SPORTS CHANGE MAKERS

2020-03-11

プレイベント in Mirror Field開催

パナソニックは、2021年8月23日開催予定のSPORTS CHANGE MAKERS最終プレゼンテーションに向けて、プレイベント in Mirror Fieldを2021年3月9日に開催した。当日はパナソニックセンター東京を本会場に、オンライン上に再現されたパナソニックセンター東京からも多くのメディアが参加した。

登壇者左からパナソニック 川合悠加、東京2020組織委員会アドバイザー 澤邊芳明氏、パナソニック 福田泰寛、京都工芸繊維大学 横瀬健斗氏、東京2020組織委員会 スポーツディレクター小谷実可子氏、ITジャーナリスト 林信行氏

SPORTS CHANGE MAKERS取組紹介

冒頭、本プロジェクトリーダーの福田泰寛より“SPORTS CHANGE MAKERS”の取り組みを説明し、「本プロジェクトを通じて、東京2020大会だけではなく、オリンピック・パラリンピックへの貢献や、スポーツ全体の価値も向上していきたい」、「スポーツを通じたよりよい社会の実現へとつながるプロジェクトを目指していきたい」と述べた。

本プロジェクトリーダーの福田泰寛による“SPORTS CHANGE MAKERS”の取り組みの紹介

国際オリンピック委員会(IOC)からのビデオメッセージ

本プロジェクトに協力しているIOCのテレビ&マーケティング・サービス部門 マネージング・ディレクター ティモ・ルメさんは「『SPORTS CHANGE MAKERSプロジェクト』は、若い人々がスポーツの未来に関わり、スポーツとテクノロジーの力を使って壁を超えようと挑戦しており」、「IOCの中核となる使命とまさに合致しています」、(この取り組みは)「私たちの共通価値である、オリンピックを超えて社会へ革新的な形で貢献するための素晴らしい取り組み事例です。」と期待を寄せた。

IOCのテレビ&マーケティング・サービス部門 マネージング・ディレクター ティモ・ルメ氏からのビデオメッセージ

国際パラリンピック委員会(IPC)からのビデオメッセージ

本プロジェクトに協力しているIPCのチーフブランド&コミュニケーションオフィサーのクレイグ・スペンスさんは「よりインクルーシブな世界にするためにスポーツを活用するというIPCのビジョンを受け入れているSPORTS CHANGE MAKERS の取り組みについてとても心を躍らせている。テクノロジーの力を活用して、誰もがアクセスできる、よりインクルーシブな世界を作りましょう。」と期待を寄せた。

IPCのチーフブランド&コミュニケーションオフィサーのクレイグ・スペンス氏からのビデオメッセージ

「Mirror Field」紹介

本プロジェクトのテクニカルディレクターの北島ハリーより、「Mirror Field」を紹介し、「コロナ禍、そしてデジタル技術を軸としたコミュニケーションが加速していく日本を見据え、リアルとバーチャルが融合するこの世界観を、イベントのモデルケースとして8月の最終プレゼンテーションでも推進していきたい」と述べた。

北島ハリーによる「Mirror Field」のデモンストレーション

昨今の新型コロナウイルスの感染拡大によるリモートワークの拡大や、デジタル技術の発展による5G技術や、XR技術など、新たな価値体験の提供が加速していくことで、日々の私たちの働き方や過ごし方は大きく変化している。一方で、イベント実施においては、臨場感を持った体験をどのように提供していくかは未だに大きな課題となっている。

最終プレゼンテーションにおいても、このコロナ禍においてより多くの人にどこまで臨場感を持って学生たちの熱い想いを伝えていけるか、という点が課題となっており、その解決手法として今回新たに開発したのがリアルとバーチャルの壁を超えて体験することのできるイベントモデル「Mirror Field」。8月に予定している最終プレゼンテーションでも「Mirror Field」を用いたイベントを予定している。

パネルディスカッション

SPORTS CHANGE MAKERS予選を勝ち抜いた日本代表の京都工芸繊維大学 横瀬健斗さん、東京2020組織委員会 スポーツディレクター小谷実可子さん、東京2020組織委員会 アドバイザーの澤邊芳明さんをお迎えし、パナソニック川合悠加も加わり、ITジャーナリスト 林信行さん進行の下、「スポーツ×テクノロジーでバリアを超えることができるのか」をテーマにパネルディスカッションが行われた。

「SPORTS CHANGE MAKERS」の”Mirror Field”に関して小谷さんは、 「動きを通してバーチャルの方々の気持ちも分かるので、一体感を感じました」と語った。「SPORTS CHANGE MAKERS」の”スポーツとテクノロジーでバリアを超えよう”という趣旨に対して、澤邊さんは「身体的な障害」を引き合いに出しながら「障害を持っている人のバリアを取っていくことが、多くの方に役立つツールのヒントになるのではと感じる」、「そういうイノベーションを生む土台としてスポーツの役割もあるのではないかと思っています」とコメントした。

最後に林さんは、「テクノロジーは新たな可能性を切り開いたり、バリアを乗り越えたりすることに貢献してくれるもの」、「(一方で)スポーツは皆さんに感動や元気を与えるもの」、「このふたつが合わさることで新しいものが次々と生まれてくると感じました。この8月、実際テクノロジーでどうやったら新しいスポーツの楽しみ方が生まれるのか、引き続き注目したいです」とまとめた。

各国代表の決意表明

SPORTS CHANGE MAKERS予選を勝ち抜いた中国代表、欧州代表、米国代表からビデオメッセージで8月に予定している最終プレゼンテーションに向けての力強い決意を述べた。

決意表明をする日本代表 横瀬健斗氏

会場から参加した日本代表の横瀬健斗さんは、未来の子供達に向けて、自分の経験を元に、スポーツを楽しめる何かを作れないかとアイデアの一端を説明し、「8月まで残り僅かですが、自分の経験やコンセプトは大事にとっておいて、より魅力的に人々に届くように進めていきたいと思っています。」と静かだが熱い意気込みを語り、プレイベントの幕を閉じた。

SPORTS CHANGE MAKERSのこれまでの軌跡を記録したプロジェクト動画を観る

パナソニックは、映像音響機器のオリンピックおよびパラリンピックのワールドワイドパートナーです。