SPORTS CHANGE MAKERS

2021-04-08

日本代表:意気込みを語る

日本代表の横瀬健斗さんの超えたい壁は「目で見るだけでなく体験することで、よりスポーツの素晴らしさを感じることができる」。2021年3月9日に開催したSPORTS CHANGE MAKERSプレイベント in Mirror Field内で、未来の子供達に向けて、自分の経験を元に、スポーツを楽しめる何かを作れないかという思いを語った、横瀬さんの様子と全文を紹介する。

改めまして、日本代表に選んでいただいた横瀬健斗です。今アイデアの全てをお話しすることは出来ないけれど、それに到るまでの経緯を少しお話ししたいと思います。

今、他の3ヵ国のチームのメッセージがありましたが、他のチームのアイデア・提案と日本代表としての僕の提案は、決定的に1つ違う点があります。それは、僕がこのプロジェクトにチームとしてではなくて、あくまで1人の個人として参加をしたということです。だからこそ、このプロジェクトを始めるにあたって、自分の過去、僕はずっとサッカーをやっていましたが、過去の記憶や思い出みたいなものが、凄くこのプロジェクトの背景、思いとして反映されています。

今、10年20年経って、スポーツをやっていた時から時間が経って、振り返って、自分がサッカーをしてきた、していた時を思い返すと、一番自分がサッカー、或いはスポーツというものを楽しんでいた、或いは一番美しいと思っていた瞬間は、例えばテレビ等で上手い人のプレーを観るということではなく、グラウンドで陽が沈むまでずっとサッカーを友達とやっていたり、或いは公園で休みの日に知っている人・知らない人も含めて一緒にボールを蹴ったり、時には木陰でゲームをしたり、ご飯を食べたりというもの。その様な、もう少し日常の些細な人とのコミュニケーションだったと、それこそ正に自分のスポーツの原点だったと思っています。

だから、このプロジェクトを考え始めるに当たって、僕はターゲットとして子ども達を選んで、というのも、かつての自分のような人達、つまり今2021年を生きる子ども達に向けて、何かよりスポーツを楽しむことが出来る機会を作れないか。そして、彼らが僕と同じ様に10年20年経った後に、その記憶、スポーツの体験を振り返って、それがとても尊くて、かけがえのないものだったと思えるような、そういう体験が作れないかと思って、今回このプロジェクトに参加をして、ここまで1年と少しチームの方達と一緒に改善を重ねてきました。

8月まで残り僅か、中々厳しい状況が続く中ではありますけれど、その大元の自分の経験・コンセプトというものは大事に取っておいて、これからそれがより魅力的に人々に届くように進めていきたいと思っています。