OCTOBER 2022

世界遺産カレンダー10月画像:ウニアンガ湖沼群(チャド共和国)

ウニアンガ湖沼群

チャド共和国

地下で相互に繋がる18の湖からなるウニアンガ湖沼群(約1万年前は1つの大きな湖でした)はサハラ砂漠の中央部にあるオアシスです。それぞれの湖で色や形や自生する植物が異なるため、見事なモザイク画のような風景が生まれます(例えば、地平線に広がるむき出しの岩層と褐色の砂丘を遠景に、水面に浮かぶ葦の緑と水の青さが美しく引き立て合っているような)。年間降水量が2ミリメートル以下の砂漠地帯で恒久的に水をたたえている湖は世界的にも珍しい例です。この驚異の自然現象は、豊富な地下水の存在と、湖を隔てる砂の中を水が透過することで起きるもので、ある湖の水が蒸発で失われてもすぐに補充されるので、季節変動が少しある程度で水位は保たれます。