「Location Data Analyzer」のコラム 業務課題を見える化し、効率化を実現する位置情報サービス(1/2)

位置情報サービス開発の背景

2018年に創業100周年を迎えるパナソニックグループは、更なる発展に向けて事業の進化に取り組んでいます。当社はパナソニックグループの一員として、ICT技術、IoT技術、 AI・Analytics(分析)技術、BPOをコアとしたソリューションで、お客様の事業に貢献することをミッションに掲げています。昨今、人口減少による人手不足対策として、働き方改革による生産性向上が社会的な課題となっています。そこで、当社では、オフィスや工場など様々な場面での生産性向上実現を目指し、IoT技術を使って、ヒトやモノの位置情報を把握することができるサービスをリリースしました。

位置情報サービスとは

当社の位置情報サービスは、Bluetooth Low Energy(BLE)の電波を発信するデバイス(以下、ビーコン)を利用してヒトやモノの位置情報を収集することを実現しています。位置情報を収集するデバイスとしては、精度の違いはありますが、GPS、Wi-Fi、超音波など様々なものがあります。複数のデバイスの中から、当社がビーコンを採用したのは、既存のネットワーク環境を使い短期間で安価にサービス提供ができることが主な理由です。

ビーコンを使った位置情報サービスの仕組みとして、大きく2つのパターンがあります。

■ ビーコン移動型

ビーコンをヒトやモノに付けて専用のビーコン電波受信機を建屋に設置します。この受信機の位置で、ビーコンを付けたヒトやモノの位置を特定します。

オフィスの例

建物内に設置した受信機で人や物に取り付けられたビーコンの電波を受信し、位置情報を把握。
オフィスの在席管理や介護施設などの職員・入居者・利用者の所在管理を行うことができます。

■ ビーコン固定型

この場合はビーコンを建屋にメッシュ上に配置してヒトやモノにはスマホを保有、取り付けします。スマホで複数のビーコン電波を受信し、クラウド側で強度を計算することでヒトやモノの動きを把握することが可能です。ただしオフィスや工場、ヒトやモノの動きなど様々な場面、用途に応じてビーコン電波の発信間隔と強度、受信機アンテナのチューニングを行う必要があります。特に工場などの現場ではビーコン電波を遮蔽する金属設備や柱もあり、現場で設置場所の調整にノウハウと経験を要します。

大型小売店の例

スマートフォンなどのモバイル端末で、建屋内に設置されたビーコンの電波を受信することで、移動した場所や軌跡を確認。
店舗での従業員・来店客、工場での作業員の動線の見える化・分析を行うことができます。

■ 位置情報の活用方法

位置情報の活用方法も2パターンあります。

  • ヒトやモノを検索してリアルタイムに位置を把握する方法
    当社はフリーアドレスオフィスでの社員検索や、貸し出し機器の位置確認などができるアプリケーションを提供しています。
  • 収集した位置情報を集計、分析する方法
    位置情報はCSVファイルに出力し、集計することが可能です。顧客の多様で複雑な分析要件には、当社のデータサイエンティストが個別に対応します。例えば、福岡を拠点にコア技術である金属加工を軸にした小ロット製造代行サービスを展開している株式会社三松様では、工場で使用する台車の位置情報管理に利用されています。製造する製品は、材料から完成品となって顧客へ納品されるまで台車で運搬されます。そのため台車にビーコンを付けて位置情報を把握することで、無駄を削減し課題の見える化を実現されています。顧客からのオーダーに応じた台車を生産管理システムで決定しますが、約300台ある台車の中から、該当の台車を探すのに位置情報を利用することで、無駄な時間を削減できています。また製造工程における滞留時間を集計することで、ネックとなっている工程を特定しリードタイムの短縮へ取り組まれています。

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