London 2012

オリンピック大会の舞台裏

オリンピック大会の舞台裏

オリンピックの映像革新を支える続ける放送技術
「デジタル放送システム」

山本 耕司

山本 耕司
パナソニック株式会社 AVCネットワークス社
イメージング事業グループ
プロフェッショナルAVビジネスユニット
オリンピック推進担当

オリンピックの国際映像には、常に時代を牽引する先進の取り組みがおこなわれている。例えば、1992年のバルセロナ大会では、史上初のデジタルによる高画質な映像制作がスタート。そこには、パナソニックの革新的なD-3デジタルVTRシステムが使用された。それ以降におこなわれた各大会においても、パナソニックが開発した最新のデジタル映像システムがオリンピックの国際映像制作をサポートし続けている。ロンドン大会では、パナソニックのハイクオリティなHDフォーマットである「AVC-Intra」が公式フォーマットとして導入された。さらに、3Dライブ放送の実現をサポートするなど、新たなデジタル映像の世界をまたひとつ切り開いた。

長年にわたり築き上げてきた信頼

1992年のバルセロナ大会において、パナソニックのD-3デジタルVTRが使用された。これが、オリンピックの国際映像として初のデジタル制作の始まりだ。以降、1996年アトランタ、1998年長野、2000年シドニーと、3大会続けてIBC(国際放送センター)の元請けとして放送システムの設計から構築までを担当。2004年のアテネでは、パナソニックが開発した圧縮方式「DVCPRO HD」によるHD放送への取り組みがスタートし、2008年の北京ではフルHD放送が実現した。

ロンドン大会の舞台裏

世界から多くの放送局が集結するIBC。10万時間にもおよぶ放送コンテンツが制作・配信されるこの場所において、作業に支障が起きることは許されない。パナソニックの放送システムが長年にわたりオリンピックの国際映像制作に使用されてきた背景には、たゆまぬ技術革新と、高い品質に裏打ちされた信頼を構築してきたという、何よりの証である。

ロンドン大会の舞台裏
ロンドン大会の舞台裏

初の3Dライブ放送、そして新たなソリューションへ

視聴者数でオリンピック放送の記録を塗りかえたロンドン大会の開会式。そこには、パナソニックの2つのチャレンジがあった。ひとつは、新しく開発した最新のフルHDフォーマット「AVC-Intra100」。フルHDの映像を従来より劣化させずに編集できる圧縮技術が、ロンドン大会で公式フォーマットとして導入された。そしてもうひとつのチャレンジが、3Dライブ放送である。パナソニックは二眼式レンズ部が1台のカメラに入ったカメラレコーダーを開発。より臨場感ある3D映像の撮影を実現した。オリンピックの国際映像制作に関わってきたパナソニックの山本耕司は言う。「3D映像による開会式を見たとき、この技術はスポーツだけじゃなく、例えば遠隔医療など、様々な分野に応用できると感じました」
オリンピックでの成功が、新たなソリューションを生み出し、活用される日へ、パナソニックの放送技術へのチャレンジは続く。

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