柏木 博 氏

デザイン評論家。近代デザイン史専攻、武蔵野美術大学名誉教授

写真:柏木 博 氏

Wonderな商品をつくるには?/
Wonderを伸ばすための着眼点とは?

語られない、表現されていない中に何かを発見する。それがWonder

つい、すべてを語り尽くしたり、表現し尽くしてしまうけど、まずそれをしない。そして、その語られない、表現されていないところに、何か意味を発見できる。"あ、こんな意味が隠されているかもしれない!"と気づくことがWonderだと思います。
"夢"をテーマに描いたつげ義春の漫画があります。どの頁も真っ白だったり、真っ黒だったりで、何も描かれていない。主人公の顔もほとんど出てこない。これは一体何なのか?と思ったのですが、同時に夢とは断片なんだと初めて気づきました。つまり描かれていない部分を読む力、これがWonderにつながるんですね。

太刀川 瑛弼 氏

NOSIGNER株式会社代表。慶應義塾大学SDM特別招聘准教授

写真:太刀川 瑛弼 氏

Wonderな商品をつくるには?/
Wonderを伸ばすための着眼点とは?

オーディナリーとエクストラオーディナリー。 普通のことと、すごいこと

"すごいな"と思うものには強いメッセージがあります。そして、強いメッセージというのは、コンセプトが明解で、短くてクリア。でも、それだけで成り立つのは難しい。その状況にいかに即しているか、人々のことを、どれだけおもんぱかれているかが重要です。
皆さん、強いコンセプトであるエクストラオーディナリーを見つけたいという想いで、顧客調査など行い、知識や情報をどんどん得て、状況は複雑になっていきます。その複雑さと、最初のクリアで明解な想いとを統合して、ひと言でいうと何となるか。たぶん気づきとはそういうものです。
そういうインテグレーションの部分に還っていくんです。まさに、オーディナリーとエクストラオーディナリーの回転みたいなものだと思います。

辰巳 渚 氏

文筆家、家事塾主宰、生活哲学家

写真:辰巳 渚 氏

Wonderな商品をつくるには?/
Wonderを伸ばすための着眼点とは?

あたりまえを知る。
ありがたいが生まれる

先日、娘の中学校の先生が「“ありがたい”の反対語は、“あたりまえ”なんですよ」と嬉しそうに言っていました(笑)。くさい言葉ではあるけれど、本当のことなんです。“あたりまえ”を知らなければ、何が“ありがたい”かわからない。特別なことばかりの生活は、それが特別であることに気づかない。
モノをつくったり考えたりするときに、非日常とか外部のまなざしで見るのではなく、自分自身があたりまえの中にいられるかどうか。月並みな言葉ですが、生活者としての自分でいられるかということが大事かなと思います。

林 千晶 氏

株式会社ロフトワーク代表取締役

写真:林 千晶 氏

Wonderな商品をつくるには?/
Wonderを伸ばすための着眼点とは?

"予定"の外に、ヒントがある

いいアイディア、新鮮な気づきは、いつ生まれるのか。会社の中よりも、歩いている時や友人と会話をしている時に、ポンといいアイディアが出てきた経験は、誰にでもあるはず。
予定しすぎると、思考は縮まります。Wonderとは、常識を超える力から生まれるもの。「漫画とは何かを描くことだと思っていたのに、描かないことが表現を広げた」と柏木さんも審査会で例をあげていたのように、勝負はいかに「当たり前」の外に飛び出すか。そのために、予定外の時間を大切にしてみてはいかがでしょう。

三浦 展 氏

消費社会研究家、カルチャースタディーズ研究所代表

写真:三浦 展 氏

Wonderな商品をつくるには?/
Wonderを伸ばすための着眼点とは?

今まで、誰もやったことがないことでなければ、やる意味がない

僕がWonderなことをするとしたら、「今まで誰かがやったことがないことをする」「誰かがやったことがあることは、自分はしない」とまず決めてから考える。普段、僕は本を書いたり、アンケート調査を考えたりしていますが、要するに大切なのは言葉なんです。
例えば、誰でも知っている言葉だけれど、時代的な意味が加わると変わって見えるとか。こんなこと聞けないだろうと思うことを聞くと、意外に面白いとか。そんな調査やインタビューを日々やることで、無理に考えなくても3年に一度くらいひらめくのが私のWonderですね。

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