写真:UBMCサービス glafit社の電動ハイブリッドバイク

UBMCサービス(Universal Battery Management Cloudサービス) バッテリーの状態把握で電動バイクをアップデート

glafit株式会社 様

#eフリート #EV状態管理 #マイクロモビリティ #クラウド #導入事例 

Points

  • 電池開発知見を活かしたクラウド型バッテリーマネジメントサービス「UBMCサービス」を提供
  • 次世代モビリティの製造・販売を行うスタートアップ企業glafit社と共創
  • 電動ハイブリッドバイクglafit GFR-02、立ち乗り電動スクーター X-SCOOTER LOMのバッテリー残量推定機能の精度を向上

長年のバッテリー開発知見を活かしてスタートアップと共創

環境意識の高まりから世界中でモビリティの電動化が加速しています。その動力源となっているのがバッテリーです。長年に渡ってバッテリーの開発に携わってきたパナソニックは、不意な電欠や故障によるトラブルを回避し、電動モビリティのサプライヤーが、バッテリーを安心して活用できるように、バッテリーマネジメントサービスの開発を進めてきました。

そんなサービスを具体化するために、2018年春、パナソニックは次世代モビリティを製造・販売するスタートアップ企業、glafit社へ連携を打診。当時、電動ハイブリッドバイク(以下、電動バイク)のバッテリー運用に課題を抱えていたglafit社とパナソニックの共創活動がスタートしました。

glafit社の電動バイク

まず、全国の国立大学の中でも広大な敷地面積を有する九州大学伊都キャンパス内で、2019年7月から8カ月間、学生や職員を対象に30台の電動バイクシェアリングの実証実験を実施しました。実際に電動バイクが利用される環境下で、走行中の電動バイクからバッテリーのログデータを自動で収集していき、サービスに必要な機能や効率的なデータ収集方法など、バッテリーマネジメントサービスの開発要件を絞り出していきました。その中で、電動バイクの利用者がバッテリー残量を正確に把握することができる必要性や、敷地内に散在する電動バイクのバッテリー交換時期を遠隔からモニタリングすることの需要性が明らかになっていき、クラウド型バッテリーマネジメントサービス(以下、クラウド型BMS)の検討が進められていきました。

九州大学伊都キャンパスにおける電動バイクシェアリング実証の様子

新型電動バイクのバッテリー残量を高精度に表示

その後、クラウド型BMSを新モデルの電動バイクに採用することが決定し、開発が急ピッチで進められていきました。新モデルでは、バッテリーパック内にバッテリーマネジメントユニットを搭載し、車両には通信ユニットを設置。バッテリーのデータをクラウドで収集することにより、バッテリーの電流、電圧、温度に関するデータをリアルタイムに把握できます。これまでメーターで4段階(25%刻み)でしか表示されなかったバッテリー残量が、スマートフォン専用アプリ上で1%刻みで確認でき、利用者がバッテリー残量を正確に把握できるようになります。
2020年11月25日には、glafit社の製品発表会が行われ、クラウド型BMSと連携した新モデルのglafit GFR-02、LOMが発表されました。

スマートフォン上でバッテリー残量が1%刻みで表示される様子

パナソニックのメンバーは、glafit社の新製品発表会において、このクラウド型BMSを「Universal Battery Management Cloudサービス(略して、UBMCサービス)」として概要を紹介。「あらゆる電動モビリティのバッテリー起因の課題を解決するサービスプラットフォームにしたい」と目標を語りました。

今後パナソニックは、UBMCサービスのAPI提供によって、電動モビリティ事業者が利用者に対して適切なバッテリー交換時期をお知らせする遠隔モニタリング機能など、モビリティの電動化をサポートする機能を追加していく予定です。こうした取り組みを通じて、電動モビリティをさらに多くの人が楽しめる社会の実現を目指していきます。

Comments

バッテリーは電動モビリティの基幹部品。これがなくては動くことができません。しかも、電動モビリティに搭載されるバッテリーは、スマートフォンなどのバッテリーよりも数段エネルギー密度が高く、より高いレベルの制御が求められます。にもかかわらず、バッテリーの外側からその健康状態やトラブルの原因を把握することは難しく、どのようにバッテリーの状態を把握し、それを扱っていくかがモビリティメーカーにとっての非常に重要な課題です。
UBMCサービスとの連携により、glafitバイクをより使い勝手の良いものに進化させるとともに、次世代モビリティによる新たな移動体験をさらに多くの人たちに、安心して楽しんでいただける未来を実現していきたいです。

glafit株式会社 代表取締役CEO
鳴海 禎造 様

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