MAY 2021

世界遺産カレンダー5月画像:バルパライーソの海港都市の歴史的街並み(チリ共和国)

バルパライーソの海港都市の歴史的街並み

チリ共和国

1914年にパナマ運河が開通するまで、バルパライーソは南アメリカの太平洋沿岸で最初の、かつ最も重要な商港(旅客の乗降、貨物の積み下ろしを行う港)でした。19世紀後半から20世紀初頭にかけて産業時代の全盛期を迎えましたが、それ以降は開発が鈍化したため、都市の構成要素や建築物、プラット埠頭などの古い港湾施設のほか、その時代の典型的なケーブルカーやトロリー輸送システムなど、バルパライーソの当時の都市の特徴が大部分そのまま残っています。また、湾の形や、海岸沿いの狭い平野、渓谷が刻まれたような急斜面といった地形が一体となって、この都市を美しい円形競技場のような形につくり上げました。