第14回:シリーズ『実効果を生む働き方改革』(2/2)

「働き方改革」の実践で手にした成果

「会社の風土・意識改革」の成果

パナソニック ソリューションテクノロジーが展開した、「会社の風土・意識改革」に向けた施策の一つは、毎月1回の頻度で課長と部下が1対1で面談する「One on Oneミーティング」の奨励です。

この施策展開によって、各部署におけるOne on Oneミーティングの実施率は60%~90%に達しています。これにより、上司と部下の人間関係が円滑化するとともに、ワークライフバランスのとれた仕事環境が構築され、結果として、社員の定着率も向上し、新卒の採用にも好影響が見られ始めています。

働き方改革の実践で見えてきた課題

上述したように、働き方改革によって数々の成果は得られたものの、一方で、新たな課題もすでに見えてきています。例えば、柔軟な働き方については、コミュニケーションの活性化が、どのような成果に結びついているかがまだトレースできていません。そのため、コミュニケーションを見える化する仕組みと、そのアウトプットを把握するための仕組みの構築が必要とされています。

労働生産性の向上についても、長時間労働は減少したものの、現場業務が集中してしまうときの「繁忙感」を完全に解消する施策はまだ十分とはいえません。お客様との取引の関係上、この問題を解決するのは難しいといえますが、それでも方策がないわけではなく、今日のテクノロジーを駆使しながら、業務効率化の取り組みをさらに洗練させ、強化できれば解決は可能と見ています。

課題の解決策を探って取り組みを高度化

本シリーズの前回でも触れましたが、パナソニック ソリューションテクノロジーの事業戦略の1つは、製品の自社内利用や評価を通じてノウハウを蓄積し、それを製品と一体となったソリューションとして提供することです。

これまで述べてきた働き方改革の取り組みは、そうした事業戦略の一環でもあり、その取り組みを通じて、働き方改革の推進に有効なITソリューションを作り上げ、活用ノウハウをすでに獲得しています。具体的には、下記の5つの課題に対応するITソリューションを作り上げ、活用を進めています。

  1. “仕事は「いつでも」「どこでも」可能”を実現すること
  2. 働き方の現状や改善効果を見える化すること
  3. 新たな環境下でもコミュニケーション量を維持・増加させること
  4. 社員の繁忙感を和らげること
  5. 働き方改革の取り組みを社内的に啓発、浸透させること

では、これらの課題を解決するために、パナソニック ソリューションテクノロジーでは具体的にどのようなITソリューションを作り上げ、活用し、成果を積み上げているのでしょうか。次回以降は、その詳細を紹介します。

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