JANUARY 2018

富士山―信仰の対象と芸術の源泉

日本国

富士山の名で世界中に知られているこの冠雪の火山は、はるか昔から画家や詩人にインスピレーションを与えてきました。富士山の描写は11世紀には日本の美術作品に登場しますが、19世紀に制作された一連の風景木版画は、日本の象徴としての富士山を世界中に知らしめるとともに、西洋美術の発展に深い影響を与えてきました。毎年大勢の旅行者が標高3,776メートルの富士山のさまざまなルートを歩き、山麓に点在する神社に参拝し、信仰の対象となっている溶岩樹型や湖、湧水、滝など火山が創り出した自然の造形物に驚きの声を上げています。