Beijing 2008

オリンピック大会の舞台裏

オリンピック大会の舞台裏

7大会連続で会場中に感動を伝えた
「大型映像表示装置 アストロビジョン」

これまでのオリンピックでは、1984年のロサンゼルス大会を皮切りに、最近では1996年のアトランタから北京まで7大会連続で、パナソニックのアストロビジョンが導入され、数々の名場面を支えてきた。アストロビジョンの納入および技術サポートを担当する北京オリンピック推進室の後藤喜行は、そのやりがいを次のように語る。「会場にいる何万人ものオーディエンスだけでなく、様々なメディアを通じて世界中の数億人に“その瞬間”の感動をお届けする。責任の重圧も相当ではあるけれど、その分やり遂げた充実感もひとしお。それが、オリンピックを担当する醍醐味でしょうか」

「力技」と「感性」-困難を極める設置

一口に「大型映像」と言っても、そのサイズは様々である。小さいもので230インチ(高さ3.5m×幅4.6m)、メインスタジオ用クラスの大きなものとなると740インチ(高さ9.2m×幅16.5m)にもなる。これほど大きな機器だからこそ、納入にも独自のノウハウがあると後藤は言う。そもそもアストロビジョンは、畳1枚ほどの面積があり、150キロを越えるようなLEDディスプレイのモジュールを沢山積み上げることで、ひとつの大画面を構成している。16個のユニットを4×4で積み上げる300インチクラスの場合、約8~10名のチームが丸一日がかりで設営をおこなう。

北京大会の舞台裏

まさに建設工事の「力技」で作業を進めなくてはならないのだ。さらに冬季の場合となると、設置場所が雪で覆われることも考慮しなければならない。実際の納入前には風の強さ、ちょっとした段差などについても十分な検討をした上で現場に臨む。そしていざ「力技」が完了したら、今度は通電し、LED画面全体の色バランスを調整する「感性」の世界へ。必ず専門の技術スタッフが最終的な画質調整を施して、ようやく稼動準備は完了となる。

北京大会の舞台裏
北京大会の舞台裏

テストイベントで期待はさらに高まる

北京でのパナソニックのアストロビジョン設置作業は着々と進行した。昨年12月には、300インチ(高さ4.6m×幅6.1m)のアストロビジョンを納入した北京大学の体育館で、実際にその場所で競われるオリンピック競技、卓球の国際試合がおこなわれた。これは、オリンピックで実際に使用する各会場にて、本番で使用する機材や運営段取りを試すためにおこなわれる、BOCOG(北京オリンピック組織委員会)の「テストイベント」のひとつだ。が、その緊張感はオリンピック本番さながら。さすがに国民的スポーツとして注目度が高い卓球ということもあって、会場は大いに盛り上がりを見せた。

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