Nagano 1998

オリンピック大会の舞台裏

オリンピック大会の舞台裏

各会場で観客たちを盛りあげた
「大型映像表示装置 アストロビジョン」

20世紀最後のオリンピックとなった長野冬季大会。3度目のオリンピックを迎えた日本では、大会成功が義務づけられ、選手にはメダルのプレッシャーが大きくのしかかっていた。その緊迫感は長野で映像・音響システムを担当していたパナソニック・チームも強く感じていた。パナソニックの後藤喜行は「各会場に設置したアストロビジョンが、長野の観客に認知され、選手と観客が一体となってきている。この最後のジャンプ団体でも、アストロビジョンを使って会場を盛り上げよう」とチームを鼓舞した。

ビジョンを通じて伝わる選手達の緊迫感

団体は日本チームそのものが「史上最強」と呼ばれ、金メダルが確実視されていた。しかし、1本目、期待された原田が、猛烈な吹雪の中、アプローチの姿勢を保つことさえ難しい状況で、失速。チームは1位から4位に転落してしまう。運命の2本目。最初のジャンパー岡部が137mの大ジャンプで再び日本を1位に押し上げた。続く斎藤も不利な追い風の中、持ち前のテクニックで124mまで飛距離を伸ばした。そして原田。アストロビジョンには、スタート地点の原田の姿が映し出された。原田の視界を遮り横殴りに降る雪。吹雪の凄まじさは画面を見れば、一目瞭然だった。

長野大会の舞台裏

3万人の大観衆が固唾を飲んで見守る中、原田はアプローチからスピードに乗って勢いよく飛び出した。猛吹雪の中、まるでスローモーションのように飛行する原田。その身体はK点を飛び越え、その遥か先に着地した。137mのバッケンレコード!最後は若きエース船木。大画面には「船木…船木…」とうわごとのように繰り返す原田の表情がクローズアップされる。

長野大会の舞台裏
長野大会の舞台裏

寒い長野を熱くした感動のフィナーレ

船木は低く飛び出し、美しいフォームから125mのジャンプ。自身の記録を電光掲示板で確認すると、両手を突き上げて反り返るように倒れた。原田が抱きつき、岡部、斎藤が折り重なるように倒れこむ。日本にとって記念すべき100個目の金メダル獲得の瞬間だった。船木のガッツポーズ、滞空時間の長い里谷のコザック、清水の弾丸スタート……閉会式の会場では、長野冬季オリンピックのハイライトがアストロビジョンに放映された。思い出のシーンを振り返るメインスタジアムの大観衆。そしてラスト、画面に映し出されたのは、海の向こうのソルトレイクシティ市民の笑顔だった。

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