どんなに強く見える人でも弱いもの。そういう人間の弱さへのいとおしさ、「幸せになってほしい、楽になってほしい」という思いが形になっているんだと思います。
もう一つは、「技術とはこのことだ!」を伝えるもの。私自身、パナソニック製品を使うたびに、日常的に信頼して使える耐久性や安心感は誇るべきことと思っています。そんな風に、「技術とはこんなことだ!」と思っていることをストレートに伝えるものであってほしいんです。

三浦 展 氏

マーケティング・アナリスト、消費社会研究家、経済企画庁生活ビジョン研究会委員。「下流社会」の著者。

三浦展氏

「Wonder」とは何か

人が根源的に持っているが未知なもの。
今までできなかったことが可能になること

人間が根源的に持ち合わせているが、多くの人にとってまだ未知なもの。例えば、未来や過去の世界、神秘など、人間が最初から持ち合わせているが未知なもの、そして、神様や、時間はどこから来るのか、という不思議感を持ち合わせているものです。
今までできなかったことが可能になるには、2つの理由があります。1つは最新技術によるもの、そしてもう1つは、社会や価値観の変化を伴うものです。例えば、古いものが良いと思う若い人が増えてきた、といった変化があったからこそ、古いものを壊すのではなく直してビジネスにしてしまう人が出てきました。これは技術の話ではないんです。古い良いものを壊さずに済むようになったものが、ワンダフルと言えるのではないでしょうか。

「Wonderな商品」とは何か

新しい水道哲学となるもの

新しい水道哲学、例えば、縁の下の力持ちとか、社会全体のインフラ、貧しい人にメリットがあるとか、社会問題が知らず知らずのうちに解決されていく、などがWonder賞選定の基準だと思います。

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