「CrossLead」の導入事例 日本航空株式会社様

クリエイティブにおけるコンプライアンス遵守

同社の広告宣伝物には、客室乗務員(CA)がたびたび登場するが、CA役のモデルとは、主に1年単位で契約しているそうだ。

「契約期間を過ぎたモデルの写真を広告に使用すると、当然契約違反になってしまいます」(栗原氏)

「CrossLead」には、データの公開・ダウンロードを制限する機能がある。また、同社の要望に合わせて、使用期限および使用期限チェックを属性情報として必須入力する仕様にしているため、契約期間の管理を徹底することができる。

「『CrossLead』に登録されたデータ属性情報には、モデルの名前や写真の貸し出し先の情報も入れているので、対象の画像が含まれているデータをすぐに見つけることができます。また、『お知らせ機能』もあるので、万が一、写真の使用を止める事態が生じた場合でも、すぐに関係者に連絡できます」(大屋氏)

一つの宣伝素材が、新聞・雑誌・交通広告・Web・イベントなど、さまざまな媒体に派生する可能性もあり、契約・権利の管理は厳重に行う必要があるそうだ。

「写真等の宣伝素材の契約期間や使用範囲の管理には特に気を遣っています」(栗原氏)

本社のデジタルサイネージで表示されている広告

本社のデジタルサイネージで
表示されている広告

ハワイ直行便のポスター(取材時の情報)

ハワイ直行便のポスター
(取材時の情報)

見積・発注・納品・検収情報の紐付け

次のステップは、「CrossLead」のワークフロー機能を使って、制作会社との検収申請・承認業務をシステム上で完結することだ。これにより、担当者がメールなどのツールを使って個別に行っていた業務の平準化を図ることが可能となる。日々、多くの広告宣伝物の制作・制作進行管理業務におわれる宣伝部にとって、ワークフロー化によって付帯作業の効率化につながることが期待されている。
そして、「CrossLead」では、納品物を見積番号など同社固有の番号と紐付けて管理できる。加えて、仕様書・見積書データそのものも一緒に管理できるので、品質管理・コスト適正化の観点でも効果が期待されている。

「CrossLead」の導入前と導入後の作業工程イメージ

導入後はデータに加え、納品・検収結果も「CrossLead」で確認できるようになった

クラウド基盤の利便性と安全性の両立

同社では、「CrossLead」の基盤として、クラウド(IaaS)を選択した。その理由として栗原氏は、外部の制作会社の利用に加え、海外のJALグループとのデータの共有を挙げた。

「日本における少子化、人口減といった背景下、これからは海外のお客様に向けて宣伝活動を強化していこう、という狙いがあります」(栗原氏)

「CrossLead」に登録されたデータについては、グローバルでの活用を想定し、属性情報の英語・アルファベット併記なども対応している。

クラウドファースト時代と言われながらも、セキュリティ面でクラウドの導入を躊躇する企業が多い、ということも事実ではあるが、パナソニックでは、同社に安定・セキュアな基盤環境で「CrossLead」を使用してもらえるように、24時間365日の「ワンストップサービス」を提供している。

コンテンツ・文書管理 システムの基本構成イメージ

パナソニックのクラウド基盤サービス「RaCvice(ラクビス)」を使用
> 「RaCvice」の詳細情報はこちら

最後に、栗原氏に「CrossLead」活用の広がりの可能性について質問した。

「たとえば、商品企画部では、機内食の写真を持っていますが、フォルダーを分けて管理すれば、『CrossLead』に取り込むこともできるのではないでしょうか」

会社の中には、さまざまなコンテンツが分散しているが、統一されたシステムを使用することで、情報共有の輪が広がる可能性がある。
パナソニックでは今後も同社に対し、ICT技術を生かした情報と人の仕事のつながりを叶えるソリューションの提案を続けていく。

【お客様プロフィール】日本航空株式会社様

日本航空株式会社様ロゴ

設立:1951年、本社:東京都品川区東品川、グループ会社数:137社、従業員数(単体):11,449名、従業員数(連結)32,753名(会社数・従業員数は2017年3月現在の情報)。「世界で一番お客さまに選ばれ、愛される航空会社」をスローガンに、日本と世界の空をつなぎ、国際線:571路線、国内線:143路線で航空運送事業を展開。また、航空運送事業以外にも、整備、貨物輸送、旅客販売など多角的に事業を展開している。

※ 本文中に記載されている内容は、2017年10月の取材時点のものです。